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RAPIACTA for Intravenous Drip Infusion(ラピアクタ点滴静注液バッグ300mg/ラピアクタ点滴静注液バイアル150mg)
2016-06-12 09:11:05 来源: 作者: 【 】 浏览:475次 评论:0

RAPIACTA for Intravenous Drip Infusion(Peramivir Hydrate)ラピアクタ点滴静注液バッグ300mg/ラピアクタ点滴静注液バイアル150mg

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作成又は改訂年月

**2016年4月改訂(第7版,薬生安通知等に基づく使用上の注意の項の改訂)

*2013年7月改訂

日本標準商品分類番号

87625

日本標準商品分類番号等

国際誕生年月
2010年1月

薬効分類名

抗インフルエンザウイルス剤

承認等

販売名
ラピアクタ点滴静注液バッグ300mg

販売名コード

YJコード
6250405A2039

承認・許可番号

承認番号
22300AMX01152
欧文商標名
RAPIACTA for Intravenous Drip Infusion

薬価基準収載年月

2012年6月

販売開始年月

2010年1月

貯法・使用期限等

貯 法

室温保存

使用期限

外箱等に表示

規制区分

処方箋医薬品注1)

注1) 注意-医師等の処方箋により使用すること

組成

成分・含量

1袋(60mL)中
ペラミビル水和物349.4mg
(ペラミビルとして300mgに相当)

添加物

塩化ナトリウム 540.0mg
注射用水

性状

性状・剤形

無色澄明の液である。(注射剤)

pH

5.0~8.5

浸透圧比〔生理食塩液に対する比〕

1.0~1.2

販売名
ラピアクタ点滴静注液バイアル150mg

販売名コード

YJコード
6250405A1032

承認・許可番号

承認番号
22300AMX01151
欧文商標名
RAPIACTA for Intravenous Drip Infusion

薬価基準収載年月

2012年6月

販売開始年月

2010年1月

貯法・使用期限等

貯 法

室温保存

使用期限

外箱等に表示

規制区分

処方箋医薬品注1)

注1) 注意-医師等の処方箋により使用すること

組成

成分・含量

1瓶(15mL)中
ペラミビル水和物174.7mg
(ペラミビルとして150mgに相当)

添加物

塩化ナトリウム 135.0mg
注射用水

性状

性状・剤形

無色澄明の液である。(注射剤)

pH

5.0~8.5

浸透圧比〔生理食塩液に対する比〕

1.0~1.2

一般的名称

ペラミビル水和物注射液

警告

1. 本剤の投与にあたっては,本剤の必要性を慎重に検討すること。[「効能・効果に関連する使用上の注意」の項参照]
2. 本剤の予防投与における有効性及び安全性は確立していない。

禁忌

(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者


効能・効果

A型又はB型インフルエンザウイルス感染症

効能・効果に関連する使用上の注意

1. 本剤の投与にあたっては,抗ウイルス薬の投与がA型又はB型インフルエンザウイルス感染症の全ての患者に対しては必須ではないことを踏まえ,患者の状態を十分観察した上で,本剤の投与の必要性を慎重に検討すること。
2. 本剤は点滴用製剤であることを踏まえ,経口剤や吸入剤等の他の抗インフルエンザウイルス薬の使用を十分考慮した上で,本剤の投与の必要性を検討すること。
3. 流行ウイルスの薬剤耐性情報に留意し,本剤投与の適切性を検討すること。
4. 本剤はC型インフルエンザウイルス感染症には効果がない。
5. 本剤は細菌感染症には効果がない。[「重要な基本的注意」の項参照]

用法・用量

成人:通常,ペラミビルとして300mgを15分以上かけて単回点滴静注する。

合併症等により重症化するおそれのある患者には,1日1回600mgを15分以上かけて単回点滴静注するが,症状に応じて連日反復投与できる。

なお,年齢,症状に応じて適宜減量する。

小児:通常,ペラミビルとして1日1回10mg/kgを15分以上かけて単回点滴静注するが,症状に応じて連日反復投与できる。投与量の上限は,1回量として600mgまでとする。

