Trancolon P Tablets(Mepenzolate Bromide/Phenobarbital)トランコロンP配合錠
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作成又は改訂年月
**2017年8月改訂(第19版)
*2015年10月改訂
日本標準商品分類番号
871239
日本標準商品分類番号等
再評価結果公表年月(最新)
1985年7月
薬効分類名
過敏大腸症治療剤
承認等
販売名
トランコロンP配合錠
販売名コード
YJ(医情研)コード
1239101F1037
承認・許可番号
承認番号
22100AMX01284
商標名
Trancolon P Tablets
薬価基準収載年月
2009年9月
販売開始年月
1967年1月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
ケース等に表示(製造後5年)〔使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用すること。〕
規制区分
劇薬
向精神薬
習慣性医薬品
注意-習慣性あり
処方箋医薬品
注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
有効成分(1錠中)
日局 メペンゾラート臭化物 7.5mg
日局 フェノバルビタール 15mg
添加物
乳糖水和物、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、カルナウバロウ
性状
剤形
フィルムコーティング錠
色
白色
外形
表
外形
裏
外形
側面
大きさ
直径
約6.1mm
大きさ
厚さ
約3.0mm
重量
約93mg
識別コード
464
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
緑内障のある患者[眼圧亢進を助長し、症状を悪化させるおそれがある。]
2.
前立腺肥大による排尿障害のある患者[排尿筋の弛緩と膀胱括約筋の収縮を起こし、排尿障害を悪化させるおそれがある。]
3.
重篤な心疾患のある患者[心臓の運動を促進させ、症状を悪化させるおそれがある。]
4.
麻痺性イレウスのある患者[消化管運動を低下させるため、症状を悪化させるおそれがある。]
5.
本剤又はバルビツール酸系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
6.
急性間欠性ポルフィリン症のある患者[ポルフィリン合成を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。]
7.
**,*ボリコナゾール、タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合)、アスナプレビル、ダクラタスビル、ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル、バニプレビル、マシテンタン、エルバスビル、グラゾプレビル、チカグレロル、オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル、リルピビリン、リルピビリン・テノホビル ジソプロキシル・エムトリシタビン、ダルナビル・コビシスタット、アルテメテル・ルメファントリン、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシル、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能又は効果
過敏大腸症(イリタブルコロン)
用法及び用量
通常成人1回2錠を1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
前立腺肥大のある患者[排尿障害を起こすおそれがある。]
2.
甲状腺機能亢進症のある患者[甲状腺機能亢進症の患者では心悸亢進や頻脈がみられるが、本剤中に含まれるメペンゾラート臭化物は心臓の運動を促進させ、これらの症状を悪化させるおそれがある。]
3.
甲状腺機能低下症のある患者[甲状腺機能の異常を来すおそれがある。]
4.
うっ血性心不全又は不整脈のある患者[心臓の運動を促進させ、症状を悪化させるおそれがある。]
5.
潰瘍性大腸炎のある患者[中毒性巨大結腸があらわれるおそれがある。]
6.
高温環境にある患者[汗腺等の分泌機能を抑制するので、体温調節が障害され高熱になるおそれがある。]
7.
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
8.
虚弱者・呼吸機能の低下している患者[呼吸抑制を起こすおそれがある。]
9.
頭部外傷後遺症又は進行した動脈硬化症のある患者[本剤中に含まれるフェノバルビタールの作用が強くあらわれるおそれがある。]
10.
心障害のある患者[血圧低下や心拍数減少を起こすおそれがある。]
11.
肝・腎障害のある患者[これらの症状の悪化、また、本剤中に含まれるフェノバルビタールの血中濃度上昇のおそれがある。]
12.
薬物過敏症の患者
13.
アルコール中毒のある患者[中枢抑制作用を増強させるおそれがある。]
14.
薬物依存の傾向又は既往歴のある患者[精神及び身体依存を示すおそれがある。]
15.
重篤な神経症患者[神経症患者には依存的傾向があるので、精神及び身体依存を示すおそれがある。]
重要な基本的注意
1.
連用中は定期的に肝・腎機能、血液検査を行うことが望ましい。
2.
本剤中に含まれるフェノバルビタールの連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。(「副作用」の項参照)
3.
眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下、視調節障害が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
相互作用
相互作用の概略
本剤中に含まれるフェノバルビタールは薬物代謝酵素CYP3A等の誘導作用を有する。
併用禁忌
(併用しないこと)
**,*薬剤名等
ボリコナゾール(ブイフェンド)
タダラフ