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注射用头孢哌酮钠Sulperazon for Intravenous Use (Sulbactam Sodium )スルペラゾン静注用
2014-10-28 09:48:20 来源: 作者: 【 】 浏览:445次 评论:0

スルペラゾン静注用0.5g/ スルペラゾン静注用1g/ スルペラゾンキット静注用1g

头孢哌酮钠注射剂
Sulperazon for Intravenous Use (Sulbactam Sodium )
スルペラゾン静注用

有效成分:Sulbactam Sodium 头孢哌酮钠
生产厂家:辉瑞日本法人
适合病症:头孢类抗生素
批准上市时间:1986年
商品条码
药品形状:冻干粉
有效成分量:0.5g / 1g / 支
最小包装单位容量:10支 / 盒

作成又は改訂年月


 

** 2012年10月改訂 (第10版)

 

* 2009年6月改訂

 

日本標準商品分類番号

 

876139

 

日本標準商品分類番号等

 

 

 

 

再審査結果公表年月(最新)
1993年9月(静注用0.5g、静注用1g)
再評価結果公表年月(最新)
2004年9月(静注用0.5g、静注用1g)
国際誕生年月
1986年4月

 

薬効分類名

 

β-ラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤

 

承認等

 

販売名
スルペラゾン静注用0.5g

 

販売名コード

 

6139500F1024

 

承認・許可番号

 

 

承認番号
(61EM)1710
商標名
Sulperazon for Intravenous Use 0.5g

 

薬価基準収載年月

 

 

1986年6月

 

販売開始年月

 

 

1986年6月

 

貯法・使用期限等

 

 

 

 

 

貯法 
室温保存
使用期限
最終年月を外箱等に記載

 

規制区分

 

 

 

処方せん医薬品注)
注)注意-医師等の処方せんにより使用すること

 

組成

 

 

 

1バイアル中:
有効成分
日局 スルバクタムナトリウム 0.25g(力価)
日局 セフォペラゾンナトリウム 0.25g(力価)

 

性状

 

 

 

 

 

本剤は白色~帯黄白色の塊又は粉末で、用時溶解して用いるバイアル入り、またはキット(プラスチック容器入り)の静注用製剤である。本剤はにおいはなく、味はわずかに苦く、水又は生理食塩液に溶けやすい。
pH
4.5~6.5(1g(力価)/10mL、蒸留水)
本剤を下記溶解液に溶解したときの浸透圧比は次のとおりである。

 

浸透圧比の表

 
溶解液  日局 注射用水  日局 生理食塩液  日局 生理食塩液  日局 ブドウ糖注射液5%  日局 ブドウ糖注射液5% 
濃度  1g(力価)/10mL  1g(力価)/10mL  1g(力価)/100mL  1g(力価)/10mL  1g(力価)/100mL 
pH  5.7  5.8  5.8  6.0  5.3 
浸透圧比注) 約2  約3  約1  約3  約1 

注:生理食塩液に対する比


販売名
スルペラゾン静注用1g

 

販売名コード

 

6139500F2020

 

承認・許可番号

 

 

承認番号
(61EM)1711
商標名
Sulperazon for Intravenous Use 1g

 

薬価基準収載年月

 

 

1986年6月

 

販売開始年月

 

 

1986年6月

 

貯法・使用期限等

 

 

 

 

 

貯法 
室温保存
使用期限
最終年月を外箱等に記載

 

規制区分

 

 

 

処方せん医薬品注)
注)注意-医師等の処方せんにより使用すること

 

組成

 

 

 

1バイアル中:
有効成分
日局 スルバクタムナトリウム 0.5g(力価)
日局 セフォペラゾンナトリウム 0.5g(力価)

 

性状

 

 

 

 

 

本剤は白色~帯黄白色の塊又は粉末で、用時溶解して用いるバイアル入り、またはキット(プラスチック容器入り)の静注用製剤である。本剤はにおいはなく、味はわずかに苦く、水又は生理食塩液に溶けやすい。
pH
4.5~6.5(1g(力価)/10mL、蒸留水)
本剤を下記溶解液に溶解したときの浸透圧比は次のとおりである。

