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Christmassin M I.V.*クリスマシンM静注用400単位/*クリスマシンM静注用1000単位
2015-01-12 10:25:05 来源: 作者: 【 】 浏览:487次 评论:0

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患者向医薬品ガイド・ワクチン接種を受ける人へのガイド
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*クリスマシンM静注用400単位/*クリスマシンM静注用1000単位,Christmassin M I.V.ダウンロード
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作成又は改訂年月

 

**2009年10月改訂(第11版)D9

 

*2008年12月改訂

 

日本標準商品分類番号

 

876343

 

日本標準商品分類番号等

 

2002年9月

 

再審査結果公表年月(最新)

 

薬効分類名

 

血漿分画製剤(献血)

 

承認等

 

*クリスマシンM静注用400単位

 

販売名コード

 

6343429D6037

 

承認・許可番号

 

承認番号
*22000AMX02392
*Christmassin M I.V.400 units

 

商標名

 

薬価基準収載年月

 

1993年6月

 

 

販売開始年月

 

1993年9月

 

 

貯法・使用期限等

 

 

貯法
凍結を避け10℃以下に保存

 

 

自家試験合格の日から2年(最終有効年月日は瓶ラベル及び外箱に表示)

 

有効期間

 

基準名

 

 

乾燥濃縮人血液凝固第IX因子

 

生物学的製剤基準

 

規制区分

 

 

 

特定生物由来製品
注)注意-医師等の処方せんにより使用すること

 

処方せん医薬品注)

 

組成

 

 

有効成分〔1瓶中〕
血液凝固第IX因子 400単位

 

 

添加物〔1瓶中〕
人血清アルブミン 40mg,クエン酸ナトリウム水和物 20mg,塩化ナトリウム 30mg,水酸化ナトリウム 適量,塩酸 適量

 

 

添付溶剤
日局  注射用水 4mL

 

 

本剤は,製造工程(精製工程)で,マウスモノクローナル抗体(マウス培養細胞由来成分),ウサギ抗体(ウサギ血液由来成分)を使用している.

 

血液凝固第IX因子は,ヒト血液に由来する.
(採血国:日本,採血の区別:献血)
人血清アルブミンは,ヒト血液に由来する.
(採血国:日本,採血の区別:献血)

 

日局  注射用水 4mL

 

 

本剤は,製造工程(精製工程)で,マウスモノクローナル抗体(マウス培養細胞由来成分),ウサギ抗体(ウサギ血液由来成分)を使用している.

 

 

性状

 

 

性状・剤形
白色ないし淡黄色の凍結乾燥製剤である.本剤を添付溶剤で溶解するとき,1mL中に血液凝固第IX因子100単位を含有する無色ないし淡黄色のほとんど澄明な液剤となる.

 

 

pH
6.4~7.4

 

 

※本剤1瓶を添付溶剤に溶かした水溶液

 

約1(生理食塩液に対する比)

 

6.4~7.4

 

 

※本剤1瓶を添付溶剤に溶かした水溶液

 

*クリスマシンM静注用1000単位

 

販売名コード

 

6343429D8048

 

承認・許可番号

 

承認番号
*22000AMX02346
*Christmassin M I.V.1000 units

 

商標名

 

薬価基準収載年月

 

1993年3月

 

 

販売開始年月

 

1993年9月

 

 

貯法・使用期限等

 

 

貯法
凍結を避け10℃以下に保存

 

 

自家試験合格の日から2年(最終有効年月日は瓶ラベル及び外箱に表示)

 

有効期間

 

基準名

 

 

乾燥濃縮人血液凝固第IX因子

 

生物学的製剤基準

 

規制区分

 

 

 

特定生物由来製品
注)注意-医師等の処方せんにより使用すること

 

処方せん医薬品注)

 

組成

 

 

有効成分〔1瓶中〕
血液凝固第IX因子 1,000単位

 

 

添加物〔1瓶中〕
人血清アルブミン 100mg,クエン酸ナトリウム水和物 50mg,塩化ナトリウム 75mg,水酸化ナトリウム 適量,塩酸 適量

 

 

添付溶剤
日局  注射用水 10mL

 

 

本剤は,製造工程(精製工程)で,マウスモノクローナル抗体(マウス培養細胞由来成分),ウサギ抗体(ウサギ血液由来成分)を使用している.

