Adcirca (Tadalafil )他达拉非 ,アドシルカ錠20mg
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作成又は改訂年月
* 2012年3月改訂(第2版)
2009年10月作成(第1版)
日本標準商品分類番号
87 2190
日本標準商品分類番号等
国際誕生年月
2009年5月
薬効分類名
ホスホジエステラーゼ5阻害剤
承認等
販売名
アドシルカ錠20mg
販売名コード
2190030F1029
承認・許可番号
承認番号
22100AMX02266
商標名
Adcirca
薬価基準収載年月
2009年12月
販売開始年月
2009年12月
貯法・使用期限等
貯 法:
室温保存
使用期限:
外箱等に表示
規制区分
処方せん医薬品
(注意-医師等の処方せんにより使用すること)
組成
成分・含量
(1錠中):
タダラフィルとして20mg
添加物:
乳糖水和物、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、トリアセチン、三二酸化鉄、タルク
性状
性状・剤形:
赤褐色のフィルムコート錠
外形
表面:

外形
裏面:

外形
側面:
寸法・重量:

寸法・重量:
長径:約12.3mm
短径:約7.6mm
厚さ:約5.0mm
重量:約0.36g
識別コード:
4467
一般的名称
タダラフィル錠
警告
本剤と硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下降させることがあるので、本剤投与の前に、硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤が投与されていないことを十分確認し、本剤投与中及び投与後においても硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤が投与されないよう十分注意すること。[「禁忌」の項参照]
ただし、肺動脈性肺高血圧症の治療において一酸化窒素吸入療法と本剤の併用が治療上必要と判断される場合は、緊急時に十分対応できる医療施設において、肺動脈性肺高血圧症の治療に十分な知識と経験を持つ医師のもとで、慎重に投与すること。
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.
硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)を投与中の患者[「相互作用」の項参照]
3.
重度の腎障害のある患者[重度の腎障害のある患者では本剤の血漿中濃度が上昇すること、使用経験が限られていること及び透析によるクリアランスの促進は期待されないため。]
4.
重度の肝障害のある患者[重度の肝障害のある患者における使用経験がないため。]
5.
*チトクロームP450 3A4(CYP3A4)を強く阻害する薬剤(イトラコナゾール、リトナビル、アタザナビル、インジナビル、ネルフィナビル、サキナビル、ダルナビル、クラリスロマイシン、テリスロマイシン、テラプレビル)を投与中の患者[「相互作用」の項参照]
6.
CYP3A4を強く誘導する薬剤(リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール)を長期的に投与中の患者[「相互作用」の項参照]
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
肺動脈性肺高血圧症
効能又は効果に関連する使用上の注意
肺高血圧症に関するWHO機能分類クラスIにおける有効性・安全性は確立されていない。
用法及び用量
通常、成人には1日1回タダラフィルとして40mgを経口投与する。
用法及び用量に関連する使用上の注意
1.
軽度又は中等度の腎障害のある患者では、本剤の血漿中濃度が上昇する可能性があることから、1日1回20mgを投与する。[「薬物動態」の項参照]
2.
軽度又は中等度の肝障害のある患者では、本剤の投与経験は限られていることから、リスク・ベネフィットを考慮し、本剤を投与する際には1日1回20mgを投与する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
脳梗塞・脳出血の既往歴が最近6ヵ月以内にある患者[これらの患者における有効性及び安全性は確立していない。]
2.
コントロール不良の不整脈、低血圧(血圧<90/50mmHg)又はコントロール不良の高血圧(安静時血圧>170/100mmHg)のある患者[これらの患者における有効性及び安全性は確立していない。]
3.
α遮断剤を投与中の患者[「相互作用」の項参照]
4.
網膜色素変性症患者[網膜色素変性症の患者にはホスホジエステラーゼ(PDE)の遺伝的障害を持つ症例が少数認められる。]
5.
高齢者(65歳以上)[「高齢者への投与」の項参照]
6.
陰茎の構造上欠陥(屈曲、陰茎の線維化、Peyronie病等)のある患者[本剤の薬理作用により勃起が起こり、その結果陰茎に痛みを引き起こす可能性がある。]
7.
持続勃起症の素因となり得る疾患(鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病等)のある患者
8.
出血性疾患又は消化性潰瘍のある患者[in vitro試験でニトロプルシドナトリウム(NO供与剤)の血小板凝集抑制作用を増強することが認められている。出血性疾患又は消化性潰瘍のある患者に対する安全性は確立していない。]
重要な基本的注意
1.
肺血管拡張剤は、肺静脈閉塞性疾患を有する患者の心血管系の状態を著しく悪化させるおそれがある。肺静脈閉塞性疾患を有する患者における有効性及び安全性は確立していないため、このような患者に対しては本剤を投与しないことが望ましい。
2.
