有効成分:日局メロペネム水和物 0.5g(力価)
添加物:乾燥炭酸ナトリウム 104mg
下室(溶解液部分)
生理食塩液100mL
(100mL中 塩化ナトリウム0.9g含有)
性状
上室(抗生剤部分)
形状
結晶性の粉末
色
白色~淡黄色
下室(溶解液部分)
生理食塩液
*添付溶解液で溶解した時のpH及び浸透圧比
pH 浸透圧比 濃度
6.7~8.7 約1 0.5g(力価)/100mL(日局生理食塩液)
6.7~8.7 約1 1g(力価)/100mL(日局生理食塩液)
(浸透圧比:日局生理食塩液対比)
販売名*メロペネム点滴静注用バッグ1g「明治」
販売名コード
6139400G2036
承認・許可番号
承認番号*22700AMX00884000
欧文商標名*MEROPENEM for I.V. Infusion Bag 1g「MEIJI」
薬価基準収載年月
2015年12月
販売開始年月
2015年12月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
外箱等に最終年月表示
基準名
日本薬局方
注射用メロペネム
規制区分
処方箋医薬品注1)
注1)注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
*1キットは、上室(抗生剤部分)と下室(溶解液部分)からなり、次の成分を含有する。
上室(抗生剤部分)
有効成分:日局メロペネム水和物 1g(力価)
添加物:乾燥炭酸ナトリウム 208mg
下室(溶解液部分)
生理食塩液100mL
(100mL中 塩化ナトリウム0.9g含有)
性状
上室(抗生剤部分)
形状
結晶性の粉末
色
白色~淡黄色
下室(溶解液部分)
生理食塩液
*添付溶解液で溶解した時のpH及び浸透圧比
pH 浸透圧比 濃度
6.7~8.7 約1 0.5g(力価)/100mL(日局生理食塩液)
6.7~8.7 約1 1g(力価)/100mL(日局生理食塩液)
(浸透圧比:日局生理食塩液対比)
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1. 本剤の成分によるショックの既往歴のある患者
2. バルプロ酸ナトリウム投与中の患者[「相互作用」の項参照]
原則禁忌
(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
1. 一般感染症
<適応菌種> メロペネムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、髄膜炎菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、バクテロイデス属、プレボテラ属
<適応症> 敗血症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍、骨髄炎、関節炎、扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、眼内炎(全眼球炎を含む)、中耳炎、副鼻腔炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎
2. 発熱性好中球減少症
効能又は効果に関連する使用上の注意
発熱性好中球減少症
(1) 本剤は、以下の2条件を満たす症例に投与すること。
・1回の検温で38℃以上の発熱、又は1時間以上持続する37.5℃以上の発熱
・好中球数が500/mm3未満の場合、又は1000/mm3未満で500/mm3未満に減少することが予測される場合
(2) 発熱性好中球減少症の患者への本剤の使用は、国内外のガイドライン等を参照し、本疾患の治療に十分な経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ実施すること。
(3) 発熱性好中球減少症の患者への使用にあたっては、本剤投与前に血液培養等の検査を実施すること。起炎菌が判明した際には、本剤投与継続の必要性を検討すること。
(4) 発熱性好中球減少症の患者への使用にあたっては、本剤投与の開始時期の指標である好中球数が緊急時等で確認できない場合には、白血球数の半数を好中球数として推定すること。
用法及び用量
本剤の使用に際しては、投与開始後3日を目安としてさらに継続投与が必要か判定し、投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。
(1) 一般感染症 通常、成人にはメロペネムとして、1日0.5~1g(力価)を2~3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、1回1g(力価)を上限として、1日3g(力価)まで増量することができる。
通常、小児にはメロペネムとして、1日30~60mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、重症・難治性感染症には、1日120mg(力価)/kgまで増量することができる。ただし、成人における1日最大用量3g(力価)を超えないこととする。
(2) 発熱性好中球減少症 通常、成人にはメロペネムとして、1日3g(力価)を3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。
通常、小児にはメロペネムとして、1日120mg(力価)/kgを3回に分割し、30分以上かけて点滴静注する。ただし、成人における1日用量3g(力価)を超えないこととする。
用法及び用量に関連する使用上の注意
1. 腎障害のある患者では、下記を目安に本剤の投与量及び投与間隔を調節するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[「慎重投与」の項参照]
Ccr※が50mL/min以下の腎障害患者(成人)の投与量、投与間隔の目安
Ccr(mL/min):26~50投与量、投与間隔:1回あたりの投与量を減量せず12時間毎に投与
Ccr(mL/min):10~25投与量、投与間隔:1回あたりの投与量を