相手薬剤のフィブリン溶解作用による。
49. 薬剤名等
薬効分類:抗血栓剤
乾燥濃縮人活性化プロテインC
臨床症状・措置方法
相互に出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子(トロンビン)生成阻害作用による。
50. 薬剤名等
薬効分類:抗血栓剤
トロンボモデュリン アルファ
臨床症状・措置方法
相互に出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤のプロテインC活性促進を介したトロンビン生成阻害作用による。
51. 薬剤名等
薬効分類:抗血栓剤
バトロキソビン
臨床症状・措置方法
相互に出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子(フィブリノゲン)分解作用による。
52. 薬剤名等
薬効分類:痛風治療剤
アロプリノール
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素を阻害する。
53. 薬剤名等
薬効分類:痛風治療剤
プロベネシド
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の腎尿細管分泌を阻害し尿中排泄を低下させる。
54. 薬剤名等
薬効分類:痛風治療剤
ベンズブロマロン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素CYP2C9を阻害する。
55. 薬剤名等
薬効分類:酵素製剤
プロナーゼ
ブロメライン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤のフィブリン溶解作用による。
56. 薬剤名等
薬効分類:糖尿病用剤
スルホニル尿素系糖尿病用剤
グリベンクラミド
グリメピリド
クロルプロパミド
トルブタミド等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがある。
また、相手薬剤の血糖降下作用を増強し、低血糖症状があらわれることがある。
併用する場合には相手薬剤の作用増強及び血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素を阻害し、本剤の作用を増強する。
本剤が相手薬剤の肝代謝を阻害し、相手薬剤の作用を増強する。
57. 薬剤名等
薬効分類:抗リウマチ剤
オーラノフィン
臨床症状・措置方法
動物実験でオーラノフィンの急性毒性を増強したとの報告があるので、併用に注意すること。
機序・危険因子
機序不明
58. 薬剤名等
薬効分類:抗リウマチ剤
レフルノミド
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の活性代謝物が本剤の肝薬物代謝酵素CYP2C9を阻害する。
59. 薬剤名等
薬効分類:抗腫瘍剤
アザチオプリン
メルカプトプリン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を減弱することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
なお、相手薬剤が本剤の作用を増強したとの報告もある。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素を誘導する。
本剤の作用増強については、機序不明である。
60. 薬剤名等
薬効分類:抗腫瘍剤
タモキシフェンクエン酸塩
トレミフェンクエン酸塩
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素を阻害する。
61. 薬剤名等
薬効分類:抗腫瘍剤
ゲフィチニブ
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
62. 薬剤名等
薬効分類:抗腫瘍剤
エルロチニブ塩酸塩
臨床症状・措置方法
INR増加、胃腸出血等の報告があるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
63. 薬剤名等
薬効分類:抗腫瘍剤
フルタミド
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
64. 薬剤名等
薬効分類:抗腫瘍剤
フルオロウラシル系製剤及びその配合剤
カペシタビン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素CYP2C9を阻害する。
65. 薬剤名等
*薬効分類:抗腫瘍剤
フルオロウラシル系製剤及びその配合剤
フルオロウラシル
テガフール
テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
また、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウムでは、併用中止後も、本剤の作用が遷延し、出血やINR上昇に至ったとの報告もあるので、十分注意