他のPDE5阻害剤と同様に、本剤は血管拡張作用を有するため一過性の軽度の血圧低下があらわれる場合がある。患者が重症の左室流出路閉塞、体液減少、自律神経障害に伴う低血圧や安静時低血圧等を有する場合には、本剤の血管拡張作用による影響を受ける場合があるため、十分な観察を行うこと。
3.
4時間以上の勃起の延長又は持続勃起(6時間以上持続する痛みを伴う勃起)が外国にてごくまれに報告されている。持続勃起に対する処置を速やかに行わないと陰茎組織の損傷又は勃起機能を永続的に損なうことがあるので、勃起が4時間以上持続する症状がみられた場合、直ちに医師の診断を受けるよう指導すること。
4.
臨床試験において、めまいや視覚障害が認められているので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
5.
出血の危険因子(ビタミンK拮抗薬等の抗凝固療法、抗血小板療法、結合組織疾患に伴う血小板機能異常、経鼻酸素療法)を有する患者においては、出血の危険性が高まるおそれがあるので投与にあたっては注意すること。
6.
本剤投与後に急激な視力低下又は急激な視力喪失があらわれた場合には、速やかに眼科専門医の診察を受けるよう、患者に指導すること。[「その他の注意」の項参照]
7.
本剤投与後に急激な聴力低下又は突発性難聴(耳鳴り、めまいを伴うことがある)があらわれた場合には、速やかに耳鼻科専門医の診察を受けるよう、患者に指導すること。[「その他の注意」の項参照]
相互作用
本剤は主にCYP3A4により代謝される。
併用禁忌
(併用しないこと)
1.
薬剤名等
硝酸剤及びNO供与剤
(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)
臨床症状・措置方法
併用により、降圧作用を増強するとの報告がある1)~3)。
機序・危険因子
NOはcGMPの産生を刺激し、一方、本剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介するNOの降圧作用が増強する。
2.
薬剤名等
*CYP3A4を強く阻害する薬剤
(イトラコナゾール、リトナビル、アタザナビル、インジナビル、ネルフィナビル、サキナビル、ダルナビル、クラリスロマイシン、テリスロマイシン、テラプレビル)
臨床症状・措置方法
強いCYP3A4阻害作用を有するケトコナゾール(400mg/日:経口剤、国内未発売)との併用により、本剤(20mg)のAUC及びCmaxが312%及び22%増加するとの報告がある4)。また、リトナビル(200mg/1日2回投与)との併用により、本剤(20mg)のAUCが124%増加するとの報告がある4)。[「薬物動態」の項参照]
機序・危険因子
CYP3A4を強く阻害することによりクリアランスが高度に減少し、本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがある。また、肺動脈性肺高血圧症患者における併用の経験が少ない。
3.
薬剤名等
CYP3A4を強く誘導する薬剤
(リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール)
臨床症状・措置方法
リファンピシン(600mg/日)との併用により、本剤(10mg)のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下するとの報告がある5)。
機序・危険因子
CYP3A4誘導によるクリアランスの増加により本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。
併用注意
(併用に注意すること)
1. 薬剤名等
CYP3A4を阻害する薬剤
(ホスアンプレナビル、ジルチアゼム、エリスロマイシン、フルコナゾール、ベラパミル、グレープフルーツジュース等)
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、本剤のAUC及びCmaxが増加するおそれがある。
機序・危険因子
CYP3A4阻害によるクリアランスの減少。
2. 薬剤名等
CYP3A4を誘導する薬剤
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、本剤のAUC及びCmaxが低下するおそれがある。
機序・危険因子
CYP3A4誘導によるクリアランスの増加。
3. 薬剤名等
ボセンタン
臨床症状・措置方法
ボセンタン(125mg/1日2回投与)との10日間併用により、本剤(40mg)の10日目におけるAUC及びCmaxが初日と比べてそれぞれ41.5%及び26.6%低下するとの報告がある27)。本剤によるボセンタンのAUC及びCmaxに対する影響はみられなかった。[「薬物動態」の項参照]
機序・危険因子
CYP3A4誘導によるクリアランスの増加により本剤の血漿中濃度が低下する。
4. 薬剤名等
α遮断剤
(ドキサゾシン、テラゾシン等)
臨床症状・措置方法
ドキサゾシン(8mg)と本剤(20mg)の併用により、立位収縮期血圧及び拡張期血圧は最大それぞれ9.81mmHg及び5.33mmHg下降するとの報告がある6)。また、α遮断剤との併用で失神等の症状を伴う血圧低下を来したとの報告がある。[「薬物動態」の項参照]
機序・危険因子
本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。
5. 薬剤名等
降圧剤
(アムロジピン、メトプロロール、エナラプリル、カンデサルタン等)