 

血液凝固第IX因子は,ヒト血液に由来する.
(採血国:日本,採血の区別:献血)
人血清アルブミンは,ヒト血液に由来する.
(採血国:日本,採血の区別:献血)

 

日局  注射用水 10mL

 

 

本剤は,製造工程(精製工程)で,マウスモノクローナル抗体(マウス培養細胞由来成分),ウサギ抗体(ウサギ血液由来成分)を使用している.

 

 

性状

 

 

性状・剤形
白色ないし淡黄色の凍結乾燥製剤である.本剤を添付溶剤で溶解するとき,1mL中に血液凝固第IX因子100単位を含有する無色ないし淡黄色のほとんど澄明な液剤となる.

 

 

pH
6.4~7.4

 

 

※本剤1瓶を添付溶剤に溶かした水溶液

 

約1(生理食塩液に対する比)

 

6.4~7.4

 

 

※本剤1瓶を添付溶剤に溶かした水溶液

 

 

 

特殊記載項目

 

本剤は,貴重な人血液を原料として製剤化したものである.原料となった血液を採取する際には,問診,感染症関連の検査を実施するとともに,製造工程における一定の不活化・除去処理を実施し,感染症に対する安全対策を講じているが,人血液を原料としていることによる感染症伝播のリスクを完全に排除することはできないため,疾病の治療上の必要性を十分に検討の上,必要最小限の使用にとどめること.(「使用上の注意」の項参照)

 

 

効能又は効果

 

 

血液凝固第IX因子欠乏患者の出血傾向を抑制する.

 

 

 

用法及び用量

 

本剤を日局注射用水4mL(400単位製剤)あるいは10mL(1,000単位製剤)で溶解し,通常1回血液凝固第IX因子400~1,200単位を静脈内に緩徐に注射する.用量は,年齢・症状に応じ適宜増減する.

 

 

用法及び用量に関連する使用上の注意

 

輸注速度が速すぎるとチアノーゼ,動悸を起こすことがあるので,ゆっくり注入すること.

 

 

使用上の注意

 

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)

 

 

1.
溶血性・失血性貧血の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある.〕

 

 

免疫不全患者・免疫抑制状態の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,持続性の貧血を起こすことがある.〕

 

2.

 

 

重要な基本的注意

 

患者への説明:本剤の使用にあたっては,疾病の治療における本剤の必要性とともに,本剤の製造に際し感染症の伝播を防止するための安全対策が講じられているが,血液を原料としていることに由来する感染症伝播のリスクを完全に排除することができないことを,患者に対して説明し,理解を得るよう努めること.

 

 

1.
本剤の原材料となる献血者の血液については,HBs抗原,抗HCV抗体,抗HIV-1抗体,抗HIV-2抗体,抗HTLV-I抗体陰性で,かつALT(GPT)値でスクリーニングを実施している.更に,プールした試験血漿については,HIV-1,HBV及びHCVについて核酸増幅検査(NAT)を実施し,適合した血漿を本剤の製造に使用しているが,当該NATの検出限界以下のウイルスが混入している可能性が常に存在する.本剤は,以上の検査に適合した血漿を原料として,マウスモノクローナル抗体ゲル処理等により人血液凝固第IX因子を濃縮・精製した製剤であり,ウイルス不活化・除去を目的として,製造工程においてリン酸トリ-n-ブチル(TNBP)/ポリソルベート80処理,ウイルス除去膜によるろ過処理,凍結乾燥の後,60℃,72時間の加熱処理を施しているが,投与に際しては,次の点に十分注意すること.

 

 

(1)
血漿分画製剤の現在の製造工程では,ヒトパルボウイルスB19等のウイルスを完全に不活化・除去することが困難であるため,本剤の投与によりその感染の可能性を否定できないので,投与後の経過を十分に観察すること.

 

(2)
肝炎ウイルス等のウイルス感染のリスクについては完全に否定できないので,観察を十分に行い,症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと.

 

現在までに本剤の投与により変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等が伝播したとの報告はない.しかしながら,製造工程において異常プリオンを低減し得るとの報告があるものの,理論的なvCJD等の伝播のリスクを完全には排除できないので,投与の際には患者への説明を十分行い,治療上の必要性を十分検討の上投与すること.

 

(3)

 

2.
アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので,観察を十分に行うこと.

 

3.
*患者の血中に血液凝固第IX因子に対するインヒビターが発生するおそれがある.本剤を投与しても予想した止血効果が得られない場合には,インヒビターの発生を疑い,回収率やインヒビターの検査を行うなど注意深く対応し,適切な処理を行うこと.