 

浸透圧比の表

 
溶解液  日局 注射用水  日局 生理食塩液  日局 生理食塩液  日局 ブドウ糖注射液5%  日局 ブドウ糖注射液5% 
濃度  1g(力価)/10mL  1g(力価)/10mL  1g(力価)/100mL  1g(力価)/10mL  1g(力価)/100mL 
pH  5.7  5.8  5.8  6.0  5.3 
浸透圧比注) 約2  約3  約1  約3  約1 

注:生理食塩液に対する比


販売名
スルペラゾンキット静注用1g

 

販売名コード

 

6139500G1070

 

承認・許可番号

 

 

承認番号
22100AMX00933
商標名
Sulperazon Kit for Intravenous Use 1g

 

薬価基準収載年月

 

 

2009年9月

 

販売開始年月

 

 

2009年12月

 

貯法・使用期限等

 

 

 

 

 

貯法 
室温保存
使用期限
最終年月を外箱等に記載

 

規制区分

 

 

 

処方せん医薬品注)
注)注意-医師等の処方せんにより使用すること

 

組成

 

 

 

 

 

 

1キット中:
上室:有効成分
日局 スルバクタムナトリウム 0.5g(力価)
日局 セフォペラゾンナトリウム 0.5g(力価)
下室:溶解液
日局 生理食塩液 100mL
1つのプラスチック容器に隔壁を設けて、上室に粉末抗生物質、下室に溶解液(生理食塩液)を充填した注射剤。

 

性状

 

 

 

 

 

本剤は白色~帯黄白色の塊又は粉末で、用時溶解して用いるバイアル入り、またはキット(プラスチック容器入り)の静注用製剤である。本剤はにおいはなく、味はわずかに苦く、水又は生理食塩液に溶けやすい。
pH
4.5~6.5(1g(力価)/10mL、蒸留水)
本剤を下記溶解液に溶解したときの浸透圧比は次のとおりである。

 

浸透圧比の表

 
溶解液  日局 注射用水  日局 生理食塩液  日局 生理食塩液  日局 ブドウ糖注射液5%  日局 ブドウ糖注射液5% 
濃度  1g(力価)/10mL  1g(力価)/10mL  1g(力価)/100mL  1g(力価)/10mL  1g(力価)/100mL 
pH  5.7  5.8  5.8  6.0  5.3 
浸透圧比注) 約2  約3  約1  約3  約1 

注:生理食塩液に対する比


 

一般的名称

 

 

注射用スルバクタムナトリウム・セフォペラゾンナトリウム

 

禁忌

 

(次の患者には投与しないこと)

 

 

 

 
本剤の成分によるショックの既往歴のある患者

 

 

 

原則禁忌

 

(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)

 

 

 

 
本剤の成分又はセフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者

 

 

 

効能又は効果

 

 

 

 

 

〈適応菌種〉
本剤に感性のブドウ球菌属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、プロビデンシア・レットゲリ、モルガネラ・モルガニー、インフルエンザ菌、緑膿菌、アシネトバクター属、バクテロイデス属、プレボテラ属
〈適応症〉
敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎

 

 

 

用法及び用量

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  •  
    スルバクタムナトリウム・セフォペラゾンナトリウムとして、通常成人には1日1~2g(力価)を2回に分けて静脈内注射する。小児にはスルバクタムナトリウム・セフォペラゾンナトリウムとして、1日40~80mg(力価)/kgを2~4回に分けて静脈内注射する。
    難治性又は重症感染症には、症状に応じて成人では1日量4g(力価)まで増量し2回に分けて投与する。小児では1日量160mg(力価)/kgまで増量し2~4回に分割投与する。
    <静脈内注射の場合>
    日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。
    <点滴静脈内注射の場合>
    補液に溶解して用いる。(注意:注射用水を用いると溶液が等張にならないため用いないこと)
    <キットの場合>
    用時添付の溶解液にて溶解し、静脈内に点滴注入する。
    1)
    使用時に外袋を開封する。
    2)
    本品を展開する。
    3)
    溶解液部分を手で押して隔壁を開通させる。
    この操作を2~3回繰返して薬剤を完全に溶解する。
    4)
    溶解を確認する。
    開通確認シールをはがす。
     