臨床症状・措置方法
アンジオテンシンII受容体拮抗剤(単剤又は多剤)と本剤(20mg)の併用により、自由行動下収縮期血圧及び拡張期血圧は最大それぞれ8mmHg及び4mmHg下降するとの報告がある7)。
機序・危険因子
本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。
6. 薬剤名等
カルペリチド
臨床症状・措置方法
併用により降圧作用が増強するおそれがある。
機序・危険因子
本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。
7. 薬剤名等
ビタミンK拮抗薬
(ワルファリン)
臨床症状・措置方法
本剤(10及び20mg/日)との併用において、ワルファリン(25mg)の薬物動態及び抗凝固作用に対する影響は認められなかった34),35)が、併用により出血の危険性が高まるおそれがある。
機序・危険因子
ビタミンK拮抗薬などの抗凝固療法を施行している患者では出血の危険性が高まるおそれがある。
副作用
副作用等発現状況の概要
承認時までに、肺動脈性肺高血圧患者を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験において、本剤2.5~40mg群に割り付けられた総症例323例(日本人患者23例を含む)中185例(57.3%)に副作用が認められた。また、それに続く長期継続試験において、本剤20~40mg群に割り付けられた総症例357例(日本人患者22例を含む)中176例(49.3%)に副作用が認められた。主な副作用は頭痛(27.6%)、潮紅(6.2%)、浮動性めまい(5.3%)、筋痛(5.0%)等であった。
重大な副作用
過敏症(発疹、蕁麻疹、顔面浮腫、剥脱性皮膚炎、Stevens-Johnson症候群)(頻度不明):本剤の投与により(男性勃起不全治療剤としての投与を含む)、発疹、蕁麻疹、顔面浮腫、剥脱性皮膚炎、Stevens-Johnson症候群等の過敏症が、ごくまれに報告されている。このような症状が認められた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
循環器:
5%以上
潮紅
循環器:
1%~5%未満
ほてり、動悸
循環器:
1%未満
低血圧、胸痛、失神、レイノー現象、血腫、心不全
循環器:
頻度不明注1)
心筋梗塞注2)、心突然死注2)、頻脈、高血圧
感覚器:
1%~5%未満
霧視
感覚器:
1%未満
眼充血、視覚障害、回転性めまい、眼乾燥、眼痛、結膜出血、視力低下、眼の異常感
感覚器:
頻度不明注1)
非動脈炎性前部虚血性視神経症注3)、網膜静脈閉塞、視野欠損
消化器:
1%~5%未満
下痢、悪心、消化不良、胃食道逆流性疾患、嘔吐、上腹部痛
消化器:
1%未満
腹部膨満、胃炎、口内乾燥、鼓腸、腹部不快感、胃不快感
消化器:
頻度不明注1)
腹痛
肝臓:
1%未満
AST(GOT)増加
筋骨格:
5%以上
筋痛
筋骨格:
1%~5%未満
背部痛、四肢痛、筋痙縮、関節痛
筋骨格:
1%未満
関節炎、筋骨格硬直、四肢不快感
精神・神経系:
5%以上
頭痛、浮動性めまい
精神・神経系:
1%未満
睡眠障害、うつ病、下肢静止不能症候群、感覚鈍麻、錯感覚
精神・神経系:
頻度不明注1)
脳卒中注2)、片頭痛
泌尿・生殖器:
1%~5%未満
月経過多
泌尿・生殖器:
頻度不明注1)
持続勃起症、勃起延長
呼吸器:
1%~5%未満
鼻閉、鼻出血、呼吸困難
呼吸器:
1%未満
副鼻腔うっ血
皮膚:
1%~5%未満
発疹
皮膚:
1%未満
そう痒症
皮膚:
頻度不明注1)
多汗症
血液:
1%~5%未満
貧血
血液:
1%未満
INR増加
その他:
1%~5%未満
末梢性浮腫、体重増加、疲労
その他:
1%未満
顔面浮腫、挫傷、疼痛、腫脹、食欲不振、浮腫、貪食細胞性組織球症
注1)自発報告等を含む情報であるため、頻度不明。
注2)心筋梗塞、心突然死、脳卒中等の重篤な有害事象が本剤の投与後に報告されている。しかし、これらのほとんどの症例が本剤投与前から心血管系障害等の危険因子を有していたことが報告されており、これらの事象が本剤、性行為又は患者が以前から有していた心血管系障害の危険因子に起因して発現したものなのか、又は、これらの要因の組合せにより発現したものなのかを特定することはできない。
注3)「その他の注意」の項参照
高齢者への投与
高齢者では一般に生理機能が低下しているため、慎重に投与すること。[「薬物動態」の項参照]
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊娠又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立されていない。]
2.
授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[本剤の母乳中への移行は不明である。]
小児等への投与
小児等に対する安全性は確立されていない。[使用経験がない。]
過量投与
1. 徴候・症状
外国において、健康成人に本剤を500mgまで単回投与した場合及び勃起不全患者に本剤100mgを反復投与した場合の副作用は、低用量で認められたものと同様であった。
2. 処置
過量投与の際の特異的な薬物療法はないが、適切な対症療法を行うこと。なお、腎透析によるクリアランスの促進は期待できない。
適用上の注意
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
その他の注意
1.
