9. 薬剤名等
オンダンセトロン塩酸塩水和物
臨床症状・措置方法
本剤の鎮痛作用を減弱させるおそれがある。
機序・危険因子
本剤の中枢におけるセロトニン作用が抑制されると考えられる。
10. 薬剤名等
ブプレノルフィン
ペンタゾシン等
臨床症状・措置方法
本剤の鎮痛作用を減弱させるおそれがある。また、退薬症候を起こすおそれがある。
機序・危険因子
本剤が作用するμ-オピオイド受容体の部分アゴニストであるため。
11. 薬剤名等
エチニルエストラジオール含有製剤
臨床症状・措置方法
アセトアミノフェンの血中濃度が低下するおそれがある。
機序・危険因子
エチニルエストラジオールは肝におけるアセトアミノフェンのグルクロン酸抱合を促進すると考えられる。
12. 薬剤名等
エチニルエストラジオール含有製剤
臨床症状・措置方法
エチニルエストラジオールの血中濃度が上昇するおそれがある。
機序・危険因子
アセトアミノフェンはエチニルエストラジオールの硫酸抱合を阻害すると考えられる。
副作用
副作用等発現状況の概要
慢性疼痛及び抜歯後疼痛を有する患者を対象に実施した国内臨床試験における安全性評価対象症例599例中486例(81.1%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主なものは、悪心248例(41.4%)、嘔吐157例(26.2%)、傾眠155例(25.9%)、便秘127例(21.2%)、浮動性めまい113例(18.9%)であった。(承認時)
重大な副作用
1. ショック、アナフィラキシー
頻度不明
ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、喘鳴、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2. 痙攣
0.2%
痙攣があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
3. 意識消失
0.2%
意識消失があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4. 依存性
頻度不明
長期使用時に、耐性、精神的依存及び身体的依存が生じることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。本剤の中止又は減量時において、激越、不安、神経過敏、不眠症、運動過多、振戦、胃腸症状、パニック発作、幻覚、錯感覚、耳鳴等の退薬症候が生じることがあるので、適切な処置を行うこと。また、薬物乱用又は薬物依存傾向のある患者では、厳重な医師の管理下に、短期間に限って投与すること。
5. 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症
頻度不明
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
6. 間質性肺炎
頻度不明
間質性肺炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
7. **間質性腎炎、急性腎障害
頻度不明
間質性腎炎、急性腎障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
8. 喘息発作の誘発
頻度不明
喘息発作を誘発することがある。
9. 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
頻度不明
劇症肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
10. 顆粒球減少症
頻度不明
顆粒球減少症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11. 呼吸抑制
頻度不明
呼吸抑制があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと(「過量投与」の項参照)。
その他の副作用
1. 感染症および寄生虫症
1%未満
腎盂腎炎
2. 血液およびリンパ系障害
1%以上5%未満
貧血
3. 代謝および栄養障害
1%以上5%未満
食欲不振
4. 代謝および栄養障害
1%未満
高脂血症、低血糖症
5. 精神障害
1%以上5%未満
不眠症
6. 精神障害
1%未満
不安、幻覚
7. 精神障害
頻度不明注)
錯乱、多幸症、神経過敏、健忘、離人症、うつ病、薬物乱用、インポテンス、悪夢、異常思考、せん妄
8. 神経系障害
5%以上
傾眠(25.9%)、浮動性めまい(18.9%)、頭痛
9. 神経系障害
1%以上5%未満
味覚異常
10. 神経系障害
1%未満
筋緊張亢進、感覚鈍麻、錯感覚、注意力障害、振戦、筋不随意運動、第4脳神経麻痺、片頭痛
11. 神経系障害
頻度不明注)
運動失調、昏迷、会話障害、運動障害
12. 眼障害
1%未満
視覚異常
13. 眼障害
頻度不明注)
縮瞳、散瞳
14. 耳および迷路障害
1%未満
耳不快感、耳鳴、回転性めまい
15. 心臓障害
1%未満
動悸
16. 心臓障害
頻度不明注)
不整脈、頻脈
17. 血管障害
1%以上5%未満
高血圧、ほてり
18. **血管障害
頻度不明注)
低血圧、起立性低血圧
19. 呼吸器、胸郭および縦隔障害
1%未満
呼吸困難、嗄声
20. 胃腸障害
5%以上
悪心(41.4%)、嘔吐(26.2%)、便秘(21.2%)、