ZANOSAR IV Infusion 1g(Streptozocin)链佐星菌素注射液,ザノサー点滴静注用1g
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作成又は改訂年月
**2015年11月改訂(第4版)
*2015年2月改訂
日本標準商品分類番号
874219
日本標準商品分類番号等
国際誕生年月
1982年5月
薬効分類名
抗悪性腫瘍剤
承認等
販売名
ザノサー点滴静注用1g
販売名コード
4219406D1026
承認・許可番号
承認番号
22600AMX01315000
商標名
ZANOSAR IV Infusion 1g
薬価基準収載年月
2014年11月
販売開始年月
*2015年2月
貯法・使用期限等
貯 法
遮光、2~8℃保存
使用期限
外箱に表示の使用期限内に使用すること
注 意
【取扱い上の注意】の項参照
規制区分
劇薬
処方箋医薬品注)
注)注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
成分・含量
1バイアル中ストレプトゾシン1.0g
添加物
無水クエン酸220mg、pH調整剤
性状
色調・剤形
微黄白色~微黄色の塊又は粉末
pH
3.5~4.5(本剤1バイアルを水9.5mLに溶解時)
浸透圧比注1
約1(本剤1バイアルを生理食塩液500mLに溶解時)
注1:生理食塩液に対する比
一般的名称
注射用ストレプトゾシン
警告
本剤の投与は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ実施すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人〔「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照〕
効能又は効果
膵・消化管神経内分泌腫瘍
効能又は効果に関連する使用上の注意
【臨床成績】の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。
用法及び用量
下記用法・用量のいずれかを選択する。
(1) 5日間連日投与法:
通常、成人にはストレプトゾシンとして1回500mg/m2(体表面積)を1日1回5日間連日点滴静脈内投与し、37日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。
(2) 1週間間隔投与法:
通常、成人にはストレプトゾシンとして1回1,000mg/m2(体表面積)を1週間ごとに1日1回点滴静脈内投与する。なお、患者の状態により適宜増減するが、1回の投与量は1,500mg/m2(体表面積)を超えないこと。
用法及び用量に関連する使用上の注意
1.
本剤投与の際は、腎毒性を軽減するために輸液を行い、尿量確保に注意すること。
2.
本剤は、いずれの投与量においても1回量を30分~2時間かけて点滴静脈内投与すること。
3.
本剤の投与にあたっては、以下の基準を参考に必要に応じて、休薬、減量、中止又は増量すること。
<休薬基準>
5日間連日投与法において、以下に示した程度の副作用が認められた場合は、休薬すること。
副作用:好中球数減少
程度:500/mm3未満の場合、1,500/mm3以上に回復するまで休薬する。
副作用:発熱性好中球減少症
程度:Grade3注2の場合、回復するまで休薬する。
副作用:血小板数減少
程度:5万/mm3未満の場合、10万/mm3以上に回復するまで休薬する。
副作用:非血液毒性(肝転移を有する患者では、γ-GTPを除く)
程度:Grade3注2の場合、Grade2注2以下に回復するまで休薬する。
副作用:血清クレアチニン上昇
程度:施設基準値の1.5倍を超える場合、1.5倍以下に回復するまで休薬する。
1週間間隔投与法において、以下に示した程度の副作用が認められた場合は、休薬すること。
副作用:好中球数減少
程度:1,500/mm3未満の場合、1,500/mm3以上に回復するまで休薬する。
副作用:発熱性好中球減少症
程度:Grade3注2の場合、回復するまで休薬する。
副作用:血小板数減少
程度:10万/mm3未満の場合、10万/mm3以上に回復するまで休薬する。
副作用:非血液毒性(肝転移を有する患者では、γ-GTPを除く)
程度:Grade3注2の場合、Grade2注2以下かつ毒性が許容可能となるまで休薬する。
副作用:血清クレアチニン上昇
程度:施設基準値の1.5倍を超える場合、1.5倍以下に回復するまで休薬する。
副作用:総ビリルビン上昇
程度:施設基準値の1.5倍を超える場合、1.5倍以下に回復するまで休薬する。
副作用:AST及びALT上昇
程度:施設基準値の2.5倍を超える場合、2.5倍以下に回復するまで休薬する。肝転移を有する患者では施設基準値の5倍を超える場合、5倍以下に回復するまで休薬する。
副作用:血清尿素窒素上昇
程度:30mg/dLを超える場合、30mg/dL以下に回復するまで休薬する。
副作用:悪心・嘔吐
程度:Grade3注2の場合、Grade2注2以下に回復するまで休薬する。
<減量基準>
1週間間隔投与法において、以下に示した程度の副作用が認められた場合は、休薬後の投与再開時に、投与量を1段階(250mg/m2)ずつ減量すること。ただし、750mg/m2未満での投与及び減量後の増量は行わないこと。
副作用:好中球数減少
程度:500/mm3未満
副作用:発熱性好中球減少症
程度:Grade3注2
副作用:血小板数減少
程度:5万/mm3未満
副作用:非血液毒性(肝転移を有する患者では、γ-GTPを除く)
程度:Grade3注2
副作用:血清クレアチニン上昇
程度:施設基準値の1.5倍を超える場合