勃起不全治療剤として使用されたタダラフィルの市販後の自発報告において、心筋梗塞、心突然死、心室性不整脈、脳出血、一過性脳虚血発作などの重篤な心血管系障害がタダラフィル投与後に発現している。これらの多くが心血管系のリスクファクターを有している患者であった。多くの事象が、性行為中又は性行為後に認められ、少数例ではあるが、性行為なしにタダラフィル投与後に認められたものもあった。その他は、タダラフィルを投与し性行為後の数時間から数日後に報告されている。これらの症例について、タダラフィル、性行為、本来患者が有していた心血管系障害、これらの要因の組み合わせ又は他の要因に直接関連するかどうかを確定することはできない。
2.
薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において男性勃起不全治療剤として使用された本剤を含むPDE5阻害剤投与後に、まれに視力低下や視力喪失の原因となりうる非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)の発現が報告されている8),9)。これらの患者の多くは、NAIONの危険因子[年齢(50歳以上)、糖尿病、高血圧、冠動脈障害、高脂血症、喫煙等]を有していた10)。
3.
薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において本剤を含むPDE5阻害剤投与後に、まれに、痙攣発作の発現が報告されている11),12)。
4.
薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において本剤を含むPDE5阻害剤投与後に、まれに、急激な聴力低下又は突発性難聴が報告されている。これらの患者では、耳鳴りやめまいを伴うことがある。
5.
アルコール飲用時に本剤を投与した外国の臨床薬理試験(本剤10mg、20mg)において、アルコール血中濃度、本剤の血漿中濃度のいずれも相互に影響を受けなかったが、アルコールを高用量(0.7g/kg)飲用した被験者において、めまいや起立性低血圧が報告された13),14)。
6.
25mg/kg/day以上の用量でタダラフィルをイヌに3~12ヵ月間連日経口投与した毒性試験において、精巣重量の低下、精細管上皮の変性、精巣上体の精子数の減少が認められたとの報告がある。ヒトにおける精子形成能に対する影響を検討した外国臨床試験の一部では平均精子濃度の減少が認められたが、精子運動率、精子形態及び生殖ホルモン値はいずれの試験においても変化が認められなかった15),16)。
薬物動態
1. 血漿中濃度
日本人健康成人にタダラフィル20mg(18例)又は40mg(18例)を1日1回10日間反復経口投与したときのタダラフィルの血漿中濃度は、投与日に関係なく投与後1~4時間(Tmaxの中央値=3時間)にピークに達した。また、タダラフィルの血漿中濃度は、反復投与5日目までに定常状態に達した17),18)。血漿中濃度の消失半減期は約14~15時間であった。タダラフィル20mg又は40mgを投与したときのAUC及びCmaxの増加は、投与量に比例した増加割合より低かった。定常状態でのタダラフィルのAUC及びCmaxは、初回投与時と比べて20mg及び40mgでそれぞれ約40%及び約30%増加した。
薬物動態の表1参照


≪健康成人にタダラフィル20mg又は40mgを1日1回10日間反復投与したときの血漿中タダラフィル濃度推移(平均値±標準誤差)≫
(注:国内承認用量は40mgである。)
2. 血漿蛋白結合率
タダラフィルの血漿蛋白結合率は94%(in vitro、平衡透析法)であり19)、主にアルブミン及びα1酸性糖蛋白と結合する20)。
3. 吸収・代謝・排泄(外国人での成績)
健康成人6例に14C-タダラフィル100mgを単回経口投与したときの、投与後312時間までの放射能回収率は糞便中60.5%、尿中36.1%であった。糞便中には主にメチルカテコール体、カテコール体、尿中には主にメチルカテコールグルクロン酸抱合体及びカテコールグルクロン酸抱合体が認められた。血漿中には主にタダラフィル未変化体及びメチルカテコールグルクロン酸抱合体が認められた21)。血漿中のメチルカテコール体はメチルカテコールグルクロン酸抱合体の10%未満であった22)。
(注:国内承認用量は40mgである。)
4. 食事の影響(外国人での成績)
健康成人15例にタダラフィル40mgを食後(高脂肪食)又は空腹時に単回経口投与したとき、AUC0-∞及びCmax共に食事摂取による影響は認められなかった。また、Tmaxは食後投与と空腹時投与で同程度であった23)。
5. 肺動脈性肺高血圧症患者における母集団薬物動態解析
プラセボ対照二重盲検比較試験における母集団薬物動態解析の結果、肺動脈性肺高血圧症患者注)に40mgを1日1回反復経口投与(ボセンタン非併用時)したときのAUCSSの推定値は、外国人健康成人の値と比べて約26%高値であったが、Cmaxに顕著な差はなかった24)。健康成人と同様に患者でもタダラフィル20mg又は40mgを投与したときのAUC及びCmaxの増加は、投与量に比例した増加割合より低かった。[「血漿中濃度」の項参照]また、タダラフィルとボセンタンを併用投与すると、タダラフィルの曝露量が低下した。[「薬物相互作用試験」の項参照]
