英名:
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Aminotripa No.1 Injection |
一般名:
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高カロリー輸液用 アミノ酸・糖・電解質液
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この薬の作用と効果について
・経口または経腸管からの栄養補給ができないか不十分なときに、水分、電解質、カロリー、アミノ酸を持続的に補給します。 |
注射の前に確認すること
・次のような人は注射のまえに主治医に申し出てください:
以前に薬を飲んで、または注射を受けて、過敏症状(発しん、かゆみなど)が出たことがある。
血液中の電解質濃度が高いと言われている(乏尿、アジソン病、高窒素血症、副甲状腺機能低下症、甲状腺機能低下症、もしくは血液中のカリウム、リン、マグネシウムやカルシウムが高い)。
肝臓、腎臓、心臓もしくはすい臓が悪い、または弱っている。
特定のアミノ酸または糖をとってはいけないと言われている(アミノ酸代謝異常症、遺伝性果糖不耐症)。
血液中で菌が検出されたと言われている(菌血症)。
糖尿病。
脱水症。
尿量が減少している(閉塞性尿路疾患)。
尿崩症と言われている。
ひどいやけどがある。
血液が酸性に傾いていると言われている(アシドーシス)。
・この注射を行う期間:
十分な食事がとれるようになるまで続けます。
・注射の方法:
中心静脈内に持続点滴注入します。その際、必ず必要量のビタミンB1を併用します。
・その他:
授乳中、妊娠中または妊娠している可能性がある方は申し出てください。 |
副作用について
・薬は人によって、目的の効果以外に、望ましくない作用が出る場合もあります。
◎次のような症状に気づいたら、すぐに主治医や薬剤師、看護師に申し出てください:
<アシドーシス>過呼吸(深く大きい呼吸・頻回な呼吸)、意識障害(時に昏睡)、振戦(手足の震え)など。
<悪心・嘔吐>吐き気、吐く。
◆次のような症状に気づいたら、早めに主治医や薬剤師、看護師に相談してください:
◇上記のほかに次のような副作用が出ることがあります:
<発しん>皮膚の吹出もの。
<高血糖>高浸透圧性利尿(ぼーっとする、熱が出る、呼吸が苦しい)、口渇(のどが渇く)。
<高カリウム血症>手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺。
<AST(GOT)、ALT(GPT)、総ビリルビンの上昇>倦怠感、食欲不振、発熱、黄疸、発疹、吐き気・嘔吐、かゆみなど。
<BUNの上昇>血尿、尿量減少、むくみ、全身倦怠感、発熱、関節痛。
<脳浮腫>頭痛、嘔吐、むかむかする、吐きそうな感じがする、一つのものが二つに見える。
<肺水腫>体動時の動悸、呼吸困難、起坐呼吸(横になるより座っている時に呼吸が楽になる)、吐き気、嘔吐、頻脈、ピンク色の泡沫状の痰。
<末梢の浮腫>手足や顔面のむくみ。
<水中毒>全身倦怠感、意識障害(注意力の欠如)、頭痛、悪心・嘔吐、けいれん。
・他にもからだの異常を感じたら、主治医や薬剤師、看護師に相談してください。 |
注射のあとに注意していただくこと
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その他(コメント)
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