 

4.
大量投与によりDICを起こす危険性を完全には否定できないので,観察を十分に行うこと.

 

5.
本剤は「乾燥濃縮人血液凝固第IX因子」であり,「乾燥人血液凝固第IX因子複合体」ではないので,バイパス効果は期待できない.そのため,血液凝固第VIII因子に対する阻止抗体(インヒビター)を有する患者の出血に対しては使用しないこと.

 

マウスたん白質に対して,過敏症の患者に投与する場合は観察を十分に行うこと.また,同たん白質に対する抗体を産出する可能性を完全には否定できないので,観察を十分に行うこと.

 

 

6.

副作用

 

 

副作用等の概要

 

総症例数87例中2例(2.30%)3件の副作用が認められた.その内訳は顔面潮紅2件(2.30%),蕁麻疹1件(1.15%)であった.(再審査終了時)

 

 

重大な副作用

 

アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので,観察を十分に行い異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと.

 

 

その他の副作用

 

0.1~5%未満 
顔面潮紅,蕁麻疹

 

発熱等

 

悪寒,腰痛

 

頻度不明 
発熱等

 

悪寒,腰痛

 

頻度不明 
顔面潮紅,蕁麻疹

 

発熱等

 

悪寒,腰痛

 

頻度不明 
発熱等

 

悪寒,腰痛

 

 

その他の副作用の注意

 

上記のような症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,発現した場合には,適切な処置を行うこと.

 

注)このような場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

 

 

 

 

高齢者への投与

 

一般に高齢者では生理機能が低下しているので,患者の状態を観察しながら慎重に投与すること.

 

 

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること.〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない.本剤の投与によりヒトパルボウイルスB19の感染の可能性を否定できない.感染した場合には胎児への障害(流産,胎児水腫,胎児死亡)が起こる可能性がある.〕

 

 

適用上の注意

 

 

1.
調製時

 

 

(1)
他の製剤と混注しないこと.

 

(2)
使用後の残液は細菌汚染のおそれがあるので使用しないこと.

 

溶解した液を注射器に移す場合,ろ過網のあるセットを用いること.

 

(3)

 

2.
投与時

 

 

(1)
溶解時に沈殿の認められるものは使用しないこと.

 

一度溶解したものは1時間以内に使用すること.

 

(2)

 

家庭療法時

 

 

(1)
子供の手の届かないところへ保管すること.

 

使用済の医療機器等の処置については,主治医の指示に従うこと.

 

(2)

 

 

3.

 

薬物動態

 

 

全国20施設25症例の血友病B患者に本剤約50単位/kgを単回投与して,投与後の第IX因子活性の生体内回収率及び血中半減期を測定した.
その結果,生体内回収率は,上昇期待値に対する実上昇値の最高値比をとったとき,69.0±20.1%となり,血中半減期は,第II相1次回帰直線から,20.3時間であった.
(注)本剤の承認された1回用量は400~1,200単位で,年齢・症状に応じ適宜増減である.

 

生体内回収率及び血中半減期1):

 

 

臨床成績

 

承認時までに実施された血友病B患者23例を対象とした長期多回投与試験における出血部位別の止血効果は,次のとおりであった1).

 

 

出血部位  出血回数  有効率 
関節出血  77  90.9%(70/77) 
皮下・筋肉内出血  63  96.8%(61/63) 
鼻出血  100.0%(2/2) 
歯肉・口腔内出血  100.0%(8/8) 
血尿  50.0%(2/4) 
外傷・その他  100.0%(7/7) 
手術・抜歯  100.0%(6/6) 
複数部位出血  100.0%(9/9) 
計  176  93.7%(165/176) 
 

 

薬効薬理

 

本剤の静脈内投与により,血友病B患者に欠乏している血液凝固第IX因子の血中レベルを止血水準まで高め,出血を防止する.つまり,患者の第IX因子レベルを補正して内因性凝固系不全,なかでも活性型第X因子の生成を正常化させ,止血効果を得る.

 

 

取扱い上の注意

 

記録の保存:本剤は特定生物由来製品に該当することから,本剤を投与又は処方した場合は,医薬品名(販売名),その製造番号(ロット番号),投与又は処方した日,投与又は処方を受けた患者の氏名,住所等を記録し,少なくとも20年間保存すること.