注)肺動脈性肺高血圧症患者389例、日本人患者22例を含む。
薬物動態の表2参照
6. 高齢者(外国人での成績)
健康高齢者12例(65~78歳)及び健康若年者12例(19~45歳)にタダラフィル10mgを単回経口投与したとき、Cmaxは高齢者と若年者とでほぼ同様であったが、高齢者のAUC0-∞は若年者に比べ約25%高値であった25)。
薬物動態の表3参照
7. 腎障害患者(外国人での成績)
(1) 軽度及び中等度腎障害患者
健康成人12例、軽度腎障害患者(CLcr=51~80mL/min)8例、中等度腎障害患者(CLcr=31~50mL/min)8例にタダラフィル5mg及び10mgを単回経口投与したとき、AUC0-∞及びCmaxは健康成人のそれぞれ約100%及び20~30%増加した25)。
(注:国内承認用量は40mgである。)
(2) 血液透析を受けている末期腎不全患者
血液透析を受けている末期腎不全患者16例にタダラフィル5mg、10mg及び20mgを単回経口投与したとき、AUC0-∞及びCmaxは健康成人のそれぞれ約109%及び41%増加した25)。
(注:国内承認用量は40mgである。)
8. 肝障害患者(外国人での成績)
健康成人8例及び肝障害患者25例注)にタダラフィル10mgを単回経口投与したとき、軽度肝障害患者(Child-Pugh class A)と中等度肝障害患者(Child-Pugh class B)の AUC0-∞は健康成人とほぼ同様であった25)。
注)軽微(脂肪肝が認められ、Child-Pugh分類で5ポイント未満)、n=8;軽度肝障害(Child-Pugh class A)、n=8;中等度肝障害(Child-Pugh class B)、n=8;重度肝障害(Child-Pugh class C)、n=1。
(注:国内承認用量は40mgである。)
9. 薬物相互作用試験(外国人での成績)
(1) 経口ケトコナゾール
健康成人12例にケトコナゾール400mg(1日1回経口投与、国内未発売)とタダラフィル20mgを併用投与したとき、タダラフィルのAUC0-∞及びCmaxは、それぞれ312%及び22%増加した4)。健康成人11例にケトコナゾール200mg(1日1回経口投与)とタダラフィル10mgを併用投与したとき、タダラフィルのAUC0-∞及びCmaxはそれぞれ107%及び15%増加した5)。
(注:国内承認用量は40mgである。)
(2) リトナビル
健康成人16例にリトナビル500mg又は600mg(1日2回)とタダラフィル20mgを併用投与したとき、タダラフィルのCmaxは30%低下したが、AUC0-∞は32%増加した26)。健康成人8例にリトナビル200mg(1日2回)とタダラフィル20mgを併用投与したとき、タダラフィルのCmaxは同程度であったが、AUC0-∞は124%増加した4)。
(注:国内承認用量は40mgである。)
(3) ボセンタン
健康成人15例にタダラフィル40mg(1日1回)及びボセンタン125mg(1日2回)を10日間併用投与した。投与1日目におけるタダラフィルのAUC及びCmaxは本剤を単独投与時の値と同程度であったが、投与10日目におけるタダラフィルのAUC及びCmaxは本剤を単独投与時の値と比べてそれぞれ41.5%及び26.6%低下した。一方、本剤によるボセンタンのAUC及びCmaxに対する影響は認められなかった27)。
(4) ジゴキシン
健康成人20例にジゴキシン0.25mgを1日1回反復経口投与時の定常状態で、タダラフィル40mgを1日1回10日間反復経口投与した結果、本剤によるジゴキシンのAUC、Cmax及びCminに対する明らかな影響は認められなかった28)。
(5) α遮断剤
1) ドキサゾシン
健康成人18例にドキサゾシン8mgを反復経口投与時の定常状態で、タダラフィル20mgを単回経口投与したとき、立位の収縮期及び拡張期血圧の最大下降量はそれぞれ9.81mmHg及び5.33mmHg、臥位の収縮期及び拡張期血圧の最大下降量はそれぞれ3.64mmHg及び2.78mmHgであった6)。
健康成人45例にドキサゾシン(4mgまで漸増)とタダラフィル5mgを1日1回反復経口投与したとき、ドキサゾシンの血圧降下作用に増強がみられた。この試験において、失神等の症状を伴う血圧変化に関する有害事象がみられた。
(注:国内承認用量は40mgである。)
2) タムスロシン
健康成人18例にタムスロシン0.4mgを反復経口投与時の定常状態で、タダラフィル10mg又は20mgを単回投与したとき、立位の収縮期及び拡張期血圧の最大下降量はそれぞれ2.3mmHg及び2.2mmHg、臥位の収縮期及び拡張期血圧の最大下降量はそれぞれ3.2mmHg及び3.0mmHgであり、明らかな血圧への影響は認められなかった6)。健康成人39例にタムスロシン0.4mgとタダラフィル5mgを1日1回反復経口投与したとき、明らかな血圧への影響は認められなかった29)。
