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AVAPRO(Irbesartan)アバプロ錠50mg/アバプロ錠100mg/アバプロ錠200mg
2016-07-17 07:54:16 来源: 作者: 【 】 浏览:395次 评论:0

AVAPRO(Irbesartan)アバプロ錠50mg/アバプロ錠100mg/アバプロ錠200mg
--------------------------------------------------------------------------------
作成又は改訂年月

**2015年4月改訂(第8版)

*2015年3月改訂

日本標準商品分類番号

872149

日本標準商品分類番号等

国際誕生年月
1997年8月

薬効分類名

長時間作用型ARB

承認等

販売名
アバプロ錠50mg

販売名コード

2149046F1023

承認・許可番号

承認番号
22000AMX01602
商標名
AVAPRO

薬価基準収載年月

2008年6月

販売開始年月

2008年7月

貯法・使用期限等

貯法

室温保存

使用期限

外箱等に記載

規制区分

処方箋医薬品注)

注)注意-医師等の処方箋により使用すること

組成

有効成分

1錠中イルベサルタン50mg

添加物

乳糖水和物、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒプロメロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、クエン酸トリエチル、酸化チタン、タルク

性状

色・剤形

白色~帯黄白色のだ円形の割線入りフィルムコーティング錠

外形

大きさ

長径・短径(mm) 約8.5・約4.4
厚さ(mm) 約3.1
重さ(g) 約0.10

識別コード

DS512

販売名
アバプロ錠100mg

販売名コード

2149046F2020

承認・許可番号

承認番号
22000AMX01603
商標名
AVAPRO

薬価基準収載年月

2008年6月

販売開始年月

2008年7月

貯法・使用期限等

貯法

室温保存

使用期限

外箱等に記載

規制区分

処方箋医薬品注)

注)注意-医師等の処方箋により使用すること

組成

有効成分

1錠中イルベサルタン100mg

添加物

乳糖水和物、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒプロメロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、クエン酸トリエチル、酸化チタン、タルク

性状

色・剤形

白色~帯黄白色のだ円形の割線入りフィルムコーティング錠

外形

大きさ

長径・短径(mm) 約11.0・約5.7
厚さ(mm) 約3.8
重さ(g) 約0.20

識別コード

DS513

販売名
アバプロ錠200mg

販売名コード

2149046F3026

承認・許可番号

承認番号
22500AMX00865
商標名
AVAPRO

薬価基準収載年月

2013年5月

販売開始年月

2013年6月

貯法・使用期限等

貯法

室温保存

使用期限

外箱等に記載


規制区分

処方箋医薬品注)

注)注意-医師等の処方箋により使用すること

組成

有効成分

1錠中イルベサルタン200mg

添加物

乳糖水和物、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒプロメロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、クエン酸トリエチル、酸化チタン、タルク

性状

色・剤形

白色~帯黄白色のだ円形の割線入りフィルムコーティング錠

外形

大きさ

長径・短径(mm) 約14.0・約7.3
厚さ(mm) 約4.8
重さ(g) 約0.41

識別コード

DS514

一般的名称

イルベサルタン錠

禁忌

(次の患者には投与しないこと)

1.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

2.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人〔「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照〕

3.
アリスキレンを投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)〔非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。「重要な基本的注意」の項参照〕

効能又は効果

高血圧症

用法及び用量

通常、成人にはイルベサルタンとして50~100mgを1日1回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最大投与量は200mgまでとする。
使用上の注意

慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)

1.
両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者〔「重要な基本的注意」の項参照〕

2.
高カリウム血症の患者〔「重要な基本的注意」の項参照〕

3.
重篤な腎機能障害のある患者〔過度の降圧により腎機能を悪化させるおそれがある。〕

4.
肝障害のある患者、特に胆汁性肝硬変及び胆汁うっ滞のある患者〔本剤は主に胆汁中に排泄されるため、これらの患者では血中濃度が上昇するおそれがある。「薬物動態」の項参照〕

