Limethason INTRAVENOUS INJECTION(DEXAMETHASONE PALMITATE)地塞米松棕榈酸酯脂注射液,リメタゾン静注2.5mg
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作成又は改訂年月
** 2015年4月改訂(第14版)D11
* 2011年5月改訂
日本標準商品分類番号
872454
日本標準商品分類番号等
再審査結果公表年月(最新)
2001年12月
薬効分類名
合成副腎皮質ホルモン剤
承認等
販売名
リメタゾン静注2.5mg
販売名コード
2454407A1033
承認・許可番号
承認番号
21800AMX10376
商標名
Limethason INTRAVENOUS INJECTION 2.5mg
薬価基準収載年月
2006年6月
販売開始年月
1988年6月
貯法・使用期限等
貯法
遮光保存,室温保存
有効期間
2年間(外箱及びラベルに表示の使用期限内に使用すること)
規制区分
劇薬
処方箋医薬品注)
注)注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
有効成分〔1管(1mL)中〕
デキサメタゾンパルミチン酸エステル 4.0mg(デキサメタゾンとして2.5mg)
添加物〔1管(1mL)中〕
精製ダイズ油 100mg,精製卵黄レシチン 12mg,濃グリセリン 22.1mg,水酸化ナトリウム 適量,塩酸 適量
性状
性状・剤形
白色のわずかに粘性のある乳濁液で,わずかに特異なにおいがある.
pH
6.5~8.5
浸透圧比
約1(生理食塩液に対する比)
一般的名称
デキサメタゾンパルミチン酸エステル注射液
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
原則禁忌
(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
1.
有効な抗菌剤の存在しない感染症,全身の真菌症の患者〔免疫機能抑制作用により,症状が増悪することがある.〕
2.
消化性潰瘍の患者〔肉芽組織増殖抑制作用により,潰瘍治癒(組織修復)が障害されることがある.〕
3.
精神病の患者〔大脳辺縁系の神経伝達物質に影響を与え,症状が増悪することがある.〕
4.
結核性疾患の患者〔免疫機能抑制作用により,症状が増悪することがある.〕
5.
単純疱疹性角膜炎の患者〔免疫機能抑制作用により,症状が増悪することがある.〕
6.
後のう白内障の患者〔症状が増悪することがある.〕
7.
緑内障の患者〔眼内圧の上昇により,緑内障が増悪することがある.〕
8.
高血圧症の患者〔電解質代謝作用により,高血圧症が増悪することがある.〕
9.
電解質異常のある患者〔電解質代謝作用により,電解質異常が増悪することがある.〕
10.
血栓症の患者〔血液凝固促進作用により,症状が増悪することがある.〕
11.
最近行った内臓の手術創のある患者〔創傷治癒(組織修復)が障害されることがある.〕
12.
急性心筋梗塞を起こした患者〔心破裂を起こしたとの報告がある.〕
13.
コントロール不良の糖尿病の患者〔糖新生促進作用(血糖値上昇)等により,糖尿病が増悪するおそれがある.〕
効能又は効果
関節リウマチ
用法及び用量
通常成人1回1管(デキサメタゾンとして2.5mg)を2週に1回静脈内注射する.
なお,年齢,体重,症状により適宜増減する.
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
感染症の患者〔免疫機能を抑制するため,感染症を増悪させるおそれがある.〕
2.
糖尿病の患者〔症状を増悪させるおそれがある.〕
3.
骨粗鬆症の患者〔症状を増悪させるおそれがある.〕
4.
腎不全の患者〔症状を増悪させるおそれがある.〕
5.
甲状腺機能低下のある患者〔症状を増悪させるおそれがある.〕
6.
肝硬変の患者〔症状を増悪させるおそれがある.〕
7.
脂肪肝の患者〔症状を増悪させるおそれがある.〕
8.
脂肪塞栓症の患者〔症状を増悪させるおそれがある.〕
9.
重症筋無力症の患者〔使用当初,一時症状が増悪することがある.〕
10.
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重要な基本的注意
1.
本剤の投与により,続発性副腎皮質機能不全,消化性潰瘍,糖尿病,精神障害等の重篤な副作用があらわれることがあるので,本剤の投与にあたっては,次の注意が必要である.
(1)
投与に際しては特に適応,症状を考慮し,消炎鎮痛剤,金剤等で抑制できない難治例に使用すること.
(2)
投与中は副作用の出現に対し,常に十分な配慮と観察を行い,また,患者をストレスから避けるようにすること.
(3)
連用後,投与を急に中止すると,ときに発熱,頭痛,食欲不振,脱力感,筋肉痛,関節痛,ショック等の離脱症状があらわれることがあるので,投与を中止する場合には,徐々に減量するなど慎重に行うこと.離脱症状があらわれた場合には,直ちに再投与又は増量すること.
2.
特に,本剤投与中に水痘又は麻疹に感染すると,致命的な経過をたどることがあるので,次の注意が必要である.
(1)
本剤投与前に水痘又は麻疹の既往や予防接種の有無を確認すること.
(2)
水痘又は麻疹の既往のない患者においては,水痘又は麻疹への感染を極力防ぐよう常に十分な配慮と観察を行うこと.感染が疑われる場合や感染した場合には,直ちに受診するよう指導し,適切な処置を講ずること.
(3)
水痘又は麻疹の既往や予防接種を受けたことがある患者であっても,本剤投与中は,水痘又は麻疹を発症する可能性があるので留意すること.
3.
本剤の長期あるいは大量投与中の患者,又は投与中止後6ヵ月以内の患者では,免疫機能が低下していることがあり,生ワクチンの接種により,ワクチン由来の感染を増強又は持続させることがあるので,これらの患者には生ワクチンを接種しないこと.
4.
*副腎皮質ホルモン剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者において,B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があら