(注:国内承認用量は40mgである。)
(6) 経口避妊薬
健康成人26例に経口避妊薬(エチニルエストラジオール0.03mg及びレボノルゲストレル0.15mg含有製剤)とタダラフィル40mgを21日間併用投与した結果、エチニルエストラジオールのAUC及びCmaxは、経口避妊薬とプラセボを併用投与したときの値とくらべてそれぞれ26%及び70%増加した。タダラフィル併用投与時とプラセボ併用投与時でレボノルゲストレルの血漿中濃度に統計学的に有意な差は認められなかった30)。
その他、他剤(ニザチジン、制酸配合剤)又はアルコールが本剤(10又は20mg)に及ぼす影響について検討した結果、ニザチジン、制酸配合剤又はアルコールによる本剤の薬物動態に対する明らかな影響は認められなかった。また、本剤(10又は20mg)が他剤(ミダゾラム、テオフィリン、ワルファリン及びアムロジピン)又はアルコールに及ぼす影響について検討した結果、本剤によるミダゾラム、テオフィリン、ワルファリン、アムロジピン又はアルコールの薬物動態に対する明らかな影響は認められなかった13),14),31)~36)。
(注:国内承認用量は40mgである。)
薬物動態の表
≪健康成人にタダラフィル20mg又は40mgを1日1回10日間反復投与したときの血漿中タダラフィル濃度より算出した薬物動態パラメータ≫
投与量(mg) |
日数 |
n |
AUC(μg・h/L)注1) |
Cmax(μg/L) |
Tmax(h)注2) |
T1/2(h) |
20 |
1日目 |
18 |
4478(14.9) |
339(16.3) |
3.00(1.00~4.00) |
― |
20 |
10日目 |
17 |
6430(18.7) |
461(18.4) |
3.00(2.00~4.00) |
14.5(17.9) |
40 |
1日目 |
18 |
7570(24.5) |
557(19.0) |
3.00(2.00~4.00) |
― |
40 |
5日目 |
15 |
10300(23.8) |
732(19.3) |
3.00(2.00~4.00) |
― |
40 |
10日目 |
15 |
9630(20.5) |
688(16.1) |
3.00(2.00~4.00) |
14.3(12.1 |
幾何平均値(変動係数%)
注1)投与間隔(24時間)での血漿中薬物濃度下面積
注2)中央値(範囲)
≪肺動脈性肺高血圧症患者にタダラフィル20mg及び40mgを1日1回反復投与したときの曝露量の推定値≫
投与量(mg) |
タダラフィルの曝露量[AUCss(μg・h/L)注)]
タダラフィル単独投与 |
タダラフィルの曝露量[AUCss(μg・h/L)注)]
タダラフィル+ボセンタン併用投与 |
20 |
11524.5(6179.6-15449.0) |
6874.60(4390.0-10595.0) |
40 |
14825.5(10017.0-26792.0) |
9600.0(5906.3-17306.0) |
中央値(10-90パーセンタイル)
注)定常状態における投与間隔(24時間)での血漿中薬物濃度下面積
(注:国内承認用量は40mgである。)
≪高齢者及び若年者にタダラフィル10mgを単回投与したときの血漿中タダラフィル濃度より算出した薬物動態パラメータ≫
|
n |
AUC0-∞(μg・h/L) |
Cmax(μg/L) |
Tmax(h)注) |
T1/2(h) |
高齢者 |
12 |
4881(31.7) |
196(26.9) |
2.00(1.00~4.00) |
21.6(39.0) |
若年者 |
12 |
3896(42.6) |
183(25.5) |
2.50(1.00~6.00) |
16.9(29.1) |
幾何平均値(変動係数%)
注)中央値(範囲)
(注:国内承認用量は40mgである。)
臨床成績
1. プラセボ対照二重盲検比較試験(国際共同第III相試験)
肺動脈性肺高血圧症患者(405例、日本人患者26例を含む)を対象に本剤2.5mg、10mg、20mg、40mg又はプラセボのいずれかを1日1回投与する18週間(16週間の投与期間)の多施設共同無作為化プラセボ対照二重盲検比較試験を実施した。その結果、運動耐容能を評価する6分間歩行距離の投与開始前から16週後の変化量において、本剤40mg群はプラセボ群に比べて統計学的に有意に改善した(p=0.0004)。臨床症状の悪化(死亡、肺移植、心房中隔裂開術、肺動脈性肺高血圧症悪化による入院、肺動脈性肺高血圧症に対する新たな治療の開始又はWHO機能分類の悪化を臨床症状の悪化と定義した)が認められた被験者数はプラセボ群で13例(15.9%)に対し、本剤40mg群で4例(5.1%)であった。また、本剤40mg群は、一部の被験者で測定された肺血行動態パラメータの平均肺動脈圧、肺血管抵抗係数、心係数及び心拍出量において、投与開始前と比較し改善が認められた。
