DUOTRAV Combination Ophthalmic Solution(Travoprost/Timolol)曲伏前列素噻吗洛尔滴眼液,デュオトラバ配合点眼液
--------------------------------------------------------------------------------
作成又は改訂年月
**2017年4月改訂(第5版)
*2016年4月改訂
日本標準商品分類番号
871319
日本標準商品分類番号等
国際誕生年月
2005年7月
薬効分類名
プロスタグランジンF2α誘導体/β遮断薬配合緑内障・高眼圧症治療剤
承認等
販売名
デュオトラバ配合点眼液
販売名コード
1319820Q1022
承認・許可番号
承認番号
22200AMX00296000
商標名
DUOTRAV Combination Ophthalmic Solution
薬価基準収載年月
2010年6月
販売開始年月
2010年6月
貯法・使用期限等
貯法
遮光・室温保存
*使用期限
外箱及びラベルに表示(2年)
規制区分
処方箋医薬品注)
注)注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
有効成分の名称
トラボプロスト/日局チモロールマレイン酸塩
1mL中の含量
トラボプロスト40μg/日局チモロールマレイン酸塩6.8mg(チモロールとして5mg)
添加物
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40、プロピレングリコール、ホウ酸、D-マンニトール、塩化ナトリウム、塩化ポリドロニウム、pH調節剤2成分
性状
pH
6.5~7.0
浸透圧比
0.9~1.1(0.9%生理食塩液に対する比)
色調・性状
無色~淡黄色澄明の無菌水性点眼液
一般的名称
トラボプロスト/チモロールマレイン酸塩配合点眼液
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
気管支喘息、又はその既往歴のある患者、気管支痙攣、重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者[β-受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、喘息発作の誘発・増悪がみられるおそれがある。]
2.
コントロール不十分な心不全、洞性徐脈、房室ブロック(II、III度)、心原性ショックのある患者[β-受容体遮断による陰性変時・変力作用により、これらの症状を増悪させるおそれがある。]
3.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
緑内障、高眼圧症
効能又は効果に関連する使用上の注意
原則として、単剤での治療を優先すること。
用法及び用量
1回1滴、1日1回点眼する。
用法及び用量に関連する使用上の注意
頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと1),2)。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
肺高血圧による右心不全のある患者[β-受容体遮断による陰性変時・変力作用により、症状を増悪させるおそれがある。]
2.
うっ血性心不全のある患者[β-受容体遮断による陰性変時・変力作用により、症状を増悪させるおそれがある。]
3.
糖尿病性ケトアシドーシス及び代謝性アシドーシスのある患者[アシドーシスによる心筋収縮力の抑制を増強するおそれがある。]
4.
コントロール不十分な糖尿病のある患者[低血糖症状をマスクすることがあるので血糖値に注意すること。]
5.
無水晶体眼又は眼内レンズ挿入眼の患者[のう胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫、及びそれに伴う視力低下を起こすおそれがある。]
6.
眼内炎(虹彩炎、ぶどう膜炎)のある患者[眼圧上昇を起こすおそれがある。]
7.
妊婦、産婦、授乳婦等[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
重要な基本的注意
1.
本剤は1mL中にトラボプロスト40μgとチモロールマレイン酸塩6.8mg(チモロールとして5mg)を含む配合点眼液であり、トラボプロストとチモロールマレイン酸塩双方の副作用が発現するおそれがあるため、適切に本剤の使用を検討すること。
2.
本剤は全身的に吸収される可能性があり、β-遮断剤全身投与時と同様の副作用があらわれることがあるので、留意すること。
3.
本剤の投与により、虹彩や眼瞼への色素沈着(メラニンの増加)による色調変化、あるいは眼周囲の多毛化があらわれることがある。これらは投与の継続によって徐々に進行し、投与中止により停止する。眼瞼色調変化及び眼周囲の多毛化については、投与中止後徐々に消失、あるいは軽減する可能性があるが、虹彩色調変化については投与中止後も消失しないことが報告されている3)。混合色虹彩の患者では虹彩の色調変化は明確に認められるが、暗褐色の単色虹彩の患者(日本人に多い)においても変化が認められている。特に片眼投与の場合、左右眼で虹彩の色調に差が生じる可能性がある。これらの症状については、長期的な情報が十分に得られていないので、患者を定期的に診察し、十分観察すること。投与に際しては、これらの症状について患者に十分説明し、また、眼瞼色調変化、眼周囲の多毛化の予防あるいは軽減のため4)、投与の際に液が眼瞼皮膚等についた場合には、よくふき取るか、洗顔するよう患者を指導すること。
4.
本剤投与中に角膜上皮障害(点状角膜炎、角膜炎、角膜びらん)があらわれることがあるので、しみる、そう痒感、眼痛等の自覚症状が持続する場合には、直ちに受診するよう患者に十分指導すること。
5.
本剤を閉塞隅角緑内障患者に投与する場合は、使用経験がないことから慎重に投与することが望ましい。
6.
縮瞳薬からチモロールマレイン酸塩製剤に切り替えた場合、縮瞳作用の消失に伴い、屈折調整を必要とすることがあることから、本剤投与の際も注意すること。
7.
本剤の点眼後、一時的に霧視があらわれることがあるため、症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意すること。
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
1. 薬剤名等
アドレナリン
ジピベフリン塩酸塩
臨床症状・措置方法
散瞳作用が助長され