 

 

包装

 

クリスマシンM静注用400単位 1瓶
溶剤(日局 注射用水4mL)添付

 

クリスマシンM静注用1000単位 1瓶
溶剤(日局 注射用水10mL)添付

 

〔注〕各製剤に下記付属品を組み入れてあります.
溶解液注入針,翼状針,注射筒,フィルトラン,絆創膏,ポリ袋,アルコール綿

 

 

主要文献及び文献請求先

 

 

主要文献

 

福井 弘 他:日本血栓止血学会誌 1991;2(4):302-310

 

1)

 

文献請求先

 

*株式会社ベネシス くすり相談室

 

**〒541-8505 大阪市中央区北浜2-6-18

 

電話0120-133-189

 

 

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

 

田辺三菱製薬株式会社

 

**大阪市中央区大阪市中央区北浜2-6-18

 

**大阪市中央区大阪市中央区北浜2-6-18

 

株式会社ベネシス

 

**大阪市中央区大阪市中央区北浜2-6-18

 

**大阪市中央区大阪市中央区北浜2-6-18

 

 

クリスマシンM静注用400単位,1000単位の溶解法及び溶解液注入針の使い方

 

1.
添付の溶剤瓶を室温程度にまで温めてください.
決して37℃を超えて加温しないでください.

 

2.
クリスマシンM静注用400単位又はクリスマシンM静注用1000単位(以下クリスマシンMと略す)と溶剤の両方の瓶のキャップを除去しゴム栓の表面を消毒してください(図1).

 

3.
溶解液注入針に添付のアダプターを溶剤瓶にセットします(図2).

 

4.
溶解液注入針の保護サヤをまず片方だけ軽くまわしてはずします(図3).

 

5.
溶解液注入針を溶剤瓶のゴム栓中央に真っすぐ深く刺入してください(図4).

 

6.
溶解液注入針の反対側の保護サヤを軽くまわしてはずし,クリスマシンM瓶を倒立させて溶解液注入針をゴム栓の中央大きい○印の箇所に真っすぐ深く刺入してください(図5).

 

7.
溶剤瓶が上になるように逆転してください.液が流れ始めたら連結された両方の瓶を斜めにして液ができるだけクリスマシンM瓶の壁面に沿って流れ込むようにしてください(図6).

 

8.
溶剤瓶をはずし,溶解液注入針に保護サヤをはめます.
その状態でクリスマシンM瓶をゆるく振盪し,完全に溶解させてください(図7).

 

9.
溶解液注入針の保護サヤをはずし,フィルトランを注射筒にセットします.
フィルトラン付注射筒をクリスマシンMの容量分引き,そのまま溶解液注入針の針部に深く刺し込み,押し子を押し込んでください(図8).

 

10.
クリスマシンM瓶を倒立させ,注射筒にクリスマシンMを取りだしてください(図9).

 

11.
注射筒からフィルトランを抜き取ってください(図10).

 

12.
翼状針を装着して静脈内に投与してください(図11).

 

この製品は献血血液から製造されています.

 

 

(頻度不明) 
血液凝固第IX因子欠乏患者の出血傾向を抑制する.

 

 

 

用法及び用量

 

本剤を日局注射用水4mL(400単位製剤)あるいは10mL(1,000単位製剤)で溶解し,通常1回血液凝固第IX因子400~1,200単位を静脈内に緩徐に注射する.用量は,年齢・症状に応じ適宜増減する.

 

 

用法及び用量に関連する使用上の注意

 

輸注速度が速すぎるとチアノーゼ,動悸を起こすことがあるので,ゆっくり注入すること.

 

 

使用上の注意

 

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)

 

 

1.
溶血性・失血性貧血の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある.〕

 

 

免疫不全患者・免疫抑制状態の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,持続性の貧血を起こすことがある.〕

 

2.

 

 

重要な基本的注意

 

患者への説明:本剤の使用にあたっては,疾病の治療における本剤の必要性とともに,本剤の製造に際し感染症の伝播を防止するための安全対策が講じられているが,血液を原料としていることに由来する感染症伝播のリスクを完全に排除することができないことを,患者に対して説明し,理解を得るよう努めること.