用法・用量に関連する使用上の注意

1. 本剤の投与は,症状発現後,可能な限り速やかに開始することが望ましい。[症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。]
2. 反復投与は,体温等の臨床症状から継続が必要と判断した場合に行うこととし,漫然と投与を継続しないこと。なお,3日間以上反復投与した経験は限られている。[「臨床成績」の項参照]
3. 腎機能障害のある患者では,高い血漿中濃度が持続するおそれがあるので,腎機能の低下に応じて,下表を目安に投与量を調節すること。本剤を反復投与する場合も,下表を目安とすること。小児等の腎機能障害者での使用経験はない。[「重要な基本的注意」及び「薬物動態」の項参照]

4. 本剤は点滴静脈内注射にのみ使用すること。

**,*使用上の注意

慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)

1. ペラミビルに関する注意
腎機能障害のある患者[「用法・用量に関連する使用上の注意」及び「重要な基本的注意」の項参照]

2. 添加物(塩化ナトリウム,注射用水)に関する注意

(1) 心臓,循環器系機能障害のある患者[ナトリウムの負荷及び循環血液量を増やすことから心臓に負担をかけ,症状が悪化するおそれがある。]
(2) 腎機能障害のある患者[水分,塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく,症状が悪化するおそれがある。]

重要な基本的注意

1. 因果関係は不明であるものの,本剤を含む抗インフルエンザウイルス薬投薬後に異常行動等の精神・神経症状を発現した例が報告されている。小児・未成年者については,異常行動による転落等の万が一の事故を防止するための予防的な対応として,本剤による治療が開始された後は,(1)異常行動の発現のおそれがあること,(2)自宅において療養を行う場合,少なくとも2日間,保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮することについて患者・家族に対し説明を行うこと。なお,インフルエンザ脳症等によっても,同様の症状があらわれるとの報告があるので,上記と同様の説明を行うこと。
2. 本剤は腎排泄型の薬剤であり,腎機能が低下している場合には高い血漿中濃度が持続するおそれがあるので,本剤の投与に際しては,クレアチニンクリアランス値に応じた用量に基づいて,状態を観察しながら慎重に投与すること。[「用法・用量に関連する使用上の注意」及び「薬物動態」の項参照]
3. 細菌感染症がインフルエンザウイルス感染症に合併したり,インフルエンザ様症状と混同されることがある。細菌感染症の場合及び細菌感染症が疑われる場合には,抗菌剤を投与するなど適切な処置を行うこと。[「効能・効果に関連する使用上の注意」の項参照]
4. 肝機能障害,黄疸が投与翌日等の早期にあらわれることがあるので,投与直後から肝機能検査を行うなど患者の状態を十分に観察すること。
5. ショック,アナフィラキシーがあらわれることがあるので,投与中は救急処置の可能な状態で患者の状態を十分に観察すること。また,投与終了後もショック,アナフィラキシーがあらわれることがあるので,注意すること。

副作用

副作用等発現状況の概要

<成人>
承認時における安全性評価対象例968例中,臨床検査値の異常変動を含む副作用は239例(24.7%)に認められた。主なものは,下痢56例(5.8%),好中球減少27例(2.8%),蛋白尿24例(2.5%)であった。
<小児>
承認時における安全性評価対象例117例中,臨床検査値の異常変動を含む副作用は34例(29.1%)に認められた。主なものは,下痢12例(10.3%),好中球減少11例(9.4%),嘔吐6例(5.1%)であった。
重大な副作用

1. ショック,アナフィラキシー(頻度不明):ショック,アナフィラキシー(血圧低下,顔面蒼白,冷汗,呼吸困難,蕁麻疹等)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
2. 白血球減少,好中球減少(1~5%未満):白血球減少,好中球減少があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。
3. 肝機能障害,黄疸(頻度不明):AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTP,Al-Pの著しい上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が投与翌日等の早期にあらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