なお、本試験ではQOLを評価するため、8項目の健康概念〔身体機能、日常役割機能(身体)、身体の痛み、全体的健康感、活力、社会生活機能、日常役割機能(精神)、心の健康〕からなるSF-36v2健康調査票、及び5つの質問(移動の程度、身の回りの管理、ふだんの活動、痛み/不快感、不安/ふさぎ込み)と健康状態のQOLを判定するためのビジュアルアナログスケール(VAS)からなるEuroQol質問票を使用した。本剤40mg群は、SF-36v2健康調査票の6項目〔身体機能、日常役割機能(身体)、身体の痛み、全体的健康感、活力、社会生活機能〕において、またEuroQol質問票の効用値〔Index Score(US)及びIndex Score(UK)〕及びVASにおいて、プラセボ群に比べ統計学的に有意な改善が認められた(p<0.05)37)。
(注:国内承認用量は40mgである。)
臨床成績の表1参照
本試験では、エンドセリン受容体拮抗剤であるボセンタンとの併用による影響を評価するため、ボセンタン治療の有無別に6分間歩行距離の変化量の部分集団解析を実施した(ボセンタン併用被験者:53.3%)。その結果、本剤40mg群ではボセンタン非併用被験者のみプラセボ群に比べ統計学的に有意な改善が認められた。
臨床成績の表2参照
2. 長期継続試験(国際共同第III相試験)
先行するプラセボ対照二重盲検比較試験に参加した肺動脈性肺高血圧症患者(357例、日本人患者22例を含む)を対象に本剤20mg又は40mgを1日1回投与する52週間の長期継続試験を実施した。その結果、プラセボ対照二重盲検比較試験で認められた本剤40mg投与による6分間歩行距離の改善は、52週後においても維持されていることが示された。
(注:国内承認用量は40mgである。)
臨床成績の表3参照
臨床成績の表
≪投与開始前から16週後の変化量≫
評価項目 |
統計量 |
プラセボ群 |
タダラフィル40mg群 |
6分間歩行距離(m) |
平均値(95%信頼区間)[症例数] |
9.21(-4.22~22.65)[79] |
41.14(29.85~52.42)[76] |
平均肺動脈圧(mmHg) |
平均値(95%信頼区間)[症例数] |
-2.21(-7.24~2.82)[14] |
-4.27(-7.53~-1.01)[15] |
肺血管抵抗係数(dyne・sec/cm5/m2) |
平均値(95%信頼区間)[症例数] |
4.13(-101.22~109.48)[12] |
-117.05(-244.79~10.68)[14] |
心係数(L/min/m2) |
平均値(95%信頼区間)[症例数] |
-0.01(-0.44~0.41)[12] |
0.36(0.09~0.63)[14] |
平均動脈圧(mmHg) |
平均値(95%信頼区間)[症例数] |
-5.00(-13.74~3.74)[14] |
-2.00(-9.64~5.64)[15] |
≪投与開始前から16週後の変化量≫
評価項目 |
統計量 |
プラセボ群 |
タダラフィル40mg群 |
6分間歩行距離(m)【ボセンタン非併用】 |
平均値(95%信頼区間)[症例数] |
-2.89(-22.84~17.06)[35] |
42.18(26.67~57.69)[37] |
6分間歩行距離(m)【ボセンタン併用】 |
平均値(95%信頼区間)[症例数] |
18.84(0.50~37.19)[44] |
40.15(23.11~57.19)[39] |
≪6分間歩行距離(m)≫
統計量 |
タダラフィル40mg群
投与前 |
タダラフィル40mg群
16週後 |
タダラフィル40mg群
28週後 |
タダラフィル40mg群
40週後 |
タダラフィル40mg群
52週後 |
平均値(95%信頼区間)[症例数] |
403.31(383.08~423.54)[69]注) |
404.24(382.95~425.52)[66] |
404.32(381.93~426.71)[61] |
404.90(382.85~426.95)[60] |
410.01(389.74~430.28)[59] |
注)先行試験で本剤40mgを16週間投与し、本試験で40mg群に割り付けられた被験者数
薬効薬理
1. PDE5阻害作用(in vitro)
タダラフィルは選択的PDE5阻害剤である。ヒト遺伝子組み換えPDE5を約1nMの IC50値で阻害し、 PDE6及びPDE11と比較するとそれぞれ700及び14倍、その他のPDEサブタイプと比較すると9000倍以上の選択性を示した38)。
2. 肺高血圧症モデルに対する作用39)(in vivo)
肺高血圧進展抑制作用:
モノクロタリン誘発肺高血圧ラットモデルにおいて、タダラフィルは全身血圧に有意な影響を与えることなく、肺動脈圧、右心室圧を有意に抑制した。
延命作用:
タダラフィルはモノクロタリン誘発肺高血圧ラットの生存率を有意に改善した。
3. 作用機序(ex vivo)
肺血管平滑筋における主要なcGMP分解酵素であるPDE5を選択的に阻害することにより、肺組織中のcGMPを有意に増加させ血管弛緩反応を発現する39)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
