パミドロン酸二ナトリウム(Aredia for i.v. Infusion 15mg)
製薬会社:ノバルティス ファーマ株式会社 |
620008795 |
2011-12 |
英名: |
Aredia for i.v. Infusion 15mg |
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この薬の作用と効果について
・乳がんが骨に転移したことによっておこる骨の痛みや骨折、高カルシウム血症などの発症を減らしたり、遅らせたりします。 |
注射の前に確認すること
・次のような人は注射のまえに主治医に申し出てください:
以前に薬を飲んで、または注射を受けて、発しんやかゆみなどが出たことがある。
腎臓・心臓が悪い。全身状態が良くない。甲状腺を手術した。
最近、抜歯などの歯科治療を受けたことがある、または治療の予定がある。
・この注射を行う期間:
効果をみながら長期間使用することがあります。
具体的な注射回数については、主治医にお聞きください。
・注射の方法:
通常、4週間に1回、ブドウ糖液、生理食塩液などに混ぜて点滴静注します。
・その他:
授乳中、妊娠または妊娠している可能性がある方、またはこれから妊娠を希望される方は申し出てください。 |
副作用について
・薬は人によって、目的の効果以外に、望ましくない作用が出る場合もあります。
◎次のような症状に気づいたら、すぐに主治医や薬剤師、看護師に申し出てください:
<ショック>顔色が青白くなる、冷や汗が出る、立ちくらみ、めまい、息切れ、意識がなくなる
<アナフィラキシー様症状>息が苦しい、息が切れる、息をするときのどがヒューヒュー鳴る、じんま疹、目や口の周りがはれる、胸がどきどきする、からだがだるい
<急性腎不全、ネフローゼ症候群>尿の量が少なくなる、尿が泡立つ、むくみ、まぶたがはれる、頭痛、食欲の低下、のどが渇く、お腹が張る感じ
<臨床症状を伴う低カルシウム血症>筋肉に力が入らない、筋力がおちる、手の指などがしびれる、手足がふるえる
<顎骨壊死・顎骨骨髄炎>あご・歯が痛い、うみがたまる、抜歯後のあとが治りにくい
<大腿骨転子下及び近位大腿骨骨幹部の非定型骨折> 太ももや太ももの付け根などの痛み
◆次のような症状に気づいたら、早めに主治医や薬剤師、看護師に相談してください:
◇上記のほかに次のような副作用が出ることがあります:
<発熱、けん怠、疲労、悪寒、ほてりなどの風邪様症状(投与1~2日後に症状が現れることが多い)>、<頭痛>、<嘔吐>、<腹痛>、<便秘>、<下痢>、<発疹>、<そう痒感>、<適応部位の疼痛> 注射部位が痛む、<ぶどう膜炎> まぶしくて眼が痛い、視力が低下する、<全身痛>、<関節痛>、<筋痛>
・他にもからだの異常を感じたら、主治医や薬剤師、看護師に相談してください。 |
注射のあとに注意していただくこと
・眠気、めまい、注意力の低下などが起こることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにして下さい。
・この薬を注射している間は、口腔内を清潔に保ってください。また、定期的な歯科検診を受けてください。
・抜歯やインプラントなどの歯科治療を受ける場合には、この薬を注射していることを歯科医師または口腔外科医師にお伝えください。 |
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