5.
脳血管障害のある患者〔過度の降圧が脳血流不全を引き起こし、病態を悪化させるおそれがある。〕

6.
高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕

重要な基本的注意

1.
両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。

2.
高カリウム血症の患者においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。
また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。

3.
アリスキレンを併用する場合、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。

4.
本剤の投与によって、一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがあるので、そのような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、特に次の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。

(1)
血液透析中の患者

(2)
利尿降圧剤投与中の患者

(3)
厳重な減塩療法中の患者

5.
本剤を含むアンジオテンシンII受容体拮抗剤投与中に重篤な肝機能障害があらわれたとの報告がある。肝機能検査を実施するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

6.
降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。

7.
手術前24時間は投与しないことが望ましい。

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)

薬剤名等
カリウム保持性利尿剤
 スピロノラクトン、トリアムテレン等
カリウム補給剤
 塩化カリウム

臨床症状・措置方法
血清カリウム値が上昇することがあるので注意すること。

機序・危険因子
機序:本剤のアルドステロン分泌抑制によりカリウム貯留作用が増強する可能性がある。
危険因子:腎機能障害のある患者

薬剤名等
アリスキレン

臨床症状・措置方法
腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。
なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。

機序・危険因子
併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。
薬剤名等
アンジオテンシン変換酵素阻害剤

臨床症状・措置方法
腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。

機序・危険因子
併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。

薬剤名等
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
COX-2選択的阻害剤

臨床症状・措置方法
本剤の降圧作用が減弱するおそれがある。

機序・危険因子
血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成阻害により、本剤の降圧作用を減弱させる可能性がある。

薬剤名等
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
COX-2選択的阻害剤

臨床症状・措置方法
腎機能が低下している患者では、さらに腎機能が悪化するおそれがある。

機序・危険因子
プロスタグランジンの合成阻害により、腎血流量が低下するためと考えられる。

薬剤名等
**リチウム

臨床症状・措置方法
リチウム中毒が報告されているので、血中リチウム濃度に注意すること。

機序・危険因子
リチウムの再吸収はナトリウムと競合するため、本剤のナトリウム排泄作用により、リチウムの再吸収が促進されると考えられる。

副作用

副作用等発現状況の概要

承認時における副作用(自他覚症状)は、安全性評価対象例898例中117例(13.0%)に認められた。主なものは、めまい24例(2.7%)、咳嗽14例(1.6%)、頭痛10例(1.1%)であった。また、臨床検査値の異常変動は、臨床検査値が評価された安全性評価対象例896例中140例(15.6%)に認められた。主なものは、CK(CPK)上昇32例(3.6%)、ALT(GPT)上昇21例(2.3%)、AST(GOT)上昇18例(2.0%)であった。

重大な副作用

1. 血管浮腫(頻度不明)
顔面、口唇、咽頭、舌等の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

2. 高カリウム血症(頻度不明)
重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。

3. ショック、失神、意識消失(頻度不明)
ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失があらわれることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。特に血液透析中、厳重な減塩療法中、利尿降圧剤投与中の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。

4. 腎不全(頻度不明)
腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

5. 肝機能障害、黄疸(0.1~1%未満)
AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、γ-GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

6. 低血糖(頻度不明)
低血糖があらわれることがある(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

7. 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

次のような副作用が認められた場合には、必要に応じて、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

過敏症注2)
0.1~5%未満 
発疹、蕁麻疹、そう痒

循環器
0.1~5%未満 
動悸、血圧低下、起立性低血圧、徐脈、心室性期外収縮、心房細動

循環器
頻度不明注1) 
頻脈

精神神経系
0.1~5%未満 
めまい、頭痛、もうろう感、眠気、不眠、しびれ感

消化器
0.1~5%未満 
悪心、嘔吐、便秘、下痢、胸やけ、胃不快感、腹痛

肝臓
0.1~5%未満 
ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、LDH上昇、ビリルビン上昇、ALP上昇、γ-GTP上昇

