の併用は推奨されない。
機序・危険因子
本剤の血中濃度が低下するおそれがある。
4. 薬剤名等
ネビラピン
臨床症状・措置方法
本剤の血中濃度が低下し,ネビラピンの血中濃度が上昇するおそれがある。本剤とネビラピンの併用は推奨されない。
機序・危険因子
ネビラピンがCYP3A4を誘導し,また代謝が阻害されることによる。
5. 薬剤名等
サキナビル
臨床症状・措置方法
効果と安全性に関して,この併用の至適用量は確立されていない。
機序・危険因子
サキナビルの血中濃度が上昇するおそれがある。
6. 薬剤名等
リトナビル
臨床症状・措置方法
本剤とリトナビルを併用する場合,本剤300mgとリトナビル100mgをそれぞれ1日1回食事中又は食直後に投与することが推奨される。
機序・危険因子
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
7. 薬剤名等
ホスアンプレナビルカルシウム水和物
臨床症状・措置方法
ホスアンプレナビル700mg/リトナビル100mg1日2回と本剤300mg1日1回を併用した場合,本剤のCmax,AUCはそれぞれ24%,22%減少した。
機序・危険因子
CYP3A4に対する競合による。
8. 薬剤名等
制酸剤,緩衝作用を有する薬剤
臨床症状・措置方法
本剤はこれらの薬剤投与の2時間前又は1時間後に投与すること。
機序・危険因子
本剤の吸収が抑制されるおそれがある。
9. 薬剤名等
H2受容体拮抗剤
ファモチジン等
臨床症状・措置方法
本剤とこれら薬剤の併用により,本剤の血中濃度が著しく低下し,効果が減弱するおそれがある。H2受容体拮抗剤の影響を減少させるために,必ず本剤とリトナビルを併用して投与し,本剤とH2受容体拮抗剤は可能な限り間隔をあけて投与することが推奨される。また,抗HIV薬による治療経験のある患者に,本剤/リトナビルとテノホビルを併用する場合は,H2受容体拮抗剤の併用は推奨されない。
機序・危険因子
胃内pHの上昇により,本剤の吸収が抑制されるおそれがある。
10. 薬剤名等
アミオダロン
キニジン
リドカイン
三環系抗うつ薬
臨床症状・措置方法
本剤とこれら薬剤の併用により重篤な又は生命に危険を及ぼすような有害事象があらわれるおそれがあり,この併用に関する試験は行われていない。併用する場合には,これらの薬剤の血中濃度のモニタリングを行うことが望ましい。
機序・危険因子
これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
11. 薬剤名等
トラゾドン
臨床症状・措置方法
トラゾドンの血中濃度が上昇するおそれがある。併用する場合には,患者の状態に注意し,必要に応じてトラゾドンの減量を考慮すること。
機序・危険因子
本剤がCYP3A4を阻害する。
12. 薬剤名等
リファブチン
臨床症状・措置方法
リファブチンの作用が増強するおそれがあるので,リファブチンの用法・用量を150mg隔日投与又は1週間に3回投与とすることが推奨される。併用する場合には,副作用のモニタリングを十分に行うこと。
機序・危険因子
本剤がCYP3A4を阻害することにより,リファブチンの血中濃度を上昇させる。
13. 薬剤名等
ワルファリン
臨床症状・措置方法
本剤との併用により重篤な又は生命に危険を及ぼすような出血があらわれるおそれがあり,この併用に関する試験は行われていない。併用する場合には,INRのモニタリングを行うことが望ましい。
機序・危険因子
ワルファリンの血中濃度が上昇するおそれがある。
14. 薬剤名等
ジルチアゼム
臨床症状・措置方法
本剤(400mg1日1回)とジルチアゼム(180mg1日1回)を併用した場合にジルチアゼム及びデスアセチル-ジルチアゼムのCmax,AUCが約2~3倍に増加するとの報告がある。ジルチアゼムを半量に減量して投与することを考慮すること。併用する場合には心電図のモニタリングを行うことが望ましい。
機序・危険因子
本剤の投与により,心電図検査でPR間隔の延長を示すことがある。
ジルチアゼム及びデスアセチル-ジルチアゼムの血中濃度が上昇するおそれがある。
15. 薬剤名等
フェロジピン
ニフェジピン
ニカルジピン
ベラパミル
臨床症状・措置方法
フェロジピン,ニフェジピン,ニカルジピンあるいはベラパミルと本剤を併用する場合にはこれらの薬剤を減量するなど用量に注意すること。併用する場合には心電図のモニタリングを行うことが望ましい。
機序・危険因子
これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
16. 薬剤名等
シルデナフィルクエン酸塩
タダラフィル
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇し,有害事象(低血圧,視覚障害,持続勃起症,失神等)を起こすおそれがある。併用する場合には,有害事象のモニタリングを行うなど注意すること。
機序・危険因子
CYP3A4に対する競合による。
17. 薬剤名等
アトルバスタチン
ロスバスタチン
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
本剤を含むHIVプロテアーゼ阻害薬とこれらの薬剤を併用した場合,横紋筋融解症を含むミオパチー等の事象発現の危険性が高くなる可能性があるので,注意すること。
機序・危険因子
CYP3A4に対する競合による。
18. 薬剤名等
シクロスポリン
タクロリムス
臨床症状・措置方法
併用する場合には,治療域のモニタリングを行うことが望ましい。
機序・危険因子
これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
19. 薬剤名等
テムシロリムス
臨床症状・措置方法
テムシロリムス及びその活性代謝物であるシロリムスの血中濃度が上昇するおそれがある。
機序・危険因子
CYP3A4に対する阻害による。
20. 薬剤名等
クラリスロマイシン
臨床症状・措置方法
本剤(400mg1日1回)とクラリスロマイシ