重大な副作用(類薬)

他の抗インフルエンザウイルス薬で以下の重大な副作用が報告されているので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。

1. 肺炎
2. 劇症肝炎
3. 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
4. 急性腎不全
5. 血小板減少
6. 精神・神経症状(意識障害,異常行動,譫妄,幻覚,妄想,痙攣等)
7. 出血性大腸炎

その他の副作用

皮膚
0.5~1%未満 
発疹

皮膚
0.5%未満 
湿疹,蕁麻疹

消化器
1%以上 
下痢(6.3%),悪心,嘔吐

消化器
0.5~1%未満 
腹痛

消化器
0.5%未満 
食欲不振,腹部不快感,口内炎

肝臓
1%以上 
AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇

肝臓
0.5~1%未満 
LDH上昇,ビリルビン上昇,γ-GTP上昇

肝臓
0.5%未満 
Al-P上昇

腎臓
1%以上 
蛋白尿,尿中β2ミクログロブリン上昇,NAG上昇

腎臓
0.5~1%未満 
BUN上昇

血液
1%以上 
リンパ球増加

血液
0.5~1%未満 
好酸球増加

血液
0.5%未満 
血小板減少

精神神経系
0.5%未満 
めまい,不眠

その他
1%以上 
血中ブドウ糖増加

その他
0.5~1%未満 
尿中血陽性,CK(CPK)上昇,尿糖

その他
0.5%未満 
霧視

その他
頻度不明 
血管痛

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下していることが多いので,患者の状態を観察しながら投与すること。[「薬物動態」の項参照]

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に投与する場合には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。ラットで胎盤通過性,ウサギで流産及び早産が報告されている。]
2. 授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせること。[ラットで乳汁中に移行することが報告されている。]

小児等への投与

低出生体重児,新生児に対する安全性は確立していない。[使用経験がない。]

過量投与

本剤の過量投与に関する情報は得られていない。

本剤は血液透析により速やかに血漿中から除去されることが報告されている1)。

適用上の注意

投与経路:本剤は点滴静脈内注射にのみ使用すること。

薬物動態


1. 血漿中濃度

(1) 健康成人
健康成人男性各6例に100mg,200mg,400mg,800mg(承認外用量)を単回点滴静注したときの血漿中濃度を図1に,単回/反復点滴静注したときの薬物動態パラメータを表1に示す。Cmax及びAUCは用量比例的に増加し,平均滞留時間(MRT)は約3時間でペラミビルは速やかに消失した。反復投与での体内動態は単回投与時とほとんど変わらず,蓄積性は認められなかった2)。

表1 薬物動態パラメータ参照

(2) 小児患者
小児患者115例(4ヵ月~15歳)に10mg/kg(体重60kg以上は600mg)を単回点滴静注したときの点滴終了後4時間までの血漿中濃度(185ポイント)を図2に示す。また,血漿中濃度が測定できた全297ポイントを用いて母集団薬物動態解析を行い,得られた薬物動態パラメータを表2に示す3)。

 

表2 薬物動態パラメータ参照

(3) 腎機能障害者

1) 日本人健康成人及びインフルエンザ患者,並びに外国人健康成人,腎機能障害者及び健康高齢者を対象とした臨床試験より得られた332症例,3199ポイントの血漿中濃度について,母集団薬物動態解析を行った。ペラミビルの薬物動態(CL)に対する影響因子として,腎機能障害の程度(Ccr)が薬物動態に与える影響が大きく,Ccrに応じた投与量の調節が必要であると考えられた4)。
腎機能障害者群における用量調節時(300mg投与相当)の血漿中濃度シミュレーションを図3に示す。また,各腎機能障害者群における用量調節時のCmax及びAUCを表3に示す。

表3 腎機能障害者群における用量調節時のCmax及びAUC参照

2) 腎機能障害者を含む22例に2mg/kg(承認外用量)を単回点滴静注したときの血漿中濃度を図4に,薬物動態パラメータを表4に示す。腎機能の低下に伴い,ペラミビルの血漿中からの消失が遅延し,AUCが増大することが示された1)。(外国人によるデータ)