タダラフィル(JAN)
Tadalafil
化学名:
(6R,12aR)-6-(1,3-Benzodioxol-5-yl)-2-methyl-2,3,6,7,12,12a-hexahydropyrazino[1',2':1,6]pyrido[3,4-b]indole-1,4-dione
分子式:
C22H19N3O4
分子量:
389.40
構造式:
性 状:
白色の粉末である。
ジメチルスルホキシドに溶けやすく、アセトニトリルにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。
分配係数:
2.89(1-オクタノール/水系)
承認条件
国内での治験症例が極めて限られていることから、製造販売後、一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は、全症例を対象に使用成績調査を実施することにより、本剤使用患者の背景情報を把握するとともに、本剤の安全性及び有効性に関するデータを早期に収集し、本剤の適正使用に必要な措置を講じること。
包装
錠剤20mg:60錠PTP(10錠×6)
主要文献及び文献請求先
主要文献
1)
Kloner,R.A.et al.:Am. J. Cardiol., 92(9A), 37M(2003)
2)
Patterson, D. et al.:Br.J.Clin.Pharmacol., 60(5), 459(2005)
3)
Kloner,R.A.et al.:J. Am. Coll. Cardiol., 42(10), 1855(2003)
4)
社内資料:リトナビル及びケトコナゾールとの薬物相互作用
5)
社内資料:リファンピシン及びケトコナゾールとの薬物相互作用
6)
Kloner,R.A.et al.:J. Urol., 172(5 Pt 1), 1935(2004)
7)
Kloner,R.A.et al.:Am. J. Cardiol., 92(Suppl.), 47M(2003)
8)
Pomeranz, H. D. et al.:J Neuro Ophthalmol, 25(1),9(2005)
9)
McGwin, G. et al:Br. J. Ophthalmol., 90, 154(2006)
10)
Lee, A. G. et al.:Am J Ophthalmol, 140(4), 707(2005)
11)
Gilad, R. et al.:BMJ, 325(7369), 869(2002)
12)
Striano, P. et al.:BMJ, 333(7572), 785(2006)
13)
社内資料:アルコールとの薬物相互作用(タダラフィル10mg)
14)
社内資料:アルコールとの薬物相互作用(タダラフィル20mg)
15)
Hellstrom, W. J. G. et al.:J Urol., 170(3), 887(2003)
16)
社内資料:精液特性に及ぼす影響
17)
社内資料:健康成人における反復投与時薬物動態(タダラフィル20mg)
18)
社内資料:健康成人における反復投与時薬物動態(タダラフィル40mg)
19)
社内資料:蛋白結合(in vitro;ラット、イヌ及びヒト血漿)
20)
社内資料:蛋白結合(in vitro;ヒト血漿蛋白)
21)
社内資料:放射性標識体投与時の薬物動態
22)
社内資料:腎機能障害患者における薬物動態
23)
社内資料:食事の影響
24)
社内資料:肺動脈性肺高血圧症患者における母集団薬物動態解析
25)
Forgue, S. T. et al.:Br. J. Clin. Pharmacol. Jan;63(1):24(2007)
26)
社内資料:リトナビルとの薬物相互作用
27)
社内資料:ボセンタンとの薬物相互作用
28)
社内資料:ジゴキシンとの薬物相互作用
29)
社内資料:タムスロシンとの薬物相互作用
30)
社内資料:経口避妊薬との薬物相互作用
31)
社内資料:制酸剤及び H2受容体拮抗剤との薬物相互作用
32)
社内資料:ミダゾラムとの薬物相互作用
33)
社内資料:テオフィリンとの薬物相互作用
34)
社内資料:ワルファリンとの薬物相互作用(タダラフィル10mg)
35)
社内資料:ワルファリンとの薬物相互作用(タダラフィル20mg)
36)
社内資料:アムロジピンとの薬物相互作用
37)
社内資料:肺動脈性肺高血圧症患者における第III相試験
38)
Saenz de Tejada, I. et al.:Int. J. Impot. Res., 14(Suppl 4),S20(2002)
39)
Sawamura, F. et al.:Eur. Heart J., 29(Suppl), 561(2008)
文献請求先
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保険適用(給付上)の注意
1.
本製剤の効能・効果は、「肺動脈性肺高血圧症」であること。
2.
本製剤が「勃起不全」の治療目的で処方された場合には、保険給付の対象としないこととする。