 

 

1.
本剤の原材料となる献血者の血液については,HBs抗原,抗HCV抗体,抗HIV-1抗体,抗HIV-2抗体,抗HTLV-I抗体陰性で,かつALT(GPT)値でスクリーニングを実施している.更に,プールした試験血漿については,HIV-1,HBV及びHCVについて核酸増幅検査(NAT)を実施し,適合した血漿を本剤の製造に使用しているが,当該NATの検出限界以下のウイルスが混入している可能性が常に存在する.本剤は,以上の検査に適合した血漿を原料として,マウスモノクローナル抗体ゲル処理等により人血液凝固第IX因子を濃縮・精製した製剤であり,ウイルス不活化・除去を目的として,製造工程においてリン酸トリ-n-ブチル(TNBP)/ポリソルベート80処理,ウイルス除去膜によるろ過処理,凍結乾燥の後,60℃,72時間の加熱処理を施しているが,投与に際しては,次の点に十分注意すること.

 

 

(1)
血漿分画製剤の現在の製造工程では,ヒトパルボウイルスB19等のウイルスを完全に不活化・除去することが困難であるため,本剤の投与によりその感染の可能性を否定できないので,投与後の経過を十分に観察すること.

 

(2)
肝炎ウイルス等のウイルス感染のリスクについては完全に否定できないので,観察を十分に行い,症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと.

 

現在までに本剤の投与により変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等が伝播したとの報告はない.しかしながら,製造工程において異常プリオンを低減し得るとの報告があるものの,理論的なvCJD等の伝播のリスクを完全には排除できないので,投与の際には患者への説明を十分行い,治療上の必要性を十分検討の上投与すること.

 

(3)

 

2.
アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので,観察を十分に行うこと.

 

3.
*患者の血中に血液凝固第IX因子に対するインヒビターが発生するおそれがある.本剤を投与しても予想した止血効果が得られない場合には,インヒビターの発生を疑い,回収率やインヒビターの検査を行うなど注意深く対応し,適切な処理を行うこと.

 

4.
大量投与によりDICを起こす危険性を完全には否定できないので,観察を十分に行うこと.

 

5.
本剤は「乾燥濃縮人血液凝固第IX因子」であり,「乾燥人血液凝固第IX因子複合体」ではないので,バイパス効果は期待できない.そのため,血液凝固第VIII因子に対する阻止抗体(インヒビター)を有する患者の出血に対しては使用しないこと.

 

マウスたん白質に対して,過敏症の患者に投与する場合は観察を十分に行うこと.また,同たん白質に対する抗体を産出する可能性を完全には否定できないので,観察を十分に行うこと.

 

 

6.

副作用

 

 

副作用等の概要

 

総症例数87例中2例(2.30%)3件の副作用が認められた.その内訳は顔面潮紅2件(2.30%),蕁麻疹1件(1.15%)であった.(再審査終了時)

 

 

重大な副作用

 

アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので,観察を十分に行い異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと.

 

 

その他の副作用

 

0.1~5%未満 
顔面潮紅,蕁麻疹

 

発熱等

 

悪寒,腰痛

 

頻度不明 
発熱等

 

悪寒,腰痛

 

頻度不明 
顔面潮紅,蕁麻疹

 

発熱等

 

悪寒,腰痛

 

頻度不明 
発熱等

 

悪寒,腰痛

 

 

その他の副作用の注意

 

上記のような症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,発現した場合には,適切な処置を行うこと.

 

注)このような場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

 

 

 

 

高齢者への投与

 

一般に高齢者では生理機能が低下しているので,患者の状態を観察しながら慎重に投与すること.

 

 

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること.〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない.本剤の投与によりヒトパルボウイルスB19の感染の可能性を否定できない.感染した場合には胎児への障害(流産,胎児水腫,胎児死亡)が起こる可能性がある.〕

 

 

適用上の注意

 

 

1.
調製時

 

 

(1)
他の製剤と混注しないこと.

 

(2)
使用後の残液は細菌汚染のおそれがあるので使用しないこと.

 

溶解した液を注射器に移す場合,ろ過網のあるセットを用いること.

 

(3)

 

2.
投与時

 

 

(1)
溶解時に沈殿の認められるものは使用しないこと.

 

一度溶解したものは1時間以内に使用すること.

 

(2)

 

家庭療法時

 

 

(1)
子供の手の届かないところへ保管すること.

 

使用済の医療機器等の処置については,主治医の指示に従うこと.

 

(2)

 

 

3.

 

薬物動態

 

 

全国20施設25症例の血友病B患者に本剤約50単位/kgを単回投与して,投与後の第IX因子活性の生体内回収率及び血中半減期を測定した.
その結果,生体内回収率は,上昇期待値に対する実上昇値の最高値比をとったとき,69.0±20.1%となり,血中半減期は,第II相1次回帰直線から,20.3時間であった.
(注)本剤の承認された1回用量は400~1,200単位で,年齢・症状に応じ適宜増減である.

