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製薬会社:株式会社ヤクルト本社 |
640406088 |
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2007-4 |
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英名： |
Cisplatin Injection ‘Maruko’ 10mg |
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この薬の作用と効果について
・ がん細胞の増殖を抑え、泌尿器（膀胱、腎盂、尿管、尿路上皮）、男性生殖器（睾丸・前立腺）、女性生殖器（卵巣・子宮）、肺、胸膜、消化器（食道・胃）、神経芽細胞、頭けい部、リンパ、骨、小児固形がん領域の幅広いがんに対して効果を示します。 |
注射の前に確認すること
・次のような人は注射のまえに主治医に申し出てください：
以前に薬を飲んで、または注射を受けて、発しんやかゆみなどが出たことがある。
腎臓が悪い。妊娠している、もしくはその可能性がある。肝臓が悪い。寒気がする。熱っぽく感じる。出血しやすい。血が止まりにくい。声や音が聞こえにくい。耳鳴りがする。熱がある。水痘ウイルス（水ぼうそう）に感染している。長期間この薬を使用している。
・この注射を行う期間：
通常1日1回、静脈内に点滴注射し、それを1週間から４週間ごとに繰り返します。また、1日1回５日間連続投与し、約20日間ごとに繰り返す方法もあります。注射の間隔は、一緒に投与する他の薬や、患者さんの状態などによって異なります。また、投与期間は、一定期間投与したあとで効果を見ながら決めていきます。具体的には、主治医にお聞きください。
・注射の方法：
通常、生理食塩液、またはブドウ糖－食塩液に混ぜて、静脈内に点滴静注します。
・その他：
授乳中、妊婦または妊娠の可能性がある方は申し出てください。 |
副作用について
・薬は人によって、目的の効果以外に、望ましくない作用が出る場合もあります。
◎次のような症状に気づいたら、すぐに主治医や薬剤師、看護師に申し出てください：
<急性腎不全> 尿の量が少ない。血尿が出る。食欲が出ない。身体がだるくなる。むくむ。
<骨髄機能抑制> いつもより体がだるく熱っぽい。寒気がする。熱がある。のどの痛み。出血しやすい。 血が止まりにくい。貧血。めまい。息切れ。
<ショック、アナフィラキシー様症状> 顔が青ざめる。冷汗がでる。立ちくらみやめまいがする。胸が苦しい。心臓がドキドキする。息が苦しい。意識がなくなる。
<過敏症> 発しんやかゆみがでる。眼や唇のまわりが腫れる。頬などが赤らむ。
<聴力低下・難聴、耳鳴> 高音域の声や音が聞こえにくい。難聴。耳鳴りがする。
<うっ血乳頭、球後視神経炎、皮質盲> 気持ち悪い。吐き気がする。視力が低下する。
<脳梗塞、一過性脳虚血発作> 突然、片側の手足や顔の麻痺が生じる。しびれる。頭痛。言語障害。
<溶血性尿毒症症候群> 熱が出る。貧血症状が現れる。白目・皮膚・顔が黄色くなる。尿の色が濃くなる。意識がうすれる。けいれんが起きる。尿の量が少ない。むくむ。息苦しくなる。頭痛。食欲が出ない。口が渇く。
<心筋梗塞> 突然、胸が締めつけられたり、焼けるような痛みが長く続く。
<狭心症> 急に胸が締めつけられたり、押さえつけられたり、詰まったような痛みがおこる。胸だけでなく、みぞおち付近や左腕、背中にまで痛みがひびくことがある。
<うっ血性心不全> 息苦しくなる。全身がむくむ。
<不整脈> 心臓がドキドキする。胸が痛い。胸部に不快感がある。めまいがする。
<溶血性貧血> 貧血症状（疲れやすい、身体がだるい、息苦しくなる、頭痛、耳鳴り、めまいがする）
<間質性肺炎> 熱が出る。から咳が出る。息苦しくなる。
<抗利尿ホルモン不適合分泌症候群> むくみがなく短期間に体重が増える。吐き気。体がだるい。
<劇症肝炎、肝機能障害、黄疸> 身体がだるい。吐き気がする。尿の色が濃くなり、濃褐色になる。白目や皮膚が黄色くなる。
<消化管出血、消化性潰瘍、消化管穿孔> 暗赤色・鮮血色の血液が便の表面に付着する。イチゴゼリー状の便、黒色便、タール便がでる。激しい腹痛が始まり、痛みが持続する。
<急性膵炎> 上腹部が痛む。吐き気がする。
<高血糖、糖尿病> のどが渇く。たくさん水を飲む。尿の量が多い。疲れやすい。体重が減少する。
<横紋筋融解症> 手足の筋肉が痛んだり、しびれる。力が入らない。身体がだるい。尿の色が赤褐色。
◆次のような症状に気づいたら、早めに主治医や薬剤師、看護師に相談してください：
<悪心・嘔吐>ムカムカと気分が悪い。1日数回吐く。 <食欲不振>食欲が出ない。 <下痢>泥状または水様の便。 <口内炎>口の中の粘膜が荒れ、赤く中が白い小さな潰瘍ができて痛む。 発熱。手足・関節のむくみ。黄疸。 <脱毛> <末梢神経障害>四肢がしびれたり、痛む。感覚が麻痺する。 <血清ナトリウム、カリウム、クロール、カルシウム、リン、マグネシウム等の異常> <全身倦怠感>身体がだるい。 <発熱>熱が出る。γ
◇上記のほかに次のような副作用が出ることがあります：
<イレウス><腹痛><便秘><腹部膨満感><口角炎><ビリルビン上昇><γ－ＧＴＰ上昇><発疹><ほてり><そう痒><色素沈着><紅斑><言語障害><頭痛><味覚異常><意識障害><見当識障害><痙攣><レルミット徴候> <動悸><頻脈><心電図異常><レイノー様症状><テタニー様症状><めまい><疼痛><全身浮腫><血圧低下> <吃逆><高尿酸血症><胸痛><脱水>
・他にもからだの異常を感じたら、主治医や薬剤師、看護師に相談してください。 |
注射のあとに注意していただくこと
・ほとんど全例に、ムカムカと気分が悪くなったり、食欲が出なかったり等の消化器症状が現れます。吐き気をおさえる薬がありますので、早めに主治医や薬剤師、看護師に相談してください。 |
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