    なお、溶解後は速やかに使用すること。
  •  

    用法及び用量に関連する使用上の注意

     

     

     

     

  •  
    本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、β-ラクタマーゼ産生菌、かつセフォペラゾン耐性菌を確認し、疾病の治療上必要な最少限の期間の投与にとどめること。
  •  

    使用上の注意

     

    慎重投与

    (次の患者には慎重に投与すること)

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • (1)
    ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
    (2)
    本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
    (3)
    高度の肝障害のある患者[血中濃度半減期が延長するので、投与量・投与間隔に注意すること。]
    (4)
    高度の腎障害のある患者[血中濃度半減期が延長するので、投与量・投与間隔に注意すること。]
    (5)
    経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。]
    (6)
    高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
    (1)
    心臓、循環器系機能障害のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、悪化するおそれがある。]
    (2)
    腎障害のある患者[水分、ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、悪化するおそれがある。]
  •  

     

    重要な基本的注意

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     
    本剤によるショック、アナフィラキシー様症状の発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとること。
    (1)
    事前に既往歴等について十分な問診を行うこと。なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認すること。
    (2)
    投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておくこと。
    (3)
    投与開始から投与終了後まで、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行うこと。特に、投与開始直後は注意深く観察すること。

    相互作用

     

    併用注意

     

    (併用に注意すること)

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    1. 薬剤名等
    利尿剤(フロセミド等)
    臨床症状・措置方法
    類似化合物(他のセフェム系薬剤)との併用により腎障害増強作用が報告されているので、併用する場合には腎機能に注意すること。
    機序・危険因子
    機序は不明だが、利尿剤による脱水などで尿細管細胞へのセフェム薬の取り込みが亢進し、腎毒性を発揮すると考えられている。
    2. 薬剤名等
    アルコール
    臨床症状・措置方法
    ジスルフィラム様作用(潮紅、悪心、頻脈、多汗、頭痛等)があらわれることがあるので、投与期間中及び投与後少なくとも1週間はアルコールの摂取を避けること。
    機序・危険因子
    テトラゾールチオメチル基が、肝におけるエタノールの分解を阻害することで、血中アセトアルデヒドの蓄積が生じ、潮紅、悪心、頻脈、多汗、頭痛などがあらわれることがある。

     

     

    副作用

     

     

    副作用等発現状況の概要

     

     

     
    開発時及び承認後6年間の調査(再審査終了時)において、12,808例中1,023例(7.99%)に副作用又は臨床検査値異常が認められた。副作用の主なものは、下痢(0.75%)、発疹(0.45%)、発熱(0.21%)等であった。臨床検査値異常の主なものは、ALT(GPT)上昇(3.41%)、AST(GOT)上昇(3.18%)、Al-P上昇(1.05%)等であった。1)

    重大な副作用

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    1. ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難等)(いずれも頻度不明注)
    ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
    2. 急性腎不全(頻度不明注)
    急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
    3. 偽膜性大腸炎(頻度不明注)
    偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
    4. 間質性肺炎、PIE症候群(いずれも頻度不明注)
    発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
    5. 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明注)
    中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
    6. 血液障害(頻度不明注)
    溶血性貧血、汎血球減少症、顆粒球減少(無顆粒球症を含む)、血小板減少等の重篤な血液障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
    7. **劇症肝炎(頻度不明注)、肝機能障害(頻度不明注)、黄疸(0.1%未満)
    劇症肝炎等の重篤な肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

     

     

     

    注:自発報告のため頻度不明。

     

