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カイプロリス点滴静注用10mg/カイプロリス点滴静注用40mg(商标名 Kyprolis)(六)
2017-11-19 12:14:23 来源: 作者: 【 】 浏览:5788次 评论:0
未変化体の尿中への排泄は投与量の1%未満であった。投与量の約30%がペプチド結合の開裂した代謝物であるM14及びM15として尿中に排泄された。未変化体及び代謝物の糞中への排泄は1%未満であった。

(注)本剤の承認された用法・用量とは異なる。(「用法・用量」の項参照)

5. 腎機能障害患者(参考:外国人でのデータ)

(1)
正常腎機能(Ccr:>80mL/分、8例)、軽度腎機能障害(Ccr:50~80mL/分、9例)、中等度腎機能障害(Ccr:30~<50mL/分、5例)、重度腎機能障害(Ccr:<30mL/分、5例)、血液透析が必要な腎機能障害(8例)を有する多発性骨髄腫患者にカルフィルゾミブ15mg/m2を点滴静注したとき、カルフィルゾミブのCmax及びAUCは腎機能低下の影響を受けなかった。ペプチド結合の開裂した代謝物であるM14及びM15のAUCは腎機能障害の重症度に応じて上昇した。

(注)本剤の承認された用法・用量とは異なる。(「用法・用量」の項参照)

(2)
**正常腎機能(Ccr:≧75mL/分、13例)、血液透析が必要な腎機能障害(10例)を有する多発性骨髄腫患者にカルフィルゾミブ20mg/m2、27mg/m2又は56mg/m2を30分かけて点滴静注したとき、正常腎機能患者と比較して、血液透析が必要な腎機能障害患者におけるAUClastは約33~40%高値を示したものの、腎機能障害によるAUClastの上昇は概ね変動係数(24.8~143.9%)の範囲内であった。ペプチド結合の開裂した代謝物であるM14及びM15のAUCは腎機能障害患者において上昇した。

(注)本剤の承認された用法・用量とは異なる。(「用法・用量」の項参照)

6. 肝機能障害患者(参考:外国人でのデータ)
正常肝機能、軽度、中等度、重度肝機能障害*を有する進行性悪性腫瘍患者に28日間を1サイクルとし、1サイクル目の1、2日目は20mg/m2、8、9、15及び16日目は27mg/m2、2サイクル目の1、2、8、9、15及び16日目は56mg/m2を30分かけて点滴静注したときの1サイクル目の16日目及び2サイクル目の1日目における薬物動態パラメータを以下に示す。正常肝機能患者と比較して、軽度及び中等度肝機能障害患者におけるAUClastは、それぞれ約40~44及び5.5~23%高値を示したものの、肝機能障害によるAUClastの上昇は概ね変動係数(33.1~100.5%)の範囲内であり、肝機能障害の重症度に応じたAUClastの上昇は認められなかった。なお、重度肝機能障害を有する患者は4名組入れられたが、敗血症性ショック(1例)、多臓器不全(1例)、急性肝不全(1例)による死亡、及び急性腎不全による本剤の投与中止(1例)(4例とも本剤との因果関係は否定された)により薬物動態解析のための採血を実施することはできず、重度肝機能障害患者の組入れを中止した。

*:NCI-ODWG(National Cancer Institute - Organ Dysfunction Working Group)基準による分類

試験日(日):(第1サイクル)16
投与量:27mg/m2
肝機能:正常(n=10)
Cmax(ng/mL):1090±796
AUClast(ng・hr/mL):405±164

試験日(日):(第1サイクル)16
投与量:27mg/m2
肝機能:軽度(n=14)
Cmax(ng/mL):1424±700
AUClast(ng・hr/mL):584±227

試験日(日):(第1サイクル)16
投与量:27mg/m2
肝機能:中等度(n=9)
Cmax(ng/mL):1107±503
AUClast(ng・hr/mL):500±170

試験日(日):(第2サイクル)1
投与量:56mg/m2
肝機能:正常(n=8)
Cmax(ng/mL):2055±1029
AUClast(ng・hr/mL):951±546

試験日(日):(第2サイクル)1
投与量:56mg/m2
肝機能:軽度(n=8)
Cmax(ng/mL):3190±1818
AUClast(ng・hr/mL):1328±852

試験日(日):(第2サイクル)1
投与量:56mg/m2
肝機能:中等度(n=5)
Cmax(ng/mL):2308±1102
AUClast(ng・hr/mL):1003±470

平均値± 標準偏差

(注)本剤の承認された用法・用量とは異なる。(「用法・用量」の項参照)

7. 薬物相互作用

(1)
カルフィルゾミブはCYP3Aを阻害し、Ki値は1.7μmol/Lであった。その他のCYP分子種(CYP1A2、2C8、2C9、2C19及び2D6)を阻害せず、CYP1A2及び3Aを誘導しなかった(in vitro)。

(2)
固形がん患者(17例)にCYP3Aの基質であるミダゾラム2mgとカルフィルゾミブ27mg/m2を併用投与したとき、カルフィルゾミブはミダゾラムの薬物動態に影響を及ぼさなかった。(参考:外国人でのデータ)

(注)本剤の承認された用法・用量とは異なる。(「用法・用量」の項参照)

臨床成績

1. レナリドミド及びデキサメタゾン併用

(1) 国内第I相試験(ONO-7057-05試験)3)
前治療歴が1回以上の再発又は難治性の多発性骨髄腫患者26例に、本剤注1)、レナリドミド注2)及びデキサメタゾン注3)を併用投与した。奏効率は、88.5%[90%信頼区間:72.8~96.8%](完全奏効1例、最良部分奏効5例、部分奏効17例(国際骨髄腫ワーキンググループ基準に基づく治験責任医師判定))であった。なお、事前に設定した閾値は66.7%であった。

(2) 海外第III相試験(PX-171-009試験)4)
前治療歴が1~3回の再発又は難治性の多発性骨髄腫患者注4)792例(各群396例)に対して、レナリドミド注2)及びデキサメタゾン注3)の併用(Ldレジメン)とLdレジメンに本剤注1)を上乗せしたCLdレジメンを比較した。主要評価項目である無増悪生存期間の結果(中央値[95%信頼区間])は、CLd群で26.3[23.3~30.5]ヵ月、Ld群で17.6[15.0~20.6]ヵ月であり、Ld群に対してCLd群で統計学的に有意な延長を示した

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