|
製薬会社:中外製薬株式会社 |
622069401 |
|
2011-7 |
|
英名： |
MIRCERA Injection Syringe 250μg |
|
一般名： |
エポエチン ベータ ペゴル（遺伝子組換え）（Epoetin Beta Pegol (Genetical Recombination)） |
|
 |
この薬の作用と効果について
・赤血球ができるのを助けて、腎臓の病気による貧血を改善します。
（腎臓の病気をなおす薬ではありません） |
注射の前に確認すること
・次のような人は注射のまえに主治医に申し出てください：
以前に薬を飲んで、または注射を受けて、発疹やかゆみ、呼吸困難、冷汗、顔面蒼白などが出たことがある。
心筋梗塞や肺梗塞、脳梗塞など、血栓症にかかっている、以前にかかったことがある。
高血圧症である。
アレルギー体質である。
他の薬を使っている（薬局で買った薬も）。
・この注射を行う期間：
効果を見ながら長期間投与する場合があります。
・注射の方法：
透析をしている方の場合：普通、2週または4週に1回、透析が終わった後に静脈内に注射します。腹膜透析をしている人の場合、皮下に注射する場合もあります。貧血が改善してきたら4週間に1回の間隔になります。
透析をしていない方の場合：普通、2週または4週に1回、静脈内または皮下に注射します。貧血が改善してきたら4週間に1回の間隔になります。
投与の前にアレルギーの有無を確認するための検査をすることがあります。
・その他：
授乳中、妊娠または妊娠の可能性がある方は申し出てください。 |
副作用について
・薬は人によって、目的の効果以外に、望ましくない作用が出る場合もあります。
◎次のような症状に気づいたら、すぐに主治医や薬剤師、看護師に申し出てください：
＜脳出血、高血圧性脳症＞頭痛、意識がもうろうとする、けいれん
＜心筋梗塞＞胸が痛くなる、胸が苦しい
＜ショック、アナフィラキシー様症状＞さむけがする、冷汗が出る、手足がしびれる、立ちくらみ、呼吸困難、胸が苦しい、発疹、じんましん、かゆみ、むくみ、血圧が下がる
＜赤芽球癆＞体がだるい、頭が重い、頭痛、めまい、耳鳴り、階段や坂を登る時の動悸や息切れ
◆次のような症状に気づいたら、早めに主治医や薬剤師、看護師に相談してください：
◇上記のほかに次のような副作用が出ることがあります：
＜血圧上昇＞
＜心房細動＞めまい、胸がドキドキする、動く時の動悸、気を失う
＜心室性期外収縮＞意識の低下、眼の前が暗くなる、胸の異和感、心臓がドキドキする、動悸、脈がとぶ、脈が乱れる
＜湿疹＞
＜肝機能異常＞体がだるい、皮膚や白目が黄色くなる、吐き気、おう吐、食欲不振、かゆみ、尿の色が濃くなる
＜γ-GTP上昇＞
＜悪心・嘔吐＞吐き気、おう吐
＜下痢＞
＜胃炎＞腹痛、下痢、吐き気、おう吐、胸やけ、胃部不快感、食欲不振
＜結腸ポリープ＞
＜好酸球数増加＞＜血小板数減少＞
＜腎機能障害の増悪＞頭痛、顔のむくみ、眼がはれぼったい、尿量が減る
＜関節痛＞関節が痛い
＜背部痛＞背中が痛い
＜めまい＞
＜シャント閉塞・狭窄＞
＜透析回路内残血＞
＜胸部不快感＞胸のあたりが気持ち悪い
＜血中カリウム増加＞
・他にもからだの異常を感じたら、主治医や薬剤師、看護師に相談してください。 |
注射のあとに注意していただくこと
・貧血の症状が回復したからといって、勝手に診察を受けるのを止めないでください。貧血症状がなくなっても、腎臓の病気がなおったわけではありません。
・赤血球ができるのを助けるには、鉄分やビタミンが必要です。鉄剤などの服用の指示がある場合には、指示に従ってきちんと服用してください。
・治療により、気分が良くなったり食欲が増すことがありますが、食事や、水分、鉄分、カリウムのとり方などについては、今までどおり主治医や薬剤師の指示を守ってください。 |
|