表4 薬物動態パラメータ参照

(4) 血液透析患者
血液透析患者6例に2mg/kg(承認外用量)を単回点滴静注したときの血漿中濃度を図5に示す。点滴開始2時間後から4時間かけて血液透析することによって血漿中濃度は約1/4まで低下した1)。(外国人によるデータ)

(5) 高齢者
健康高齢者(65歳以上)20例,健康非高齢者6例に4mg/kg(承認外用量)を単回点滴静注したときの薬物動態パラメータを表5に示す。高齢者のAUCは非高齢者の約1.3倍であったが,Cmaxは類似していた5)。(外国人によるデータ)

表5 薬物動態パラメータ参照

2. 分布

(1) 健康成人男性各6例に100mg,200mg,400mg,800mg(承認外用量)を単回点滴静注したとき,上気道分泌液(咽頭分泌液及び鼻腔分泌液)中の薬物濃度は投与量の増加に伴い増大した。上気道分泌液中には血漿中に比し,AUCとして3~9%が移行することが確認された。また,400 mg投与時の咽頭分泌液及び鼻腔分泌液中の濃度は最高濃度としてそれぞれ平均930及び1210ng/mLであった2)。
(2) 限外ろ過法により測定したヒト血清蛋白結合率は,1~100μg/mLの濃度範囲において0.3~1.8%であった6)。
(3) (参考)
ラットに[14C]-ペラミビル24mg/kgを単回静脈内投与したとき,すべての組織中放射能濃度は投与5分後に最高濃度を示した。また,作用部位である肺及び気管においても良好な分布が認められ,主排泄臓器である腎臓ではより高い分布が認められた。すべての組織中放射能濃度は,投与48時間後までに定量限界未満となり,組織への蓄積性及び残留性は低いことが示唆された。一方,脳内への移行性は極めて低いことが示された7)。

3. 代謝・排泄

(1) 健康成人男性6例に400mgを単回点滴静注したときの血漿及び尿中に代謝物は検出されず,未変化体のみが検出された2)。
(2) 健康成人男性各6例に100mg,200mg,400mg,800mg(承認外用量)を単回点滴静注したときの投与開始後48時間までの尿中排泄率(平均値)は86.3~95.4%,6日間反復投与したときの総投与量に対する尿中排泄率(平均値)は77.2~92.6%であった2)。
(3) In vitro試験において,ペラミビルは主要なヒト肝チトクロームP450(CYP)酵素であるCYP1A2,2A6,2C9,2C19,2D6,2E1及び3A4に対して阻害作用を示さず,CYP1A2,2A6,2C9,2D6及び3A4に対して誘導作用を示さなかった。また,ペラミビルはP-糖蛋白の基質ではなく,P-糖蛋白による薬物輸送も阻害しないことが示された8)。

薬物動態の表

表1 薬物動態パラメータ 

投与量(mg)  n 単回投与
Cmax
(ng/mL) 
単回投与
AUC0-∞
(ng・hr/mL) 
単回投与
CL※1
(L/hr) 
単回投与
MRT
(hr) 
単回投与
Vss※2
(L) 
100  11200±2900  17513±2001  5.77±0.61  2.64±0.33  15.16±2.14 
200  21100±1600  33695±3622  5.99±0.65  2.65±0.27  15.77±1.35 
400  46800±7000  63403±8620  6.41±0.90  2.44±0.28  15.53±1.71 
800  86200±15400  133795±19972  6.10±0.96  2.83±0.49  16.96±1.53 

投与量(mg)  n 反復投与(6日目)
Cmax
(ng/mL) 
反復投与(6日目)
AUC0-τ※3
(ng・hr/mL) 
反復投与(6日目)
CL※1
(L/hr) 
  
100  10900±2000  16436±1540  6.13±0.56    
200  19800±2300  30358±2980  6.64±0.69    
400  45300±8000  65409±9498  6.23±0.93    
800  85500±13100  131385±12871  6.14±0.58    

※1:全身クリアランス
※2:定常状態分布容積
※3:定常状態の投与間隔(24時間)でのAUC
(測定法:LC/MS/MS)(mean±S.D.)

