製薬会社:大洋薬品工業株式会社 |
640453059 |
2006-11 |
|
 |
この薬の作用と効果について
・発症後48時間以内の脳血栓症に伴う手足のまひ、うまく歩けない、立ち上がれないなどの症状を改善します。
・バージャー病、閉塞性動脈硬化症で血液の流れが悪くなって起こる手足の潰瘍(かいよう)や痛み、冷たい感じを改善します。
・血液中のアンチトロンビンⅢが不足している人が血液透析をおこなうときに、回路内の血液が固まるのを防止します。 |
注射の前に確認すること
・次のような人は注射のまえに主治医に申し出てください:
以前に薬を飲んで、または注射を受けて、発しんやかゆみなどが出たことがある。
出血している、脳塞栓、大梗塞、抗凝固剤・血小板凝集抑制作用を有する薬剤・血栓溶解剤又はフィブリノーゲン低下作用を有する酵素製剤を投与中、肝障害
・この注射を行う期間:
症状をみながら投与の期間を決めていきます
・注射の方法:
発症後48時間以内の脳血栓症には
通常、はじめの2日間は輸液に混ぜて24時間点滴静注します。その後5日間は1日2回、輸液に混ぜて点滴静注します。
バージャー病、閉塞性動脈硬化症には
通常、1日2回、輸液に混ぜて点滴静注します。
血液透析時の血液凝固防止には
通常、1時間あたり0.5本~4本を回路内に循環します。
・その他: |
副作用について
・薬は人によって、目的の効果以外に、望ましくない作用が出る場合もあります。
◎次のような症状に気づいたら、すぐに主治医や薬剤師、看護師に申し出てください:
<出血性脳梗塞>まひ、頭痛、目が見えにくい、しゃべりにくい
<脳出血、消化管出血>頭痛、吐く、意識がうすれる、体の片側がまひする、血を吐く便が黒い
<ショック、アナフィラキシーショック>息苦しい、じん麻疹、動悸
<劇症肝炎、肝機能障害、黄疸>吐く、皮膚や白目が黄色くなる
<血液凝固時間の延長>軽い打撲により血のこぶができる、鼻血、歯ぐきから血が出る、切り傷や採血部位から血が止まりにくい
<出血、血尿>鼻血・歯ぐきの出血、月経の量・回数が多い、尿に血が混じる
<貧血>動悸、息切れ、頭痛、耳鳴り
<白血球減少、血小板減少>発熱、口内炎、出血しやすい
<皮疹、瘙痒、蕁麻疹>発疹、かゆみ
◆次のような症状に気づいたら、早めに主治医や薬剤師、看護師に相談してください:
◇上記のほかに次のような副作用が出ることがあります:
<血管痛>、<血管炎>、<肝機能検査値の異常>、<BUN上昇>、<嘔吐>、<下痢>、<腹痛>、<頭痛>、<手足の疼痛、しびれ>、<ふらつき>、<不整脈>、<心悸亢進>、<熱感>、<潮紅>、<悪寒>、<発熱>、<発汗>、<胸痛>、<呼吸困難>、<浮腫>、<倦怠感>
・他にもからだの異常を感じたら、主治医や薬剤師、看護師に相談してください。 |
注射のあとに注意していただくこと
・この薬を注射したときは、血液のはたらきを検査します。 |
|