g/mL) スニチニブ
AUC0-∞
(ng・h/mL) スニチニブ
tmax注)
(h) N-脱エチル体
Cmax
(ng/mL) N-脱エチル体
AUC0-∞
(ng・h/mL) N-脱エチル体
tmax注)
(h)
健康被験者(8例) 26.1±6.5 1917±535 7(6,12) 5.7±1.3 770±106 6(6,12)
重度腎機能障害(8例) 24.6±9.7 1815±1093 8(6,12) 4.7±1.7 629±262 6(4,12)
末期腎不全(8例) 16.1±3.1 1012±288 7(6,12) 4.1±1.2 535±117 6(4,36)
注:中央値(範囲)
臨床成績
1. 国内臨床試験
消化管間質腫瘍7)
承認申請時までの国内第I/II相試験において、メシル酸イマチニブの治療歴を有する消化管間質腫瘍患者(30例)を対象として、本剤50mg/日を4週間連日投与2週間休薬スケジュール(4/2スケジュール)で投与した結果、4例(13.3%)が部分奏効、8例(26.7%)が4コース(22週)以上持続する病状安定化であり、これを合わせたクリニカルベネフィット率は40.0%であった。
(表3参照)
腎細胞癌16)
第II相試験において、腎細胞癌患者(未治療患者群25例、既治療患者群26例)を対象として、本剤50mg/日を4/2スケジュールで投与した結果、未治療患者群の奏効例は12例(48.0%)、既治療患者群の奏効例は12例(46.2%)であった。組織分類では淡明細胞癌が96.1%(49/51)であった。
(表4参照)
膵神経内分泌腫瘍8)
承認申請時までの国内第II相試験において、根治切除不能な進行再発・転移高分化型膵神経内分泌腫瘍(12例)を対象として、本剤37.5mg/日を連日投与した結果、5例(41.7%)が部分奏効、4例(33.3%)が24週以上持続する病状安定化であり、これを合わせたクリニカルベネフィット率は75.0%であった。
(表5参照)
2. 外国臨床試験
消化管間質腫瘍17,18)
1) メシル酸イマチニブの治療に抵抗性又は不忍容の消化管間質腫瘍患者における第I/II相試験
本剤50mg/日を4/2スケジュールで投与された55例中5例(9.1%)が部分奏効、28例(50.9%)が22週以上持続する病状安定化であり、クリニカルベネフィット率は60.0%であった。
無増悪期間中央値は34週(95%信頼区間:22.0-46.0)であった。
2) メシル酸イマチニブの治療に抵抗性又は不忍容の消化管間質腫瘍患者における第III相無作為化二重盲検プラセボ比較試験
本剤50mg/日を4/2スケジュールで投与した結果、第III相試験(スニチニブ群207例、プラセボ群105例)における無増悪期間中央値はスニチニブ群で27.3週、プラセボ群で6.4週であった。奏効率は、それぞれ6.8%(14/207)(95%信頼区間:3.7-11.1)、0%(0/105)であった。(2005年1月時点の中間解析結果)
(表6参照)
図1 独立効果判定機関の評価に基づく無増悪期間(TTP)のKaplan-Meier曲線
腎細胞癌19~21)
1) 腎細胞癌患者(既治療患者群)における第II相試験(2試験)
第II相試験において、腎細胞癌患者(106例注)、63例)を対象として、本剤50mg/日を4/2スケジュールで投与した結果、奏効率はそれぞれ、25.5%(27/106)、36.5%(23/63)であり、無増悪期間中央値はそれぞれ、34.0週(95%信頼区間:24.1-36.0)、37.7週(95%信頼区間:24.0-46.4)であった。組織分類では淡明細胞癌がそれぞれ91.5%(97/106)、87.3%(55/63)であった。
注:2005年1月時点の中間解析結果
2) 腎細胞癌患者(未治療患者群)を対象にインターフェロン アルファ-2aを対照薬とした第III相無作為化比較試験
第III相試験において、本剤(50mg/日、4/2スケジュール)又はインターフェロン アルファ-2a(6週間を1サイクルとして週3回間歇皮下投与、1週目3MU、2週目6MU、3週目以降9MU)を投与した結果、腎細胞癌患者における無増悪生存期間中央値はスニチニブ群で47.3週(95%信頼区間:42.6-50.7)、インターフェロン アルファ-2a群で22.0週(95%信頼区間:16.4-24.0)であった。奏効率はそれぞれ27.5%(103/375)及び5.3%(20/375)であった。組織分類では淡明細胞癌がそれぞれ89.1%(334/375)及び90.4%(339/375)であった。(2005年11月時点の中間解析結果)
(表7参照)
図2 独立効果判定機関の評価に基づく無増悪生存期間(PFS)のKaplan-Meier曲線
膵神経内分泌腫瘍22)
1)
根治切除不能な進行再発・転移高分化型膵神経内分泌腫瘍患者における第III相無作為化二重盲検プラセボ比較試験において、本剤37.5mg/日を連日投与した。本試験(スニチニブ群86例、プラセボ群85例)は、事前に計画された中間解析に必要なイベント数に到達する前に早期中止され、試験中止時における無増悪生存期間中央値はスニチニブ群で11.4ヵ月(95%信頼区間:7.4-19.8)、プラセボ群で5.5ヵ月(95%信頼区間:3.6-7.4)、ハザード比は0.418(95%信頼区間:0.263-0.662)であった。
図3 治験責任(分担)医師の評価に基づく無増悪生存期間(PFS)のKaplan-Meier曲線
表3
投与量 50mg(30例)
奏効率注1)
(95%信頼区間) 13.3%(4例)
(3.8-30.7)
クリニカルベネフィット率注2)
(95%信頼区間) 40.0%(12例)
(22.7-59.4)
完全奏効(CR) 0%
部分奏効(PR) 13.3%(4例)
病状安定化(SD)≧4コース(22週) 26.7%(8例)&n