表2 薬物動態パラメータ※1

 

 
   n Cmax(ng/mL)  AUC0-∞(ng・hr/mL) 
全体  115  38768(23880-58835)  56569(37531-82620) 
0~1歳未満  25848(23880-28319)  47941(43040-53535) 
1~2歳未満  27587(24793-37604)  44472(41398-52018) 
2~6歳未満  19  33804(26787-42224)  46784(37531-61870) 
6~16歳未満  84  41127(27216-58835)  60478(41801-82620) 

※1:中央値(最小値-最大値),母集団薬物動態解析ソフトNONMEM(R)に基づく薬物動態パラメータを用いたベイジアン推定値

表3 腎機能障害者群における用量調節時のCmax及びAUC※1

 

 
Ccr
(mL/min) 
300mg投与相当
投与量(mg) 
300mg投与相当
Cmax
(ng/mL) 
300mg投与相当
AUC
(ng・hr/mL) 
600mg投与相当
投与量(mg) 
600mg投与相当
Cmax
(ng/mL) 
600mg投与相当
AUC
(ng・hr/mL) 
10≦Ccr<30  50  4742
(3192-7467) 
37162
(21433-87284) 
100  9415
(6414-14591) 
75745
(42922-173312) 
30≦Ccr<50  100  9245
(6291-14323) 
33669
(22976-50453) 
200  18471
(12564-28283) 
67786
(45769-102417) 
50≦Ccr<80  300  27044
(18652-40920) 
60233
(41298-87803) 
600  54047
(37078-81364) 
119015
(83155-175174) 
80≦Ccr<140  300  26005
(18133-38645) 
36423
(26114-52916) 
600  51814
(36020-76820) 
72307
(51520-104974) 

※1:中央値(90%予測範囲),母集団薬物動態解析ソフトNONMEM(R)に基づく薬物動態パラメータを用いたシミュレーション結果

表4 薬物動態パラメータ

 

 
Ccr
(mL/min) 
n Cmax
(ng/mL) 
AUC0-∞
(ng・hr/mL) 
CL
(mL/min) 
Ccr<30  13200±2910  137000±41100  21.1±4.68 
30≦Ccr<50  13700±3780  108000±31200  26.8±5.35 
50≦Ccr≦80  12500±3590  33900±7880  77.9±21.4 
Ccr>80  12800±2860  26000±3180  108±9.90 

(測定法:LC/MS/MS)(mean±S.D.)

表5 薬物動態パラメータ

 

 
   n Cmax(ng/mL)  AUC0-12hr(ng・hr/mL) 
高齢者  20  22648±4824  61334±8793 
非高齢者  20490±3908  46200±4460 

(測定法:LC/MS/MS)(mean±S.D.)

臨床成績

1. 成人を対象とした臨床試験

(1) 国内第II相試験
ペラミビル300mg,600mgを単回点滴静注したときの有効性について,プラセボを対照に二重盲検下で比較した。296例におけるインフルエンザ罹病期間(主要7症状が改善するまでの時間)の中央値を表6に示す。ペラミビルの各用量群はプラセボ群よりインフルエンザ罹病期間を有意に短縮させた9)。(いずれもp<0.05)

表6 国内第II相試験でのインフルエンザ罹病期間参照

(2) 国際共同第III相試験
ペラミビル300mg,600mgを単回点滴静注したときの有効性について,オセルタミビル(75mg 1日2回,5日間)を対照に検討した。1091例(日本742例,台湾244例,韓国105例)におけるインフルエンザ罹病期間の中央値を表7に示す10)。

