されている。]
その他の注意
薬剤自身の味である苦味のため苦味感、味覚異常があらわれることがある。
薬物動態
1. ※※生物学的同等性試験
(1) ラスプジン錠0.5mg
ラスプジン錠0.5mgと標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(アゼラスチン塩酸塩として0.5mg)健康成人男子(n=12)に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された1)。
(Mean±S.D., n=12)
*:n=11
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
(2) ラスプジン錠1mg
ラスプジン錠1mgと標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ3錠(アゼラスチン塩酸塩として3mg)健康成人男子(n=14)に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された(昭和55年5月30日 薬審第718号に基づく)2)。
(注)3mg単回経口投与は承認外用量である。
(Mean±S.D., n=14)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
2. ※※溶出挙動
ラスプジン錠0.5mg及びラスプジン錠1mgは、日本薬局方外医薬品規格第3部に定められたアゼラスチン塩酸塩錠の溶出規格にそれぞれ適合していることが確認されている3)4)。
※※薬効薬理
アレルギーに関与するケミカルメディエーター、即ちヒスタミンやロイコトリエン類の肥満細胞等からの遊離を抑制すると共に、抗ヒスタミン作用(H1遮断作用)、抗ロイコトリエン作用をあらわす。
有効成分に関する理化学的知見
構造式:
一般名:アゼラスチン塩酸塩 (Azelastine Hydrochloride)
別 名:塩酸アゼラスチン
化学名:4-[(4-Chlorophenyl)methyl]-2-[(4RS)-(1-methylazepan-4-yl)]phthalazin-1(2H)-one monohydrochloride
分子式:C22H24ClN3O・HCl
分子量:418.36
性 状:白色の結晶性の粉末である。ギ酸に溶けやすく、水又はエタノール(99.5)に溶けにくい。水溶液(1→200)は旋光性を示さない。
融 点:約225℃(分解)
取扱い上の注意
※※安定性試験
最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ月)の結果、ラスプジン錠0.5mg及びラスプジン錠1mgは通常の市場流通下においてそれぞれ3年間安定であることが推測された5)6)。
包装
※※ラスプジン錠0.5mg:100錠(PTP)
ラスプジン錠1mg :100錠、1000錠(PTP) 1000錠(バラ)
主要文献
1)
※※東和薬品株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(錠0.5mg)
2)
東和薬品株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(錠1mg)
3)
※※東和薬品株式会社 社内資料:溶出試験(錠0.5mg)
4)
東和薬品株式会社 社内資料:溶出試験(錠1mg)
5)
※※東和薬品株式会社 社内資料:安定性試験(錠0.5mg)
6)
東和薬品株式会社 社内資料:安定性試験(錠1mg)
※文献請求先・製品情報お問い合わせ先
主要文献(社内資料を含む)は下記にご請求下さい。
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〒571-8580 大阪府門真市新橋町2番11号
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製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
製造販売元
東和薬品株式会社
大阪府門真市新橋町2番11号