HIBON tablets (Riboflavin Butyrate)核黄素丁酸酯 片ハイボン錠20mg
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作成又は改訂年月
** 2009年10月改訂(第9版)D7
* 2007年10月改訂
日本標準商品分類番号
873131
日本標準商品分類番号等
再評価結果公表年月(最新)
1995年9月
薬効分類名
高コレステロール血症改善ビタミン剤
承認等
販売名
ハイボン錠20mg
販売名コード
3131002F1276
承認・許可番号
承認番号
21400AMZ00025
商標名
HIBON tablets 20mg
薬価基準収載年月
2002年7月
販売開始年月
1966年8月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
外箱及びラベルに表示の使用期限内に使用すること
組成
有効成分(1錠中)
日局 リボフラビン酪酸エステル 20mg
添加物
ステアリン酸マグネシウム,マクロゴール6000,カルメロースカルシウム,ポビドン,乳糖水和物
性状
性状・剤形
黄色~淡褐黄色・素錠
外形
規格:長径(mm)
10.5
規格:短径(mm)
5.5
規格:厚さ(mm)
約3.6
規格:重量(mg)
188
販売名
ハイボン細粒10%
販売名コード
3131002C1024
承認・許可番号
承認番号
15400AMZ01433
商標名
HIBON fine granules 10%
薬価基準収載年月
1981年9月
販売開始年月
1981年9月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
外箱及びラベルに表示の使用期限内に使用すること
組成
有効成分(1g中)
日局 リボフラビン酪酸エステル 100mg
添加物
ヒドロキシプロピルセルロース,ステアリン酸ポリオキシル,乳糖水和物
性状
性状・剤形
黄色~淡褐黄色・細粒・わずかに特異な臭気
販売名
ハイボン細粒20%
販売名コード
3131002C2020
承認・許可番号
承認番号
15500AMZ00617
商標名
HIBON fine granules 20%
薬価基準収載年月
1981年9月
販売開始年月
1981年9月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
外箱及びラベルに表示の使用期限内に使用すること
組成
有効成分(1g中)
日局 リボフラビン酪酸エステル 200mg
添加物
ヒドロキシプロピルセルロース,ステアリン酸ポリオキシル,乳糖水和物
性状
性状・剤形
黄色~淡褐黄色・細粒・わずかに特異な臭気
一般的名称
リボフラビン酪酸エステル錠・細粒
効能又は効果
・高コレステロール血症
・ビタミンB2欠乏症の予防及び治療.
・下記疾患のうち,ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合.
口角炎,口唇炎,舌炎,脂漏性湿疹,結膜炎,びまん性表層角膜炎
・ビタミンB2の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦,はげしい肉体労働時等).
高コレステロール血症及びビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合の適応に対して,効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと.
用法及び用量
リボフラビン酪酸エステルとして,通常,成人1日5~20mgを2~3回に分割経口投与する.
高コレステロール血症には,通常,成人1日60~120mgを2~3回に分割経口投与する.
なお,年齢,症状により適宜増減する.
使用上の注意
副作用
副作用等発現状況の概要
〈1977年再評価結果〉
総症例数2,040例中18例(0.88%)21件の副作用が報告されている.主な副作用は下痢6件(0.29%),胃膨満3件(0.15%),腹部膨満2件(0.10%),食欲不振2件(0.10%)等であった.
〈1995年再評価結果〉
総症例数328例中11例(3.35%)11件の副作用が報告されている.主な副作用は下痢2件(0.61%),悪心・嘔吐2件(0.61%)等であった.
その他の副作用
1. 消化器
0.1~5%未満
下痢,悪心・嘔吐,胃膨満,腹部膨満
2. 消化器
0.1%未満
胃不快感,食欲不振
臨床検査値への影響
尿を黄変させ,臨床検査値に影響を与えることがある.
適用上の注意
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること.〔PTPシートの誤飲により,硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている.〕
薬物動態
1. 血中濃度1)
健康成人1名にリボフラビン酪酸エステル87mg(リボフラビンとして50mg)を経口投与すると,血中リボフラビン濃度は2~4時間をピークとする上昇が認められ,24時間後にも投与前よりやや高い値を維持した.
2. 排泄1)
健康成人1名にリボフラビン酪酸エステル87mg(リボフラビンとして50mg)を経口投与すると,尿中に排泄されたリボフラビン量は最初の4時間で負荷量の約0.7%,24時間で約4.0%であった.
3. 〈参考〉動物における吸収・分布2)
マウスに14C-リボフラビン酪酸エステルを経口投与すると,小腸の上半部から吸収され門脈系を経て肝に取り込まれ,肝静脈から各臓器に運ばれた.リンパ系を介するのはわずかであった.肝臓,腎臓,心臓に著明に取り込まれるが,その他の臓器にもよく取り込まれた.
臨床成績
高脂質血症患者を対象とした二重盲検比較試験において,高コレステロール血症に対する有用性が確認されている3).
薬効薬理
コレステロール上昇抑制作用4)
家兎にリボフラビン酪酸エステルを投与すると,ラノリン-綿実油投与による血清コレステロール値の上昇を抑制した.
有効成分に関する理化学的知見
一般名
リボフラビン酪酸エステル,Riboflavin Butyrate(JAN)
化学名
(2R,3S,4S)-5-(3,4-Dihydro-7,8-dimethyl-2,4-dioxobenzo[g]pteridin-10(2H)-yl)-2,3,4-tris(butyryloxy)pentyl butyrate
分子式
C33H44N4O10
分子量
656.72
構造式
性状
だいだい黄色の結晶又は結晶性の粉末で,わずかに特異なにおいがあり,味はわずかに苦い.メタノール,エタノール(95)又はクロロホルムに溶けやすく,ジエチルエーテルに溶けにくく,水にほとんど溶けない.光によって分解する.
融点
146~150℃
包装
ハイボン錠20mg:1,200錠(10錠×120)
ハイボン錠20mg:100錠(バラ)
ハイボン錠20mg:1,000錠(バラ)
ハイボン細粒10%:500g
ハイボン細粒20%:500g
主要文献及び文献請求先
主要文献
1)
吉利 和 他:診断と治療 1971;59:937-940
2)
陳 震東:ビタミン 1968;38(4):283-292
3)
五島雄一郎 他:診断と新薬 1994;31(10):1662-1690
4)
大川 博 他:基礎と臨床 1974;8(9):2641-2649
文献請求先
*田辺三菱製薬株式会社 くすり相談センター
**〒541-8505 大阪市中央区北浜2-6-8
**電話 0120-507-319
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
**販売
**田辺製薬販売株式会社
**大阪市中央区北浜2-6-8
製造販売元
*田辺三菱製薬株式会社
**大阪市中央区北浜2-6-8