腎臓
0.1~5%未満 
BUN上昇、クレアチニン上昇、尿中蛋白陽性、尿沈渣異常

血液
0.1~5%未満 
赤血球減少、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、白血球減少、好酸球増加、白血球増加

その他
0.1~5%未満 
咳嗽、胸痛、倦怠感、ほてり、浮腫、霧視、頻尿、味覚異常、発熱、関節痛、筋痛、背部痛、筋力低下、CK(CPK)上昇、血清カリウム上昇、尿酸上昇、コレステロール上昇、総蛋白減少、CRP上昇

**その他
頻度不明注1) 
性機能異常、耳鳴

**注1)自発報告又は海外の臨床試験成績に基づく副作用のため頻度不明

注2)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

高齢者への投与

1.
高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされているので、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。〔脳梗塞等が起こるおそれがある。〕

2.
国内臨床試験では65歳未満の非高齢者と65歳以上の高齢者において、本剤の効果及び安全性に差はみられなかった。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。〔妊娠中期及び末期に他のアンジオテンシンII受容体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の奇形、肺の発育不全等があらわれたとの報告がある。〕

2.
授乳中の婦人への投与を避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。〔動物試験(ラット)において乳汁中への移行が認められている。また、動物試験(ラット出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試験)の50mg/kg/日以上で哺育期間において出生児の体重増加抑制が認められている。〕


小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。〔使用経験がない。〕

過量投与

徴候、症状:

著しい血圧低下、頻脈が主な症状と考えられる。

処置:

十分に観察のうえ、催吐又は胃洗浄を行う。なお、本剤は血液透析では除去できない。

適用上の注意

薬剤交付時

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。〔PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。〕

薬物動態

1. 血漿中濃度

(1) 単回投与
健康成人男性18例にイルベサルタン50、100及び200mgをクロスオーバー法により空腹時単回経口投与したとき、血漿中には主として活性を有する未変化体で存在した。その血漿中濃度及び薬物動態パラメータを図1・表1に示す1)。

表1参照

(2) 反復投与
健康成人男性6例にイルベサルタン50、100mgを1日1回7日間食後に反復経口投与したとき、血漿中濃度は投与開始後約3~4日で定常状態に達し、両投与量とも蓄積性はみられなかった2-3)。
また、高齢者を含む本態性高血圧症患者14例にイルベサルタン100、200mgを1日1回8日間食後に反復経口投与したとき、Cmax及びAUCに投与1日目と投与8日目との間で有意な差はなく、両投与量とも蓄積性はみられなかった4)。

(3) 食事の影響
健康成人男性14例にイルベサルタン100mgを単回経口投与(空腹時又は食後)したとき、Cmax及びAUCに食事の影響はみられなかった5)。

(4) 腎機能障害患者
軽・中等度(9例)、高度(10例)の腎機能障害患者にイルベサルタン100mgを1日1回8日間反復経口投与したとき、腎機能正常者と比較してCmax、AUCに有意な差はみられなかった。血液透析中の患者を含め、腎機能障害患者に投与した場合にも蓄積傾向はほとんどないことが示唆された6)。(外国人によるデータ)

(5) 肝機能障害患者
軽・中等度の肝硬変患者10例に、イルベサルタン300mg(承認外用量)を空腹時1日1回7日間反復経口投与したとき、健康成人と比較してCmax、AUCに有意な差はみられなかった。また蓄積傾向がほとんどないことも示唆された7)。(外国人によるデータ)

(6) 高齢者
高齢者(65~80歳、男性10例、女性10例)と若年者(18~35歳、男性10例)にイルベサルタン25mgを1日1回反復経口投与したとき、Cmaxに有意な差はみられなかったが、AUCは若年者に比べて50~68%上昇することが示された8)。(外国人によるデータ)