    その他の副作用

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • 次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行うこと。
    1. 過敏症注2)(0.1~1%未満)
    発疹(斑状丘疹性皮疹等)、そう痒
    2. 過敏症注2)(0.1%未満)
    蕁麻疹、紅斑
    3. 血液(0.1~1%未満)
    赤血球減少、血小板増多、白血球減少、好酸球増多
    4. 血液(0.1%未満)
    貧血
    5. **肝臓(1%以上)
    AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇
    6. 肝臓(0.1~1%未満)
    ビリルビンの上昇
    7. 消化器(0.1~1%未満)
    下痢、軟便、悪心・嘔吐
    8. 中枢神経(頻度不明注1)
    痙攣
    9. 菌交代(0.1%未満)
    口内炎、カンジダ症
    10. その他(0.1~1%未満)
    発熱注2)
    11. その他(0.1%未満)
    頭痛、血尿
    12. その他(頻度不明注1)
    ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)、低血圧、血管炎、注射部静脈炎、注射部痛
  •  

     

     

    注1:自発報告のため頻度不明。
    注2:発現した場合には投与を中止すること。

     

     

     

    高齢者への投与

     

     

     

     

     

     

     

     

     
    高齢者には、次の点に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
    (1)
    高齢者では一般的に生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすい。
    (2)
    高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある。

     

    妊婦、産婦、授乳婦等への投与

     

     

     

     

     
    妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。
    ヒト母乳中へ移行することが報告されているので、授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。2)

     

    小児等への投与

     

     

     

     

     
    低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない。

     

    臨床検査結果に及ぼす影響

     

     

     

     

     

    1.
    テステープ反応を除くベネディクト試薬、フェーリング試薬、クリニテストによる尿糖検査では偽陽性を呈することがあるので注意すること。
    2.
    直接クームス試験陽性を呈することがあるので注意すること。

     

    過量投与

     

     

     

     

     
    β-ラクタム系抗生物質製剤の脳脊髄液中濃度が高くなると、痙攣等を含む神経系の副作用を引き起こすことが考えられるので、腎障害患者に過量投与された場合は血液透析等を用いて体内から除去すること。

     

    適用上の注意

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    1. 調製時
    本剤の使用に当っては、完全に溶解したことを確認し、溶解後は速やかに使用すること。なお、やむを得ず溶液保存を必要とする場合でも、室温保存で6時間以内に、冷蔵庫保存では48時間以内に使用すること。
    但し、キットの場合は残液を決して使用しないこと。
    (1)
    輸注に際しては、感染に対する配慮をすること(患者の皮膚や器具消毒)。
    (2)
    寒冷期には体温程度に温めて使用すること。
    3. 投与時
    本剤は静脈内にのみ投与し、皮下や筋肉内には投与しないこと。
    4.
    静脈内大量投与により、まれに血管痛、血栓性静脈炎を起こすことがあるので、これを予防するために注射液の調製、注射部位、注射方法などについて十分注意し、注射速度をできるだけ遅くすること。また、血管痛があらわれた場合には、注射部位を変更するか、場合によっては投与を中止すること。

     

    その他の注意

     

     

     

     

     
    幼若ラットに皮下投与した実験において精巣萎縮、精子形成抑制作用が発現したとの報告がある。

     

    薬物動態

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    1. 血中濃度3~6)
    成人患者5例に1g(力価)また健常成人4名に2g(力価)を1時間かけて点滴静注したときのセフォペラゾン、スルバクタムの平均血中濃度の推移は図1のとおりであり、健常成人5名に2g(力価)を5分間かけて静注したときは図2のとおりであった。
    また2g(力価)を1日2回、3日間連続投与したが、ほぼ同じ血中濃度の推移が得られ、蓄積は認められなかった。
    2. 尿中排泄3)
    成人患者5例に1g(力価)を点滴静注した時の平均尿中濃度は、静注後2~3時間でスルバクタム1,704.5μg/mL、セフォペラゾン559.7μg/mLとなり、以後漸減し、投与後12時間までの尿中回収率はスルバクタム72.0%、セフォペラゾン25.3%であった。
    (1) 胆汁内濃度
    成人患者6例に1g(力価)を静注後、25分から2時間25分までの間に測定した総胆管胆汁内濃度は、スルバクタムは2.5~20.8μg/mL、セフォペラゾンは170.8~2,087.5μg/mLであった。
    (2) その他
    喀痰、腹腔内滲出液、虫垂、前立腺、羊水、臍帯血、子宮組織、骨盤死腔液、髄液などへの移行が良好であることが認められている。
    4. 代謝
    本剤中のスルバクタム、セフォペラゾンはいづれもほとんど代謝されることなく、大部分は未変化体として排泄されるが、セフォペラゾンの多くは糞中に、スルバクタムは尿中に排泄される。

