与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が血液凝固能を亢進させ、本剤の作用を減弱する。
本剤が相手薬剤の副作用である消化管出血を助長することがある。
32. 薬剤名等
薬効分類:ホルモン剤
甲状腺製剤
レボチロキシンナトリウム水和物等
臨床症状・措置方法
甲状腺機能低下症の患者に相手薬剤を投与し甲状腺機能が正常化すると血液凝固能が低下し、見かけ上本剤の作用が増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤がビタミンK依存性血液凝固因子の異化を促進する。
33. 薬剤名等
薬効分類:ホルモン剤
抗甲状腺製剤
チアマゾール等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがある。
甲状腺機能亢進症の患者に相手薬剤を投与し甲状腺機能が正常化すると血液凝固能が亢進し見かけ上の本剤の作用が減弱することがある。
併用する場合には病態の変化に応じて血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の副作用である低プロトロンビン血症が出血傾向を助長することがある。
甲状腺機能が亢進すると血液凝固因子の合成及び代謝亢進により本剤の作用が増強することがある。相手薬剤投与で甲状腺機能が正常化すると、増強されていた本剤の効果が減弱することがある。
34. 薬剤名等
薬効分類:ホルモン剤
グルカゴン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
35. 薬剤名等
薬効分類:ホルモン剤
蛋白同化ステロイド
ナンドロロンデカン酸エステル等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
36. 薬剤名等
薬効分類:ホルモン剤
ダナゾール
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の作用部位への親和性を増加させる。
相手薬剤がビタミンK依存性凝固因子の異化を促進する。
相手薬剤が抗凝固能を亢進するとの報告がある。
37. 薬剤名等
薬効分類:ホルモン剤
男性ホルモン
メチルテストステロン等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤がビタミンK依存性凝固因子の合成抑制あるいは分解を促進する。
38. 薬剤名等
薬効分類:痔疾用剤
トリベノシド
トリベノシド・リドカイン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
39. 薬剤名等
薬効分類:ビタミン剤
ビタミンK及びビタミンK含有製剤
フィトナジオン(ビタミンK1)
臨床症状・措置方法
本剤の作用を減弱するので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
ビタミンKが本剤のビタミンK依存性凝固因子生合成阻害作用と拮抗する。
40. 薬剤名等
薬効分類:ビタミン剤
ビタミンK及びビタミンK含有製剤
メナテトレノン(ビタミンK2)
臨床症状・措置方法
本剤の作用を減弱するので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
ビタミンKが本剤のビタミンK依存性凝固因子生合成阻害作用と拮抗する。
41. 薬剤名等
薬効分類:ビタミン剤
ビタミンK及びビタミンK含有製剤
経腸栄養剤
高カロリー輸液用総合ビタミン剤等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を減弱するので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
ビタミンKが本剤のビタミンK依存性凝固因子生合成阻害作用と拮抗する。
42. 薬剤名等
薬効分類:抗血栓剤
血液凝固阻止剤
ヘパリンナトリウム
ヘパリンカルシウム
臨床症状・措置方法
相互に抗凝固作用、出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子阻害作用による。
43. 薬剤名等
薬効分類:抗血栓剤
血液凝固阻止剤
低分子量ヘパリン
ダルテパリンナトリウム等
ヘパリノイド
ダナパロイドナトリウム
臨床症状・措置方法
相互に抗凝固作用、出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子(第Xa因子等)阻害作用による。
44. 薬剤名等
*薬効分類:抗血栓剤
血液凝固阻止剤
Xa阻害剤
フォンダパリヌクスナトリウム
エドキサバントシル酸塩水和物
臨床症状・措置方法
相互に抗凝固作用、出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子(第Xa因子)阻害作用による。
45. 薬剤名等
*薬効分類:抗血栓剤
血液凝固阻止剤
抗トロンビン剤
アルガトロバン水和物
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩
臨床症状・措置方法
相互に抗凝固作用、出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子(トロンビン)阻害作用による。
46. 薬剤名等
薬効分類:抗血栓剤
血小板凝集抑制作用を有する薬剤
アスピリン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血小板凝集抑制作用による。
本剤が |