用型バルビツール酸誘導体
バルビタール、フェノバルビタール
臨床症状・措置方法
これらの薬剤との併用により、本剤の代謝が促進され血中濃度が減少するおそれがある。
機序・危険因子
これらの薬剤は、本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導する。
6.
薬剤名等
ピモジド
(オーラップ)
キニジン硫酸塩水和物
(硫酸キニジン)
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加し、QT延長、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)などの心血管系の副作用を引き起こすおそれがある。
機序・危険因子
本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。
7.
薬剤名等
麦角アルカロイド
エルゴタミン(エルゴタミン酒石酸塩、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩)含有製剤(クリアミン配合錠、ジヒデルゴット)
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加し、麦角中毒を引き起こすおそれがある。
機序・危険因子
本剤はこれら薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。
8.
薬剤名等
トリアゾラム
(ハルシオン)
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、トリアゾラムの血中濃度が増加し、作用の増強や作用時間延長を引き起こすおそれがある。
機序・危険因子
本剤はトリアゾラムの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。
併用注意
(併用に注意すること)
1. 薬剤名等
抗てんかん薬
フェニトイン
臨床症状・措置方法
フェニトインとの併用により、本剤のCmaxは49%、AUCは69%減少した5)。
本剤との併用により、フェニトインのCmaxは1.7倍、AUCは1.8倍増加した5)。
機序・危険因子
フェニトインは、本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導する。
本剤はフェニトインの代謝酵素(CYP2C9)を阻害する。
2. 薬剤名等
HIVプロテアーゼ阻害薬(インジナビルを除く)
サキナビルメシル酸塩、アンプレナビル、ネルフィナビルメシル酸塩
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加するおそれがある。
これらの薬剤との併用により、本剤の血中濃度が増加するおそれがある。
機序・危険因子
In vitro試験結果において、本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害した6)。
In vitro試験において、これらの薬剤は本剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害した6)。
3. 薬剤名等
非ヌクレオシド逆転写酵素阻害薬(NNRTI)
デラビルジンメシル酸塩
臨床症状・措置方法
これらの薬剤との併用により、本剤の血中濃度が増加するおそれがある。
これらの薬剤との併用により、本剤の血中濃度が減少するおそれがある。
本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加するおそれがある。
機序・危険因子
In vitro試験結果において、これらの薬剤は本剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害した7)。
これらの薬剤は本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導するおそれがある。
In vitro試験結果において、本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害した7)。
4. 薬剤名等
免疫抑制剤
シクロスポリン、タクロリムス水和物
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、シクロスポリンのCmaxは1.1倍、AUCは1.7倍増加した8)。
本剤との併用により、タクロリムスのCmaxは2.2倍、AUCは3.2倍増加した9)。
機序・危険因子
本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。
5. 薬剤名等
クマリン系抗凝血薬
ワルファリンカリウム
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、プロトロンビン時間が1.9倍延長した10)。また、著しいINR上昇を来した症例が報告されている。[「重要な基本的注意」の項参照]
機序・危険因子
本剤はワルファリンの代謝酵素(CYP2C9)を阻害する。
6. 薬剤名等
プロトンポンプ阻害薬
オメプラゾール
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、オメプラゾールのCmaxは2.2倍、AUCは3.8倍増加した11)。
機序・危険因子
本剤はオメプラゾールの代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を阻害する。
7. 薬剤名等
ミダゾラム
HMG-CoA還元酵素阻害薬
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加するおそれがある。
機序・危険因子
In vitro試験において、本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害した7),12)。
8. 薬剤名等
ジアゼパム
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、ジアゼパムのAUCは増加し、血中濃度半減期は延長した13)。
機序・危険因子
本剤はジアゼパムの代謝酵素(CYP3A4及びCYP2C19)を阻害する。
9. 薬剤名等
ゾルピデム
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、ゾルピデムのCmaxは1.2倍、AUCは1.5倍増加した14)。
機序・危険因子
本剤はゾルピデムの代謝酵素(CYP3A4及びCYP2C9)を阻害する。
10. 薬剤名等
スルホニル尿素系血糖降下薬
トルブタミド
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加するおそれがある。
機序・危険因子
本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP2C9)を阻害する。
11. 薬剤名等
ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍薬
ビンクリスチン硫酸塩
ビンブラスチン硫酸塩
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加するおそれがある。
機序・危険因子
本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。
12. 薬剤名等
メサドン塩酸塩
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、メサドンのCmaxが30.7%、AUCが47.2%増加した。
機序・危険因子
本剤はこれらの薬剤の代謝