     

     

    臨床成績

     

     

     

     

    1. 臨床効果14~17)
    一般臨床試験及び比較臨床試験(1,837症例)における臨床効果の概要は下表のとおりである。成人では1日1~2g(力価)投与例が約70%を占め、投与期間は大部分が1~2週間である。
    また、複雑性尿路感染症、呼吸器感染症、術後感染症に対する比較臨床試験により、本剤の有用性が認められている。
    (表1)
    2. 細菌学的効果14)
    一般臨床試験で細菌学的検討が行われた1496株の菌消失率は81.8%(1224/1496株)であった。また、菌の薬剤感受性及びβ-ラクタマーゼ活性を測定した797株中セフォペラゾン耐性菌注)は385株で、そのうち本剤による菌消失率は72.2%(278/385株)であった。一方、β-ラクタマーゼ高度産生株に対する菌消失率は74.7%(236/316株)であった。

    注:耐性菌はセフォペラゾンのMIC≧25μg/mL(セフォペラゾンディスク感受性-、+に相当)とした。ただし、インフルエンザ菌についてはMIC≧3.13μg/mLとした。

     

     

    臨床成績の表

     

    表1

     
    疾患群  有効例/症例  有効率(%) 
    敗血症・細菌性心内膜炎  16/30  53.3 
    外傷・手術創などの表在性二次感染  81/99  81.8 
    呼吸器感染症
    (肺炎、気管支炎、肺化膿症など) 
    531/640  83.0 
    尿路感染症
    (腎盂腎炎、膀胱炎など) 
    614/843  72.8 
    肝・胆道感染症
    (胆のう炎、肝膿瘍など) 
    34/37  91.9 
    腹膜炎
    (含、骨盤腹膜炎、ダグラス窩膿瘍) 
    53/58  91.4 
    産婦人科領域感染症
    (子宮付属器炎、子宮内感染など) 
    124/130  95.4 
     

     

    薬効薬理

     

     

     

     

     

     

     

  • (1)
    本剤は、ブドウ球菌属などのグラム陽性菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、緑膿菌、インフルエンザ菌、アシネトバクター属などのグラム陰性菌及びバクテロイデス属などの嫌気性菌まで広範囲の抗菌スペクトルを有し、殺菌的に作用する。
    (2)
    β-ラクタマーゼ産生菌を含む複数菌による混合感染の場合にも、スルバクタムのβ-ラクタマーゼ阻害作用によりセフォペラゾンの生体内での安定性を高めて本来の抗菌力を発揮させるので、本剤はセフォペラゾン単独投与時より強い感染防御効果(マウス)が認められている。
  • 2. 作用機序21,22)
    本剤は、スルバクタムがβ-ラクタマーゼのIc、II、III及びIV型を強く、Ia及びV型を軽度に不可逆的に不活性化するため、セフォペラゾンがこれらの酵素により加水分解されることを防ぎ、セフォペラゾン耐性菌にも抗菌力を示す。
    セフォペラゾンは、細菌増殖期の細胞壁合成系のうちペプチドグリカン架橋形成を強く阻害し、殺菌的に作用する。

     

     