 

生体内回収率及び血中半減期1):

 

 

臨床成績

 

承認時までに実施された血友病B患者23例を対象とした長期多回投与試験における出血部位別の止血効果は,次のとおりであった1).

 

 

出血部位  出血回数  有効率 
関節出血  77  90.9%(70/77) 
皮下・筋肉内出血  63  96.8%(61/63) 
鼻出血  100.0%(2/2) 
歯肉・口腔内出血  100.0%(8/8) 
血尿  50.0%(2/4) 
外傷・その他  100.0%(7/7) 
手術・抜歯  100.0%(6/6) 
複数部位出血  100.0%(9/9) 
計  176  93.7%(165/176) 
 

 

薬効薬理

 

本剤の静脈内投与により,血友病B患者に欠乏している血液凝固第IX因子の血中レベルを止血水準まで高め,出血を防止する.つまり,患者の第IX因子レベルを補正して内因性凝固系不全,なかでも活性型第X因子の生成を正常化させ,止血効果を得る.

 

 

取扱い上の注意

 

記録の保存:本剤は特定生物由来製品に該当することから,本剤を投与又は処方した場合は,医薬品名(販売名),その製造番号(ロット番号),投与又は処方した日,投与又は処方を受けた患者の氏名,住所等を記録し,少なくとも20年間保存すること.

 

 

包装

 

クリスマシンM静注用400単位 1瓶
溶剤(日局 注射用水4mL)添付

 

クリスマシンM静注用1000単位 1瓶
溶剤(日局 注射用水10mL)添付

 

〔注〕各製剤に下記付属品を組み入れてあります.
溶解液注入針,翼状針,注射筒,フィルトラン,絆創膏,ポリ袋,アルコール綿

 

 

主要文献及び文献請求先

 

 

主要文献

 

福井 弘 他:日本血栓止血学会誌 1991;2(4):302-310

 

1)

 

文献請求先

 

*株式会社ベネシス くすり相談室

 

**〒541-8505 大阪市中央区北浜2-6-18

 

電話0120-133-189

 

 

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

 

田辺三菱製薬株式会社

 

**大阪市中央区大阪市中央区北浜2-6-18

 

**大阪市中央区大阪市中央区北浜2-6-18

 

株式会社ベネシス

 

**大阪市中央区大阪市中央区北浜2-6-18

 

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クリスマシンM静注用400単位,1000単位の溶解法及び溶解液注入針の使い方

 

1.
添付の溶剤瓶を室温程度にまで温めてください.
決して37℃を超えて加温しないでください.

 

2.
クリスマシンM静注用400単位又はクリスマシンM静注用1000単位(以下クリスマシンMと略す)と溶剤の両方の瓶のキャップを除去しゴム栓の表面を消毒してください(図1).

 

3.
溶解液注入針に添付のアダプターを溶剤瓶にセットします(図2).

 

4.
溶解液注入針の保護サヤをまず片方だけ軽くまわしてはずします(図3).

 

5.
溶解液注入針を溶剤瓶のゴム栓中央に真っすぐ深く刺入してください(図4).

 

6.
溶解液注入針の反対側の保護サヤを軽くまわしてはずし,クリスマシンM瓶を倒立させて溶解液注入針をゴム栓の中央大きい○印の箇所に真っすぐ深く刺入してください(図5).

 

7.
溶剤瓶が上になるように逆転してください.液が流れ始めたら連結された両方の瓶を斜めにして液ができるだけクリスマシンM瓶の壁面に沿って流れ込むようにしてください(図6).

 

8.
溶剤瓶をはずし,溶解液注入針に保護サヤをはめます.
その状態でクリスマシンM瓶をゆるく振盪し,完全に溶解させてください(図7).

 

9.
溶解液注入針の保護サヤをはずし,フィルトランを注射筒にセットします.
フィルトラン付注射筒をクリスマシンMの容量分引き,そのまま溶解液注入針の針部に深く刺し込み,押し子を押し込んでください(図8).

 

10.
クリスマシンM瓶を倒立させ,注射筒にクリスマシンMを取りだしてください(図9).

 

11.
注射筒からフィルトランを抜き取ってください(図10).

 

12.
翼状針を装着して静脈内に投与してください(図11).

 

この製品は献血血液から製造されています.

 

 

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