表7 国際共同第III相試験でのインフルエンザ罹病期間参照

(3) 国内第III相試験 (反復投与)
ハイリスク因子(糖尿病,慢性呼吸器疾患を合併,あるいは免疫抑制剤服用中)を有する患者を対象とし,ペラミビル300mg又は600mgを1日1回1~5日間投与した。600mg群(19例)でのインフルエンザ罹病期間の中央値は42.3時間(90%信頼区間:30.0,82.7)であり,ハイリスク因子を有する患者に対する効果が示された。なお,300mg群(18例)では114.4時間(90%信頼区間:40.2,235.3)であった。また,ハイリスク因子を有する患者にペラミビルを反復投与することで,インフルエンザ罹病期間の短縮傾向が認められた。

投与群別投与期間別のインフルエンザ罹病期間の中央値を表8に示す11)。

表8 投与群別投与期間別のインフルエンザ罹病期間(ハイリスク因子を有する患者)参照

2. 小児等を対象とした国内第III相試験
小児等を対象とし,ペラミビル10mg/kg(体重60kg以上は600mg)を1日1回1~2日間投与した。115例(4ヵ月~15歳)におけるインフルエンザ罹病期間の中央値は27.9時間(95%信頼区間:21.7,31.7)であった。

インフルエンザ罹病期間について,年齢別の中央値を表9に,投与期間別の中央値を表10に示す3)。

表9 年齢別のインフルエンザ罹病期間(小児等)参照

表10 投与期間別のインフルエンザ罹病期間(小児等)参照

臨床成績の表

表6 国内第II相試験でのインフルエンザ罹病期間 

投与群  投与経路  n 中央値(hr)  95%信頼区間 
ペラミビル
300mg 
静脈内  99  59.1  50.9,72.4 
ペラミビル
600mg 
静脈内  97  59.9  54.4,68.1 
プラセボ  静脈内  100  81.8  68.0,101.5 

表7 国際共同第III相試験でのインフルエンザ罹病期間

 

 
投与群  投与経路  n 中央値(hr)  95%信頼区間 
ペラミビル
300mg 
静脈内  364  78.0  68.4,88.6 
ペラミビル
600mg 
静脈内  362  81.0  72.7,91.5 
オセルタミビル75mg  経口  365  81.8  73.2,91.1 

表8 投与群別投与期間別のインフルエンザ罹病期間
(ハイリスク因子を有する患者)

 

 
投与
期間 
併合 n=37
n
併合 n=37
中央値(hr) 
併合 n=37
90%
信頼区間 
300mg群 n=18
n
300mg群 n=18
中央値(hr) 
300mg群 n=18
90%
信頼区間 
600mg群 n=19
n
600mg群 n=19
中央値(hr) 
600mg群 n=19
90%
信頼区間 
1日  10  92.0  14.6,253.3  132.0  23.2,inf※1 14.6  13.2,68.6 
2~5日間  27※2 64.1  41.5,111.2  11  111.2  40.2,123.1  16  42.7  30.0,103.3 

※1:無限大
※2:2日間23例,3日間2例,4日間1例,5日間1例

表9 年齢別のインフルエンザ罹病期間(小児等)

 

 
年齢  n 中央値(hr)  95%信頼区間 
0~2歳未満  12  31.0  20.8,50.9 
2~6歳未満  20  26.4  17.8,68.9 
6~12歳未満  46  25.6  20.8,31.7 
12~16歳未満  37  29.1  20.9,36.3 

表10 投与期間別のインフルエンザ罹病期間(小児等)

 

 
投与期間  n 中央値(hr)  95%信頼区間 
1日  105  25.3  21.2,30.6 
2日間  10  47.8  29.4,91.3 

薬効薬理
1. インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼに対する阻害作用
ヒトA型及びB型インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼに対して阻害活性を示し,その50%阻害濃度はA型で0.54~11nmol/L,B型で6.8~17nmol/Lであった12)。