2. 代謝
イルベサルタンは、主としてCYP2C9による酸化的代謝とグルクロン酸抱合により代謝される。ヒト肝ミクロソームを用いて、CYP活性に対するイルベサルタンの阻害作用について検討した結果、CYP1A2、CYP2D6及びCYP2E1に対しては阻害せず、CYP2A6、CYP2C8、CYP2C9及びCYP3A4に対して阻害作用が認められたものの、いずれも阻害の程度は弱かった9-11)。

3. 排泄
健康成人において未変化体尿中排泄率は約0.3~1.3%であった。
健康成人に14C-標識イルベサルタンを経口投与した場合、放射能の約20%は尿中に排泄され、約54%は糞中に排泄された12)。(外国人によるデータ)

4. その他

(1) 蛋白結合率
ヒト血清蛋白結合率は約97%であった。

(2) 他剤に及ぼす影響
ワルファリン(CYP2C9の基質)と併用したとき、ワルファリンの薬物動態に変化はみられなかった13-14)。(外国人によるデータ)

表1 薬物動態パラメータ
 

投与量
(mg) 
n Cmax
(ng/mL) 
Tmax
(hr) 
AUC
(ng・hr/mL) 
T1/2
(hr) 
50  18  1084±375  1.4±0.7  3821±1208  10.1±5.9 
100  18  1758±483  1.6±0.9  6848±1974  13.6±15.4 
200  18  2098±455  2.0±1.3  11742±3549  15.2±18.6 

 平均値±標準偏差(測定法:LC-MS/MS)

臨床成績

1. 疾患別有効率

承認時における二重盲検比較試験を含む臨床試験での有効性評価対象例は871例であり、有効率は69.0%(601例)であった。(表2)

表2参照

2. 長期投与試験

本態性高血圧症(軽・中等症)患者165例にイルベサルタン50~200mgを1日1回1年間経口投与したとき、収縮期血圧/拡張期血圧(投与開始前の平均値164.2/98.5mmHg)は投与開始4週後より有意に下降し、安定した降圧作用が維持された。投与終了後の収縮期血圧/拡張期血圧の変化量の平均は-28.5/-14.3mmHgであった15)。

臨床成績の表

表2 臨床効果

 

疾患名  「下降」注1の症例数/
有効性評価対象例数 
有効率(%) 
本態性高血圧症(軽・中等症)  563/822  68.5 
重症高血圧症  18/22  81.8 
腎障害を伴う高血圧症  17/23  73.9 
腎実質性高血圧症  3/4  - 
合計  601/871  69.0  

注1:収縮期血圧20mmHg以上降圧及び拡張期血圧10mmHg以上降圧を満たす場合、平均血圧13mmHg以上降圧を満たす場合、又は150/90mmHg未満(ただし入院患者では140/85mmHg未満)に降圧した場合

薬効薬理

1. 薬理作用
高レニン正常血圧サル、2腎性1クリップ型高血圧ラット、脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)において経口投与により用量依存的かつ持続的な降圧作用を示した。イルベサルタンは心拍数に影響を及ぼさなかった。また、高血圧進展過程の高血圧自然発症ラット(SHR)への反復経口投与により高血圧の進展を抑制した。その作用はイルベサルタン投与中止後も持続しリバウンド現象は認められなかった。
また、SHRに反復経口投与することにより高血圧の進展に伴う心肥大、並びに左心室及び大動脈の肥厚は抑制された。また、食塩負荷により高血圧性臓器障害と高い死亡率を呈するSHRSPでは、反復経口投与により、脳卒中発症、高血圧性臓器障害及び死亡の著明な抑制が認められた。脳卒中発症後のSHRSPでは、反復経口投与により死亡が抑制され、脳卒中症状も投与直後より著明に改善された。高食塩負荷5/6腎摘出SHRにおいては、反復経口投与により腎障害が軽減された16-20)。

