Hartmann's SOLUTION pH 8:ハルトマン輸液pH8「NP」(500mL)/ **,*ハルトマン輸液pH8「NP」(1,000mL)
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作成又は改訂年月
**2016年10月改訂(第4版)
*2016年8月改訂
日本標準商品分類番号
873319
薬効分類名
乳酸リンゲル液
承認等
販売名
**,*ハルトマン輸液pH8「NP」(500mL)
販売名コード
3319534A4186
承認・許可番号
承認番号
22500AMX00759
商標名
Hartmann's SOLUTION pH 8
薬価基準収載年月
2013年12月
販売開始年月
1968年7月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
容器等に記載
注意
「取扱い上の注意」参照
規制区分
処方箋医薬品注1)
注1)注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
容量
500mL
有効成分(1容器中)
日局 塩化ナトリウム (NaCl) 3.00g
日局 塩化カリウム (KCl) 0.15g
日局 塩化カルシウム水和物 (CaCl2・2H2O) 0.10g
乳酸ナトリウム液 (乳酸ナトリウムとして(C3H5NaO3)) 3.10g(1.55g)
添加物(1容器中)
トロメタモール 0.10g
pH調整剤
電解質濃度
電解質濃度(mEq/L)
Na+ 131
K+ 4
Ca2+ 3
Cl- 110
Lactate- 28
性状
製剤の性状
性状
無色~微黄色澄明の水性注射液
容器
プラスチックバッグ
pH
7.8~8.2
浸透圧比(生理食塩液に対する比)
約1
比重
d2020:1.006
販売名
**,*ハルトマン輸液pH8「NP」(1,000mL)
販売名コード
3319534A6138
承認・許可番号
承認番号
22500AMX00759
商標名
Hartmann's SOLUTION pH 8
薬価基準収載年月
2013年12月
販売開始年月
1976年1月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
容器等に記載
注意
「取扱い上の注意」参照
規制区分
処方箋医薬品注1)
注1)注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
容量
1,000mL
有効成分(1容器中)
日局 塩化ナトリウム (NaCl) 6.00g
日局 塩化カリウム (KCl) 0.30g
日局 塩化カルシウム水和物 (CaCl2・2H2O) 0.20g
乳酸ナトリウム液 (乳酸ナトリウムとして(C3H5NaO3)) 6.20g(3.10g)
添加物(1容器中)
トロメタモール 0.20g
pH調整剤
電解質濃度
電解質濃度(mEq/L)
Na+ 131
K+ 4
Ca2+ 3
Cl- 110
Lactate- 28
性状
製剤の性状
性状
無色~微黄色澄明の水性注射液
容器
プラスチックバッグ
pH
7.8~8.2
浸透圧比(生理食塩液に対する比)
約1
比重
d2020:1.006
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
高乳酸血症の患者[症状が悪化するおそれがある。]
効能又は効果
○循環血液量及び組織間液の減少時における細胞外液の補給・補正
○代謝性アシドーシスの補正
用法及び用量
通常成人、1回500~1,000mLを点滴静注する。投与速度は通常成人時間あたり300~500mLとする。
なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
腎疾患に基づく腎不全のある患者[水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。]
2.
心不全のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。]
3.
重篤な肝障害のある患者[水分、電解質代謝異常が悪化するおそれがある。]
4.
高張性脱水症の患者[本症では水分補給が必要であり、電解質を含む本剤の投与により症状が悪化するおそれがある。]
5.
閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水分、電解質の過負荷となり、症状が悪化するおそれがある。]
副作用
副作用等発現状況の概要
本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
過敏症
(頻度不明)
紅斑、蕁麻疹、そう痒感
大量・急速投与
(頻度不明)
肺水腫、脳浮腫、末梢の浮腫
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。
適用上の注意
1.
開封後直ちに使用し、残液は決して使用しないこと。
2. 調製時
(1)
本剤はカルシウム塩を含有するため、クエン酸加血液と混合すると凝血を起こすおそれがあるので注意すること。
(2)
リン酸イオン及び炭酸イオンと沈殿を生じるので、リン酸塩又は炭酸塩を含む製剤と配合しないこと。
3. 投与前
(1)
投与に際しては、感染に対する配慮をすること。(患者の皮膚や器具の消毒)
(2)
寒冷期には体温程度に温めて使用すること。
4. 投与時
ゆっくりと静脈内に投与すること。
薬効薬理
1. 細胞外液の補給1~4)
乳酸リンゲル液は細胞外液と電解質組成が近似していることから、各種の侵襲時及びショック時にみられる機能的細胞外液を補い、循環血液量を安定させショックを防止する。
2. 代謝性アシドーシスの補正2,5,6)
乳酸ナトリウムは体内で代謝されてHCO3-となり、体内のH+と結合し