Dalacin S Injection(Clindamycin Phosphate)克林霉素磷酸酯注射剂,ダラシンS注射液300mg/ダラシンS注射液600mg
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作成又は改訂年月
** 2016年5月改訂(第6版)
* 2014年2月改訂
日本標準商品分類番号
876112
日本標準商品分類番号等
効能又は効果追加承認年月(最新)
*2014年2月
国際誕生年月
1972年10月
薬効分類名
抗生物質製剤
承認等
販売名
ダラシンS注射液300mg
販売名コード
6112401A1100
承認・許可番号
承認番号
21900AMX01708
商標名
Dalacin S Injection 300mg
薬価基準収載年月
2007年12月
販売開始年月
2008年2月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
最終年月を外箱等に記載
基準名
日本薬局方
クリンダマイシンリン酸エステル注射液
規制区分
処方箋医薬品注)
注)注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
1アンプル中:
容量
2mL
有効成分
日局 クリンダマイシンリン酸エステル 300mg(力価)
添加物
ベンジルアルコール 18.9mg
pH調節剤
性状
本剤は無色~淡黄色澄明の水性注射液で、その溶液のpH及び浸透圧比は次のとおりである。
pH
6.0~7.0
浸透圧比
約3(生理食塩液対比)
販売名
ダラシンS注射液600mg
販売名コード
6112401A2123
承認・許可番号
承認番号
21900AMX01709
商標名
Dalacin S Injection 600mg
薬価基準収載年月
2007年12月
販売開始年月
2008年2月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
最終年月を外箱等に記載
基準名
日本薬局方
クリンダマイシンリン酸エステル注射液
規制区分
処方箋医薬品注)
注)注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
1アンプル中:
容量
4mL
有効成分
日局 クリンダマイシンリン酸エステル 600mg(力価)
添加物
ベンジルアルコール 37.8mg
pH調節剤
性状
本剤は無色~淡黄色澄明の水性注射液で、その溶液のpH及び浸透圧比は次のとおりである。
pH
6.0~7.0
浸透圧比
約3(生理食塩液対比)
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分又はリンコマイシン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
<適応菌種>
クリンダマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、マイコプラズマ属
*<適応症>
敗血症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、中耳炎、副鼻腔炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎
用法及び用量
[点滴静脈内注射]
通常、成人には、クリンダマイシンとして1日600~1,200mg(力価)を2~4回に分けて点滴静注する。
通常、小児には、クリンダマイシンとして1日15~25mg(力価)/kgを3~4回に分けて点滴静注する。
なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて、成人では1日2,400mg(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する。
また、小児では1日40mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する。
点滴静注に際しては、本剤300~600mg(力価)あたり100~250mLの日局5%ブドウ糖注射液、日局生理食塩液又はアミノ酸製剤等の補液に溶解し、30分~1時間かけて投与する。
[筋肉内注射]
通常、成人には、クリンダマイシンとして1日600~1,200mg(力価)を2~4回に分けて筋肉内注射する。
なお、症状により適宜増減する。
用法及び用量に関連する使用上の注意
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
高齢者及び衰弱患者、大腸炎等の既往歴のある患者[偽膜性大腸炎等の重篤な大腸炎があらわれるおそれがある(「重要な基本的注意」1の項参照)。]
2.
肝障害のある患者[胆汁排泄のため、消失半減期が延長するおそれがある。]
3.
腎障害のある患者[腎排泄は本剤の主排泄経路ではないが、消失半減期が延長するおそれがある。]
4.
アトピー性体質の患者[重症の即時型アレルギー反応があらわれるおそれがある。]
5.
重症筋無力症の患者[本剤は筋への直接作用により収縮を抑制するので、症状が悪化するおそれがある。]
重要な基本的注意
1.
本剤の投与により、まれに発熱、腹痛、白血球増多、粘液・血液便を伴う激症下痢を主症状とする重篤な大腸炎で、内視鏡検査により偽膜斑等の形成をみる偽膜性大腸炎があらわれることがある。
発症後直ちに投与を中止しなければ電解質失調、低蛋白血症等に陥り、特に高齢者及び衰弱患者では予後不良となることがある。
したがって本剤の投与を考慮する場合には、次の注意が必要である。
(1)
次の場合には投与しないことが望ましい。
1)
軽微な感染症
2)
他に有効な使用薬剤がある場合
(2)
投与患者に対し、投与中又は投与後2~3週間までに腹痛、頻回な下痢があらわれた場合には、直ちに医師に通知するよう注意すること。
また、症状が重篤な場合には輸液、バンコマイシンの経口投与等の適切な処置を行うこと。
2.
静脈内投与を行う場合は、用法・用量にしたがって希釈し、30分~1時間かけて点滴静注すること。なお、急速静注は行わないこと。[心停止を来すおそれがある。]
3.
本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を