2. 作用機序
in vitro試験においてウサギ摘出大動脈のアンジオテンシンII(AII)誘発収縮を特異的に抑制し、in vivo試験(ラット、イヌ、サル)においてもAII誘発昇圧反応に対して抑制作用を示した。in vitro結合試験から、その抑制作用はAII受容体に対する競合的拮抗に基づくものであり、更にAIIタイプ1受容体(AT1受容体)選択的であることが示唆された。その他の受容体には親和性を示さず、アンジオテンシン変換酵素も阻害しなかった21-26)。

有効成分に関する理化学的知見

一般名
イルベサルタン(Irbesartan)

化学名
2-Butyl-3-{4-[2-(1H-tetrazol-5-yl)phenyl]benzyl}-1,3-diazaspiro[4.4]non-1-en-4-one

構造式

分子式
C25H28N6O

分子量
428.53

性状
白色の結晶性の粉末である。ジメチルスルホキシドに溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。希水酸化ナトリウム試液に溶ける。

融点
182.4-184.6℃

分配係数
約10.1(pH7.4、1-オクタノール/緩衝液)

包装

アバプロ錠50mg:
 [PTP]100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50)、700錠(14錠×50)
 [バラ]500錠

アバプロ錠100mg:
 [PTP]100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50)、700錠(14錠×50)
 [バラ]500錠

**アバプロ錠200mg:
 [PTP]100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1)
大日本住友製薬資料:健康成人男性における単回投与試験

2)
大日本住友製薬資料:健康成人での反復投与試験(50mg)

3)
大日本住友製薬資料:健康成人での反復投与試験(100mg)

4)
大日本住友製薬資料:本態性高血圧症患者における薬物動態試験

5)
大日本住友製薬資料:バイオアベイラビリティに及ぼす食事の影響検討試験

6)
大日本住友製薬資料:腎機能障害患者における薬物動態試験

7)
大日本住友製薬資料:肝硬変患者における薬物動態試験

8)
大日本住友製薬資料:高齢者における薬物動態試験

9)
大日本住友製薬資料:ヒト肝ミクロソームを用いた酸化代謝におけるCYP2C9の関与

10)
大日本住友製薬資料:グルクロン酸抱合の種差

11)
大日本住友製薬資料:ヒト肝ミクロソームを用いたCYP阻害の検討

12)
大日本住友製薬資料:バイオアベイラビリティ試験

13)
大日本住友製薬資料:ワルファリンとの薬物相互作用試験(1)

14)
大日本住友製薬資料:ワルファリンとの薬物相互作用試験(2)

15)
吉永馨ほか:血圧,18:1108,2011

16)
大日本住友製薬資料:高レニン正常血圧サルにおける作用

17)
大日本住友製薬資料:2腎性1クリップ型高血圧ラットにおける作用

18)
大日本住友製薬資料:脳卒中易発症性高血圧自然発症ラットにおける作用

19)
大日本住友製薬資料:高血圧自然発症ラットにおける作用

20)
大日本住友製薬資料:高食塩負荷5/6腎摘出高血圧自然発症ラットにおける作用

21)
大日本住友製薬資料:ウサギ摘出大動脈における作用

22)
大日本住友製薬資料:AII誘発昇圧反応に対する作用

23)
大日本住友製薬資料:AII受容体に対する拮抗様式の検討

24)
大日本住友製薬資料:AII受容体サブタイプに対する選択性

25)
大日本住友製薬資料:各種受容体及びイオン輸送系に対する作用

26)
大日本住友製薬資料:各種酵素に対する作用

製品に関するお問い合わせ先・文献請求先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
  
大日本住友製薬株式会社

〒541-0045 大阪市中央区道修町2-6-8

くすり情報センター
TEL 0120-034-389

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元

大日本住友製薬株式会社

大阪市中央区道修町2-6-8

提携
SANOFI  

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