IMIGRAN Kit Subcutaneous Injection(Sumatriptan Succinate)琥珀酸舒马普坦注射器,イミグランキット皮下注3mg
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作成又は改訂年月
* 2016年9月改訂(第5版)(下線:改訂箇所)
2015年1月改訂(第4版)
日本標準商品分類番号
87216
日本標準商品分類番号等
国際誕生年月
1991年4月
薬効分類名
5-HT1B/1D受容体作動型片頭痛治療剤
承認等
販売名
イミグランキット皮下注3mg
販売名コード
2160402G1026
承認・許可番号
承認番号
21900AMX01749
商標名
IMIGRAN Kit Subcutaneous Injection 3mg
薬価基準収載年月
2007年12月
販売開始年月
2008年2月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存、遮光
(本剤はカートリッジパックによって遮光されている。)
使用期限
包装に表示
規制区分
劇薬
処方箋医薬品
(注意-医師等の処方箋により使用すること)
組成
本剤はスマトリプタンコハク酸塩注射液をシリンジに充填したキット製剤である。
容量(1シリンジ中)
0.5mL
成分
スマトリプタンコハク酸塩含量(スマトリプタンとして) 4.2mg(3.0mg)
添加物
塩化ナトリウム
性状
性状
無色~淡黄色澄明の液
pH
4.2~5.3
浸透圧比
約1(生理食塩液に対する比)
一般的名称
スマトリプタンコハク酸塩
Sumatriptan Succinate
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.
心筋梗塞の既往歴のある患者、虚血性心疾患又はその症状・兆候のある患者、異型狭心症(冠動脈攣縮)のある患者[不整脈、狭心症、心筋梗塞を含む重篤な虚血性心疾患様症状があらわれることがある]
3.
脳血管障害や一過性脳虚血性発作の既往のある患者[脳血管障害や一過性脳虚血性発作があらわれることがある]
4.
末梢血管障害を有する患者[症状を悪化させる可能性が考えられる]
5.
コントロールされていない高血圧症の患者[一過性の血圧上昇を引き起こすことがある]
6.
重篤な肝機能障害を有する患者[本剤は主に肝臓で代謝されるので、重篤な肝機能障害患者では血中濃度が上昇するおそれがある]
7.
エルゴタミン、エルゴタミン誘導体含有製剤、あるいは他の5-HT1B/1D受容体作動薬を投与中の患者[「相互作用」の項参照]
8.
モノアミンオキシダーゼ阻害剤(MAO阻害剤)を投与中、あるいは投与中止2週間以内の患者[「相互作用」の項参照]
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
片頭痛、群発頭痛
効能又は効果に関連する使用上の注意
1.
本剤は国際頭痛学会による片頭痛、群発頭痛診断基準(「参考」の項参照)により「前兆のない片頭痛」、「前兆のある片頭痛」あるいは群発頭痛と確定診断が行われた場合にのみ投与すること。特に次のような患者は、くも膜下出血等の脳血管障害や他の原因による頭痛の可能性があるので、本剤投与前に問診、診察、検査を十分に行い、頭痛の原因を確認してから投与すること。
(1)
今までに片頭痛又は群発頭痛と診断が確定したことのない患者
(2)
片頭痛又は群発頭痛と診断されたことはあるが、片頭痛又は群発頭痛に通常見られる症状や経過とは異なった頭痛及び随伴症状のある患者
2.
家族性片麻痺性片頭痛、孤発性片麻痺性片頭痛、脳底型片頭痛あるいは眼筋麻痺性片頭痛の患者には投与しないこと。
用法及び用量
片頭痛及び群発頭痛発作の頭痛発現時に、通常、成人にはスマトリプタンとして1回3mgを皮下投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
ただし、1回3mg、1日6mgを超えないこと。
片頭痛
1回の頭痛発作において、初回投与で頭痛が軽減した場合には、24時間以内に起こった次の発作に対して追加投与することができるが、2回の投与の間には少なくとも1時間の間隔をおくこと。
群発頭痛
1日2回の発作に投与することができるが、2回の投与の間には少なくとも1時間の間隔をおくこと。
用法及び用量に関連する使用上の注意
1.
本剤は頭痛発現時にのみ使用し、予防的には使用しないこと。
2.
本剤投与により全く効果が認められない場合は、その発作に対して追加投与をしないこと。このような場合は、再検査の上、頭痛の原因を確認すること。
3.
本剤は皮下注射のみに使用し、静脈内投与はしないこと。[静脈内投与により血管攣縮をおこす可能性がある]
4.
スマトリプタン製剤を組み合わせて使用する場合には少なくとも以下の間隔をあけて投与すること。
(1)
注射液投与後に錠剤あるいは点鼻液を追加投与する場合には1時間以上
(2)
錠剤投与後に注射液を追加投与する場合には2時間以上
(3)
点鼻液投与後に注射液を追加投与する場合には2時間以上
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
虚血性心疾患の可能性のある患者(例えば、虚血性心疾患を疑わせる重篤な不整脈のある患者、閉経後の女性、40歳以上の男性、冠動脈疾患の危険因子を有する患者)[不整脈、狭心症、心筋梗塞を含む重篤な虚血性心疾患様症状があらわれるおそれがある]
2.
てんかん様発作の既往歴のある患者あるいはてんかん様発作発現を来す危険因子のある患者(脳炎等の脳疾患のある患者、痙攣の閾値を低下させる薬剤を使用している患者等)[てんかん様発作が発現したとの報告がある(「相互作用」の項参照)]
3.
肝機能障害のある患者[本剤は主に肝臓で代謝されるので、重篤な肝機能障害患者では血中濃度が上昇するおそれがある]
4.
腎機能障害のある患者[本剤は腎臓を介して排泄されるので、重篤な腎機能障害患者では血中濃度が上昇するおそれがある]
5.
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
6.
スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴のある患者[