作成又は改訂年月
**2012年4月改訂(第16版,薬食安通知に基づく使用上の注意の項の改訂)
*2009年8月改訂
日本標準商品分類番号
876132
日本標準商品分類番号等
再審査結果公表年月(最新)
2005年3月
再評価結果公表年月(最新)
2004年9月
効能・効果追加承認年月(最新)
2008年11月
国際誕生年月
1997年4月
薬効分類名
経口用セフェム系抗生物質製剤
承認等
販売名
フロモックス小児用細粒100mg
販売名コード
6132016C1027
承認・許可番号
承認番号
20900AMZ00346
商標名
Flomox
薬価基準収載年月
1997年6月
販売開始年月
1997年6月
貯法・使用期限等
貯 法
遮光・気密容器・室温保存(「取扱い上の注意」の項参照)
使用期限
外箱等に表示(使用期間3年)
基準名
日本薬局方
セフカペン ピボキシル塩酸塩細粒
規制区分*
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成*
成分・含量(1g中):
セフカペン ピボキシル塩酸塩水和物100mg(力価)
添加物:
硬化油,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース,粉末還元麦芽糖水アメ,D-マンニトール,ステアリン酸マグネシウム,アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物),キシリトール,ヒドロキシプロピルセルロース,アルファー化デンプン,含水二酸化ケイ素,三二酸化鉄,トウモロコシデンプン,ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール,香料
性状
性状・剤形:
赤白色の細粒で,芳香があり,味は甘い。
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分によるショックの既往歴のある患者
原則禁忌
(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
本剤の成分又はセフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果/用法及び用量
効能又は効果
1. 小児
<適応菌種>
セフカペンに感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,ペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス属,プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く),アクネ菌
<適応症>
○ 表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症
○ 咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む),急性気管支炎,肺炎
○ 膀胱炎,腎盂腎炎
○ 中耳炎,副鼻腔炎
○ 猩紅熱
2. 成人(嚥下困難等により錠剤の使用が困難な場合)
<適応菌種>
セフカペンに感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,淋菌,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,ペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス属,プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く),アクネ菌
<適応症>
○ 表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症
○ 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,乳腺炎,肛門周囲膿瘍
○ 咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む),急性気管支炎,肺炎,慢性呼吸器病変の二次感染
○ 膀胱炎,腎盂腎炎
○ 尿道炎,子宮頸管炎
○ 胆嚢炎,胆管炎
○ バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎
○ 涙嚢炎,麦粒腫,瞼板腺炎
○ 外耳炎,中耳炎,副鼻腔炎
○ 歯周組織炎,歯冠周囲炎,顎炎
用法及び用量
1. 小児
通常,小児にはセフカペン ピボキシル塩酸塩水和物として1回3mg(力価)/kgを1日3回食後経口投与する。
なお,年齢,体重及び症状に応じて適宜増減する。
2. 成人(嚥下困難等により錠剤の使用が困難な場合)
通常,成人にはセフカペン ピボキシル塩酸塩水和物として1回100mg(力価)を1日3回食後経口投与する。
なお,年齢及び症状に応じて適宜増減するが,難治性又は効果不十分と思われる症例には1回150mg(力価)を1日3回食後経口投与する。
用法及び用量に関連する使用上の注意
1. 本剤の使用にあたっては,耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
2. 本剤は小児用製剤であるが,嚥下困難等により錠剤の使用が困難な場合には成人に使用することができる。その場合は,フロモックス錠の添付文書を参照すること。
使用上の注意**
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1. ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
2. 本人又は両親,兄弟に気管支喘息,発疹,蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
3. 高度の腎障害のある患者[血中濃度が持続するので,投与量を減らすか,投与間隔をあけて使用すること。]
4. 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者,全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。]
5. 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
重要な基本的注意
1. ショックがあらわれるおそれがあるので,十分な問診を行うこと。
2. 本剤を含むピボキシル基を有する抗生物質(セフカペン ピボキシル塩酸塩水和物,セフジトレン ピボキシル,セフテラム ピボキシル,テビペネム ピボキシル)の投与により,ピバリン酸(ピボキシル基を有する抗生物質の代謝物)の代謝・排泄に伴う血清カルニチン低下が報告されている。また,小児(特に乳幼児)においては,ピボキシル基を有する抗生物質の投与により,低カルニチン血症に伴う低血糖があらわれることがあるので,ピボキシル基を有する抗生物質の投与に際してはカルニチンの低下に注意すること。[「重大な副作用」の項参照]
副作用
副作用等発現状況の概要