製薬会社:日本ケミファ株式会社 |
620002563 |
2007-8 |
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この薬の作用と効果について
末梢の血管を拡張させ、血液の流れをよくすることにより手足の潰瘍(かいよう)や痛み、しびれ感などを改善します。
・糖尿病などによる皮膚(ひふ)の潰瘍(かいよう)を改善します。 |
注射の前に確認すること
・次のような人は注射のまえに主治医に申し出てください:
以前に薬を飲んで、または注射を受けて、発疹やかゆみなどが出たことがある。
心臓が悪い。黒い便が出る、血を吐く。妊娠中または妊娠の可能性がある。
緑内障、眼圧が高い。現在または過去に胃潰瘍になったことがある。間質性肺炎。腎臓が悪い。出血しやすい。血液が固まるのを防ぐ薬をのんでいる。
・この注射を行う期間:
症状を見ながら投与期間を決めていきます。
・注射の方法:
通常、1日1回そのまま又は輸液に混ぜて、静脈内に注射または点滴静注します。
・その他:
授乳中、妊娠中または妊娠の可能性がある方は申し出てください。 |
副作用について
・薬は人によって、目的の効果以外に、望ましくない作用が出る場合もあります。
◎次のような症状に気づいたら、すぐに主治医や薬剤師、看護師に申し出てください:
<ショック、アナフィラキシー様症状>
顔面蒼白、冷汗、立ちくらみ、めまい、息切れ、意識消失、呼吸困難、じんましん、全身にかゆみを伴った発赤、目や口唇周囲の腫れ、ふらふら感、動悸、息切れ、全身倦怠感、紅潮、しゃがれ声
<意識消失>意識がなくなる
<心不全、肺水腫>
心臓の機能低下、左心不全の時には息切れ、咳、息苦しさ、起坐呼吸(横になるより座っているときに呼吸が楽になる)。右心不全の時には全身のむくみ、胸水、腹水、静脈の怒張、体動時の動悸、呼吸困難、吐き気、嘔吐、頻脈、ピンク色の泡沫状の痰
<間質性肺炎>発熱、から咳、呼吸困難、頭痛、全身倦怠感
<心筋梗塞>急激な前胸部の圧迫感、狭心痛、冷汗、死の恐怖感
<脳出血、消化管出血>頭痛、吐き気、嘔吐、意識障害、片麻痺、腹痛、吐血、下血、黒色便
<無顆粒球症、白血球減少、血小板減少>のどが痛い、発熱、悪寒がする、鼻血、歯ぐきの出血、月経出血の増加、四肢などの皮下出血
<肝機能障害、黄疸>体がだるい、食欲不振、はきけ、皮膚や白目が黄色くなる
<無呼吸発作>呼吸が止まる
<循環器>血圧降下、胸部絞扼感(胸の痛み)、胸痛、血圧上昇
<喘息>息苦しさ、喘鳴(ヒューヒュー音)
<腎不全の憎悪>尿量減少、むくみ、頭痛、食欲低下、のどの渇き、全身倦怠感、皮膚の乾燥、高血圧、心不全、貧血、筋肉のけいれん、味覚異常
<出血傾向>鼻出血、眼底出血、皮下出血、血尿
◆次のような症状に気づいたら、早めに主治医や薬剤師、看護師に相談してください:
◇上記のほかに次のような副作用が出ることがあります:
<下痢>、<腹痛>、<吐き気・嘔吐>、<腹部膨満感・不快感>おなかがはる、胃がもやもやする、
<便秘>、<口腔腫脹感>口の中が腫れた感じ、<血管炎>発疹、足や腕に紫色又は赤いあざができる、全身がだるい、発熱、尿が赤くなる、<顔面潮紅>顔がほてって赤くなる、<発熱>、<頭痛>、<発疹>、<じんましん>、<血管痛>注射局所の血管の痛み、<熱感>
・他にもからだの異常を感じたら、主治医や薬剤師、看護師に相談してください。 |
注射のあとに注意していただくこと
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