炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと)、※蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る)、★※乾癬及び類症〔尋常性乾癬(重症例)、関節症性乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、けい留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群〕、★※掌蹠膿疱症(重症例に限る)、★※扁平苔癬(重症例に限る)、※成年性浮腫性硬化症、※紅斑症(★多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但し、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る)、※粘膜皮膚眼症候群〔開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍〕、天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)、※デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)、※帯状疱疹(重症例に限る)、★※紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)
○★※痒疹群(小児ストロフルス、蕁麻疹様苔癬、固定蕁麻疹を含む)(但し、重症例に限る。また、固定蕁麻疹は局注が望ましい)
○※内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺)、※外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎)
○※急性・慢性中耳炎、※滲出性中耳炎・耳管狭窄症、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、副鼻腔炎・鼻茸、喉頭炎・喉頭浮腫、※喉頭ポリープ・結節、※食道の炎症(腐しょく性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法
○口腔外科領域手術後の後療法
(関節腔内注射)
○関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)
○強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎、変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合)、外傷後関節炎、非感染性慢性関節炎
(軟組織内注射)
○関節周囲炎(非感染性のものに限る)、腱炎(非感染性のものに限る)、腱周囲炎(非感染性のものに限る)
○耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法
○難治性口内炎及び舌炎(局所療法で治癒しないもの)
(腱しょう内注射)
○関節周囲炎(非感染性のものに限る)、腱炎(非感染性のものに限る)、腱しょう炎(非感染性のものに限る)、腱周囲炎(非感染性のものに限る)
(滑液のう内注入)
○関節周囲炎(非感染性のものに限る)、腱周囲炎(非感染性のものに限る)、滑液包炎(非感染性のものに限る)
(ネブライザー)
○気管支喘息
○びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)
○アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、副鼻腔炎・鼻茸、喉頭炎・喉頭浮腫、喉頭ポリープ・結節、食道の炎症(腐しょく性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法
(鼻腔内注入)
○アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、副鼻腔炎・鼻茸、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法
(副鼻腔内注入)
○副鼻腔炎・鼻茸、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法
(鼻甲介内注射)
○アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法
(鼻茸内注射)
○副鼻腔炎・鼻茸
(喉頭・気管注入)
○喉頭炎・喉頭浮腫、喉頭ポリープ・結節、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法
(中耳腔内注入)
○急性・慢性中耳炎、滲出性中耳炎・耳管狭窄症、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法
(耳管内注入)
○滲出性中耳炎・耳管狭窄症
(食道注入)
○食道の炎症(腐しょく性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法
(注)※:経口投与不能時。
★:外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いること。
用法及び用量
(筋肉内注射)
通常、成人にはトリアムシノロンアセトニドとして、1回20~80mgを1~2週おきに筋肉内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
(関節腔内注射、軟組織内注射、腱しょう内注射、滑液のう内注入)
通常、成人にはトリアムシノロンアセトニドとして、1回2~40mgを関節腔内、軟組織内、腱しょう内及び滑液のう内にそれぞれ、注射又は注入する。原則として投与間隔を2週間以上とすること。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
(ネブライザー)
通常、成人にはトリアムシノロンアセトニドとして、1回2~10mgを1日1~3回ネブライザーで投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
(鼻腔内注入、副鼻腔内注入、喉頭・気管注入、中耳腔内注入、耳管内注入)
通常、成人にはトリアムシノロンアセトニドとして、1回2~10mgを1日1~3回鼻腔内、副鼻腔内、喉頭あるいは気管、中耳腔内及び耳管内注入する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
(鼻甲介内注射、鼻茸内注射)
通常、成人にはトリアムシノロンアセトニドとして、1回2~40mgを鼻甲介内及び鼻茸内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
(食道注入)
通常、成人にはトリアムシノロンアセトニドとして、1回2mgを食道注入する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
感染症の患者[免疫機能抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。]
2.
糖尿病の患者[糖新生促進作用等により血糖が上昇し、糖尿病が増悪するおそれがある。]
3.
骨粗鬆症の患者[骨形成抑制作用等により、骨粗鬆症が増悪するおそれがある。]
4.
腎不全の患者[症状が増悪するおそれがある。]
5.
甲状腺機能低下のある患者[症状が増悪するおそれがある。]
6.
肝硬変の患者[脂質代謝に影響し、肝硬変が増悪するおそれがある。また慢性肝疾患患者では、血中半減期の延長がみられ、副作用が起こりやすい。]
7.
脂肪肝の患者[脂質代謝に影響し、脂肪肝が増悪するおそれがある。]
8.
脂肪塞栓症の患者[脂質代謝に影響し、脂肪塞栓症が増悪するおそれがある。]
9.
重症筋無力症の患者[使用当初、一時症状が増悪するこ