溶解液
生理食塩液
単位/容量
4.5g(力価)/100mL:pH4.6~6.6、浸透圧比(生理食塩液に対する比)約2
バッグ製品を添付の溶解液に溶解したときの特性値は、次のとおりである。
Na+濃度(mEq/100mL)
20.10
販売名
タゾピペ配合点滴静注用バッグ4.5「ニプロ」
販売名コード
6139505G1049
承認・許可番号
承認番号
22700AMX00958
商標名
TAZOPIPE FOR COMBINATION I.V. INFUSION
薬価基準収載年月
2015年12月
販売開始年月
2015年12月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
容器等に記載
製造後2年6カ月
注意
「取扱い上の注意」参照
規制区分
処方箋医薬品注1)
注1)注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
本剤は、注射剤(用時溶解:上室)本体と、溶解液(生理食塩液:下室)からなるバッグ製品である。
注射剤
有効成分(1キット中)
日本薬局方 タゾバクタム 0.5g(力価)
日本薬局方 ピペラシリン水和物 4.0g(力価)
添加物(1キット中)
炭酸水素ナトリウム※ 0.789g
pH調整剤
※:溶解補助剤として使用しているが、凍結乾燥により炭酸ガス及び水として消失している。
溶解液
成分(100mL中)
日本薬局方 塩化ナトリウム 0.9g
性状
製剤の性状
注射剤
性状
白色~微黄白色の塊又は粉末の凍結乾燥注射剤
溶解液
容器
プラスチックバッグ
溶解時のpH及び浸透圧比
溶解液
生理食塩液
単位/容量
4.5g(力価)/100mL:pH4.6~6.6、浸透圧比(生理食塩液に対する比)約2
バッグ製品を添付の溶解液に溶解したときの特性値は、次のとおりである。
Na+濃度(mEq/100mL)
24.79
一般的名称
注射用タゾバクタム・ピペラシリン(バッグ2.25・バッグ4.5)
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
本剤の成分又はペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
2.
伝染性単核球症の患者[ペニシリン系抗生物質の投与で発疹が出現しやすいという報告がある。]
効能又は効果
1. 一般感染症
**〈適応菌種〉
本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、緑膿菌、アシネトバクター属、ペプトストレプトコッカス属、クロストリジウム属(クロストリジウム・ディフィシルを除く)、バクテロイデス属、プレボテラ属
**〈適応症〉
敗血症、肺炎、腎盂腎炎、複雑性膀胱炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎
2. 発熱性好中球減少症
効能又は効果に関連する使用上の注意
1.
本剤の投与に際しては、原則として感受性を確認し、β-lactamaseの関与が考えられ、本剤に感性の起炎菌による中等症以上の感染症である場合に投与すること。
2.
発熱性好中球減少症
(1)
本剤は、以下の2条件を満たす患者に投与すること。
・1回の検温で38℃以上の発熱、又は1時間以上持続する37.5℃以上の発熱
・好中球数が500/mm3未満の場合、又は1,000/mm3未満で500/mm3未満に減少することが予測される場合
(2)
発熱性好中球減少症の患者への本剤の使用は、国内外のガイドライン等を参照し、本疾患の治療に十分な経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される患者についてのみ実施すること。
(3)
発熱性好中球減少症の患者への使用にあたっては、本剤投与前に血液培養等の検査を実施すること。起炎菌が判明した際には、本剤投与継続の必要性を検討すること。
(4)
発熱性好中球減少症の患者への使用にあたっては、本剤投与の開始時期の指標である好中球数が緊急時等で確認できない場合には、白血球数の半数を好中球数として推定すること。
用法及び用量
○タゾピペ配合静注用2.25「ニプロ」、タゾピペ配合静注用4.5「ニプロ」
1. 一般感染症
**・敗血症、肺炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎及び胆管炎の場合
通常、成人にはタゾバクタム・ピペラシリンとして、1回4.5g(力価)を1日3回点滴静注する。肺炎の場合、症状、病態に応じて1日4回に増量できる。なお、必要に応じて、緩徐に静脈内注射することもできる。
通常、小児には1回112.5mg(力価)/kgを1日3回点滴静注する。なお、必要に応じて、緩徐に静脈内注射することもできる。また、症状、病態に応じて1回投与量を適宜減量できる。ただし、1回投与量の上限は成人における1回4.5g(力価)を超えないものとする。
・腎盂腎炎及び複雑性膀胱炎の場合
通常、成人にはタゾバクタム・ピペラシリンとして、1回4.5g(力価)を1日2回点滴静注する。症状、病態に応じて1日3回に増量できる。なお、必要に応じて、緩徐に静脈内注射することもできる。
通常、小児には1回112.5mg(力価)/kgを1日2回点滴静注する。なお、必要に応じて、緩徐に静脈内注射することもできる。また、症状、病態に応じて1回投与量を適宜減量できる。さらに、症状、病態に応じて1日3回に増量できる。ただし、1回投与量の上限は成人における1回4.5g(力価)を超えないものとする。
2. 発熱性好中球減少症
通常、成人にはタゾバクタム・ピペラシリンとして、1回4.5g(力価)を1日4回点滴静注する。なお、必要に応じて、緩徐に静脈内注射することもできる。
○タゾピペ配合点滴静注用バッグ2.25「ニプロ」、タゾピペ配合点滴静注用バッグ4.5「ニプロ」
1. 一般感染症
**・敗血症、肺炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎及び胆管炎の場合
通常、成人にはタゾバクタム・ピペラシリンとして、1回4.5g(力価)を1日3回点滴静注する。肺炎の場合、症状、病態に応じて1日4回に増量できる。
通常、小児には1回112.5mg(力価)/kgを1日3回点滴静注する。なお、症状、病態に