2. インフルエンザウイルス感染マウスに対する治療効果
ヒトA型及びB型インフルエンザウイルス感染マウス致死モデルにおいて,ペラミビルの単回静脈内投与により用量依存的に生存数の増加が認められ,その50%有効量はA型で0.4~1.5mg/kg,B型で0.1~1.0mg/kgであった12)。

3. 作用機序
ヒトA型及びB型インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼを選択的に阻害する。インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼはシアル酸切断活性を有し,糖鎖末端のシアル酸を切断することで,子孫ウイルスが感染細胞の表面から遊離できるように働く。ペラミビルはノイラミニダーゼを阻害することによって感染細胞の表面から子孫ウイルスが遊離するステップを抑制し,ウイルスが別の細胞へ拡散することを防ぎ,結果的にウイルス増殖抑制作用を示す12)。

4. 耐性
国内第II相試験及び小児等を対象とした国内第III相試験において,本剤投与前後で,本剤に対する感受性が3倍以上低下した株がA型のみ少数例に認められた3),9)。なお,国際共同第III相試験では,これらの感受性低下株と同じ亜型で同程度の感受性を示す株に感染した患者で治療効果が確認されている10)。また,in vitro耐性ウイルス分離試験において,類薬との交叉耐性を示す耐性株の出現が報告されているが,本剤に特有の耐性株は報告されていない13),14)。

有効成分に関する理化学的知見

一般的名称:ペラミビル水和物(JAN)
Peramivir Hydrate

化学名:(1S,2S,3R,4R)-3-[(1S)-1-(Acetylamino)-2-ethylbutyl]-4-guanidino-2-hydroxycyclopentanecarboxylic acid trihydrate

分子式:C15H28N4O4・3H2O

分子量:382.45

化学構造式:

性状:白色~微黄褐白色の粉末である。
水にやや溶けにくく,メタノール又はエタノール(99.5)に溶けにくく,N,N-ジメチルホルムアミドに極めて溶けにくい。

融点:242.0~243.5℃(分解)

分配係数:log P=-1.16(P=0.069)[1-オクタノール/水]

承認条件

1.
本薬の安全性及び有効性を確認するために,使用実態を踏まえた適切な製造販売後調査を行うこと。

2.
インフルエンザウイルスの本薬に対する耐性化に関する国内外の調査結果・情報については,随時,規制当局に報告すること。

包装

ラピアクタ点滴静注液バッグ300mg:60mL×1袋,
60mL×10袋

ラピアクタ点滴静注液バイアル150mg:15mL×10瓶

主要文献及び文献請求先

主要文献

〔文献請求番号〕

1)
社内資料(腎機能障害者における薬物動態)〔200902650〕

2)
社内資料(健康成人における薬物動態)〔200902651〕

3)
社内資料(小児等を対象とした国内第III相試験)〔201001514〕

4)
社内資料(母集団薬物動態解析)〔200902652〕

5)
社内資料(高齢者における薬物動態)〔200902653〕

6)
社内資料(蛋白結合に関する試験)〔200902654〕

7)
社内資料(ラットにおける分布)〔200902655〕

8)
社内資料(薬物動態学的薬物相互作用)〔200902656〕

9)
社内資料(国内第II相試験)〔200902657〕

10)
社内資料(国際共同第III相試験)〔200902658〕

11)
社内資料(国内第III相試験)〔200902659〕

12)
社内資料(効力を裏付ける試験)〔200902660〕

13)
Baz,M.et al.:Antiviral Res.,2007,74,159〔200902920〕

14)
Baum,E.Z.et al.:Antiviral Res.,2003,59,13〔200902921〕


文献請求先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。

塩野義製薬株式会社 医薬情報センター

〒541-0045大阪市中央区道修町3丁目1番8号

電話0120-956-734

FAX 06-6202-1541

http://www.shionogi.co.jp/med/


製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

提携
BIOCRYST PHARMACEUTICAL

製造販売元
塩野義製薬株式会社

〒541-0045大阪市中央区道修町3丁目1番8号

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