を調節、あるいは本剤、ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンの投与を中止すること。
検査項目:白血球数
数値:1,500/mm3未満に減少
リバビリン:用量変更なし
ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え):減量※
本剤:用量変更なし
数値:1,000/mm3未満に減少
リバビリン:投与中止
ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え):投与中止
本剤:投与中止
検査項目:好中球数
数値:750/mm3未満に減少
リバビリン:用量変更なし
ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え):減量※
本剤:用量変更なし
数値:500/mm3未満に減少
リバビリン:投与中止
ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え):投与中止
本剤:投与中止
検査項目:血小板数
数値:80,000/mm3未満に減少
リバビリン:用量変更なし
ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え):減量※
本剤:用量変更なし
数値:50,000/mm3未満に減少
リバビリン:投与中止
ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え):投与中止
本剤:投与中止
※;ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)の減量時用量
体重(kg):35~45
第1段階(1.0μg/kg)
投与量(μg):40
使用バイアル:50μg/0.5mL用
液量(mL):0.4
第2段階(0.5μg/kg)
投与量(μg):20
使用バイアル:50μg/0.5mL用
液量(mL):0.2
体重(kg):46~60
第1段階(1.0μg/kg)
投与量(μg):50
使用バイアル:50μg/0.5mL用
液量(mL):0.5
第2段階(0.5μg/kg)
投与量(μg):25
使用バイアル:50μg/0.5mL用
液量(mL):0.25
体重(kg):61~75
第1段階(1.0μg/kg)
投与量(μg):70
使用バイアル:100μg/0.5mL用
液量(mL):0.35
第2段階(0.5μg/kg)
投与量(μg):35
使用バイアル:50μg/0.5mL用
液量(mL):0.35
体重(kg):76~90
第1段階(1.0μg/kg)
投与量(μg):80
使用バイアル:100μg/0.5mL用
液量(mL):0.4
第2段階(0.5μg/kg)
投与量(μg):40
使用バイアル:50μg/0.5mL用
液量(mL):0.4
体重(kg):91~120
第1段階(1.0μg/kg)
投与量(μg):100
使用バイアル:100μg/0.5mL用
液量(mL):0.5
第2段階(0.5μg/kg)
投与量(μg):50
使用バイアル:50μg/0.5mL用
液量(mL):0.5
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
2.
中等度の肝機能障害患者〔バニプレビルの血中濃度が上昇することがある。〕(「薬物動態」の項参照)
3.
**B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者〔再活性化するおそれがある。〕(「重要な基本的注意」の項参照)
重要な基本的注意
1.
本剤は、ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンと併用するため、ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンの添付文書に記載されている警告、禁忌、併用禁忌、慎重投与、重要な基本的注意、重大な副作用等の「使用上の注意」を、以下の2.及び3.の注意及び副作用を含めて必ず確認すること。
2.
ヘモグロビン濃度、白血球数、好中球数及び血小板数の血液検査は、投与前及び投与開始8週間は少なくとも毎週、その後は4週間に1度定期的に実施すること。
3.
抑うつ、自殺企図をはじめ、躁状態、攻撃的行動、不眠、不安、焦燥、興奮、攻撃性、易刺激性等の精神神経症状発現の可能性について患者及びその家族に十分理解させ、これらの症状があらわれた場合には直ちに連絡するよう注意を与えること。躁状態、攻撃的行動が他害行為に至ることがある。患者の精神状態に十分注意し、不眠、不安、焦燥、興奮、攻撃性、易刺激性等があらわれた場合には本剤投与を中止するなど、治療継続の可否について慎重に検討すること。また、これらの症状が認められた場合には、投与終了後も観察を継続すること。
4.
**B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者(HBS抗原陰性、かつHBC抗体又はHBS抗体陽性)において、C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、C型肝炎ウイルス量が低下する一方B型肝炎ウイルスの再活性化が報告されている。本剤投与に先立って、B型肝炎ウイルス感染の有無を確認すること。B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者に本剤を投与する場合は、HBV DNA量等のB型肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること。
相互作用
バニプレビルは主にCYP3Aによって代謝される。また、バニプレビルはOATP1B1及びOATP1B3の基質である。(「薬物動態」の項参照)
併用禁忌
(併用しないこと)
1.
薬剤名等
リファンピシン(リファジン)
臨床症状・措置方法
併用初期に肝トランスポーターの阻害によりバニプレビルの血中濃度が上昇するおそれがある。
バニプレビルを高用量で投与したとき、悪心、嘔吐、下痢の発現増加の報告がある。
また、併用継続により代謝酵素が誘導され、併用初期よりもバニプレビルの血中濃度が低下するおそれがある。
機序・危険因子
リファンピシン併用中はOATP1B1及びOATP1B3阻害作用により、バニプレビルの肝取込みが抑制される。また、リファンピシンは反復投与によりCYP3A誘導作用を発現するためバニプレビルの代謝が亢進される。
2.
薬剤名等
リファブチン(ミコブティン)、カルバマゼピン(テグレトール)、フェニトイン(アレビアチン)、フェノバルビタール(フェノバール)、セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort:セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
臨床症状・