    有効成分に関する理化学的知見

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    一般名
    スルバクタムナトリウム(Sulbactam Sodium)
    略号
    SBT
    化学名
    Monosodium(2S,5R)-3,3-dimethy-7-oxo-4-thia-1-azabicyclo[3.2.0]heptane-2-carboxylate 4,4-dioxide
    分子式
    C8H10NNaO5S
    分子量
    255.22
    構造式
    力価
    スルバクタムナトリウムの力価は、スルバクタム(C8H11NO5S)としての量を質量(力価)で示す。
    性状
    スルバクタムナトリウムは白色~帯黄白色の結晶性の粉末である。水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくく、アセトニトリルにほとんど溶けない。
    一般名
    セフォペラゾンナトリウム(Cefoperazone Sodium)
    略号
    CPZ
    化学名
    Monosodium(6R,7R)-7-{(2R)-2-[(4-ethyl-2,3-dioxopiperazine-1-carbonyl)amino]-2-(4-hydroxyphenyl)acetylamino}3-(1-methyl-1H-tetrazol-5-ylsulfanylmethyl)-8-oxo-5-thia-1-azabicyclo[4.2.0]oct-2-ene-2-carboxylate
    分子式
    C25H26N9NaO8S2
    分子量
    667.65
    構造式
    力価
    セフォペラゾンナトリウムの力価は、セフォペラゾン(C25H27N9O8S2)としての量を質量(力価)で示す。
    性状
    セフォペラゾンナトリウムは白色~帯黄白色の結晶性の粉末である。水に極めて溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくい。

     

     

    取扱い上の注意

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • (1)
    製品の品質を保持するため、本品を包んでいる外袋は使用時まで開封しないこと。
    (2)
    次の場合には使用しないこと。
    1)
    外袋が破損しているときや溶解液が漏出しているとき。
    2)
    隔壁の開通前に抗生物質が溶解しているとき。
    3)
    抗生物質が変色しているときや溶解液が着色しているとき。
    (3)
    容器の液目盛りはおよその目安として使用すること。
  •  

     

    包装

     

     

     

     

    スルペラゾン静注用0.5g:10バイアル
    スルペラゾン静注用1g:10バイアル
    スルペラゾンキット静注用1g:10キット

     

    主要文献及び文献請求先

     

     

    主要文献

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    1)
    厚生省薬務局:医薬品研究 25(3):332,1994 [L19970424016]
    2)
    松田 静治ほか:Jpn J Antibiot 38(2):223,1985 [L19961025201]
    3)
    早崎 源基ほか:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):649,1984 [L19961031317]
    4)
    岡田 敬司ほか:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):483,1984 [L19961024105]
    5)
    斎藤 篤ほか:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):192,1984 [L19961025204]
    6)
    熊田 徹平:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):214,1984 [L19961031311]
    7)
    中西 昌美ほか:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):379,1984 [L19970424007]
    8)
    松本 慶蔵ほか:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):368,1984 [L19961025404]
    9)
    露木 建ほか:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):404,1984 [L19961028404]
    10)
    赤沢 信幸ほか:Chemotherapy(Tokyo) 33(6):548,1985 [L19961031309]
    11)
    松田 静治ほか:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):627,1984 [L19961024216]
    12)
    張 南薫ほか:産婦人科の世界 36(8):649,1984 [L19961031318]
    13)
    本廣 孝ほか:Jpn J Antibiot 37(10):1898,1984 [L19961112104]
    14)
    Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4)SULBACTAM/CEFOPERAZONE論文特集号を中心に集計
    15)
    河田 幸道:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):606,1984 [L19961024306]
    16)
    原 耕平ほか:Chemotherapy(Tokyo) 33(2):159,1985 [L19961024106]
    17)
    由良 二郎ほか:Jpn J Antibiot 38(3):643,1985 [L19961025122]
    18)
    横田 健ほか:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):1,1984 [L19961024101]
    19)
    五島 瑳智子ほか:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):38,1984 [L19961024108]
    20)
    川崎 賢二ほか:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):78,1984 [L19961114502]
    21)
    横田 健ほか:Chemotherapy(Tokyo) 32(Suppl.4):11,1984 [L19961024102]
    22)
    Matsubara,N.et al.:Antimicrob Agents Chemother 18(1):195,1980 [L19961202516]

     

    文献請求先

     

     

     

     

     

    ファイザー株式会社 製品情報センター
    〒151-8589 東京都渋谷区代々木3-22-7
    学術情報ダイヤル 0120-664-467
    FAX 03-3379-3053

     

    製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

     

     

     

    製造販売
    ファイザー株式会社
    東京都渋谷区代々木3-22-7

     


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