作成又は改訂年月
** 2012年10月改訂(第11版)(下線:改訂箇所)
* 2009年12月改訂(第10版)
日本標準商品分類番号
87625
日本標準商品分類番号等
再審査結果公表年月(最新)
*2008年12月
効能又は効果追加承認年月(最新)
2007年9月
国際誕生年月
1994年12月
薬効分類名
抗ウイルス化学療法剤
承認等
販売名
バルトレックス錠500
販売名コード
6250019F1020
承認・許可番号
承認番号
21200AMY00148
商標名
VALTREX Tablets
薬価基準収載年月
2000年8月
販売開始年月
2000年10月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
包装に表示
規制区分
処方せん医薬品
(注意-医師等の処方せんにより使用すること)
組成
成分・含量
1錠中にバラシクロビル塩酸塩556mg(バラシクロビルとして500mg)
添加物
結晶セルロース、クロスポビドン、ポビドン、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール400、ポリソルベート80、カルナウバロウ
性状
白色~微黄白色のフィルムコート錠である。
識別コード
GX CF1
表
長径:18.5mm
短径:7.3mm
裏
側面
厚さ:6.1mm
質量
700mg
一般的名称
バラシクロビル塩酸塩
Valaciclovir Hydrochloride
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分あるいはアシクロビルに対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
単純疱疹
帯状疱疹
性器ヘルペスの再発抑制
水痘
効能又は効果に関連する使用上の注意
性器ヘルペスの再発抑制に対する本剤の投与により、セックスパートナーへの感染を抑制することが認められている(「臨床成績」の項参照)。ただし、本剤投与中もセックスパートナーへの感染リスクがあるため、コンドームの使用等が推奨される。
用法及び用量
単純疱疹
通常、成人にはバラシクロビルとして1回500mgを1日2回経口投与する。
帯状疱疹
通常、成人にはバラシクロビルとして1回1000mgを1日3回経口投与する。
性器ヘルペスの再発抑制
通常、成人にはバラシクロビルとして1回500mgを1日1回経口投与する。なお、HIV感染症の成人(CD4リンパ球数100/mm3以上)にはバラシクロビルとして1回500mgを1日2回経口投与する。
水痘
通常、成人および体重40kg以上の小児にはバラシクロビルとして1回1000mgを1日3回経口投与する。
用法及び用量に関連する使用上の注意
1.
免疫正常患者において、性器ヘルペスの再発抑制に本剤を使用している際に再発が認められた場合には、1回500mg1日1回投与(性器ヘルペスの再発抑制に対する用法・用量)から1回500mg1日2回投与(単純疱疹の治療に対する用法・用量)に変更すること。治癒後は必要に応じ1回500mg1日1回投与(性器ヘルペスの再発抑制に対する用法・用量)の再開を考慮すること。また、再発抑制に対して本剤を投与しているにもかかわらず頻回に再発を繰り返すような患者に対しては、症状に応じて1回250mg1日2回又は1回1000mg1日1回投与に変更することを考慮すること(「臨床成績」の項参照)。
2.
腎障害のある患者又は腎機能の低下している患者、高齢者では、精神神経系の副作用があらわれやすいので、投与間隔を延長するなど注意すること。なお、本剤の投与量及び投与間隔の目安は下表のとおりである。また、血液透析を受けている患者に対しては、患者の腎機能、体重又は臨床症状に応じ、クレアチニンクリアランス10 mL/min未満の目安よりさらに減量(250mgを24時間毎 等)することを考慮すること。また、血液透析日には透析後に投与すること。なお、腎障害を有する小児患者における本剤の投与量、投与間隔調節の目安は確立していない。
(「慎重投与」、「重要な基本的注意」、「高齢者への投与」、「過量投与」及び「薬物動態」の項参照)
単純疱疹
クレアチニンクリアランス(mL/min):≧50
500mgを12時間毎
クレアチニンクリアランス(mL/min):30~49
500mgを12時間毎
クレアチニンクリアランス(mL/min):10~29
500mgを24時間毎
クレアチニンクリアランス(mL/min):<10
500mgを24時間毎
帯状疱疹
水痘(成人)
クレアチニンクリアランス(mL/min):≧50
1000mgを8時間毎
クレアチニンクリアランス(mL/min):30~49
1000mgを12時間毎
クレアチニンクリアランス(mL/min):10~29
1000mgを24時間毎
クレアチニンクリアランス(mL/min):<10
500mgを24時間毎
性器ヘルペスの再発抑制
クレアチニンクリアランス(mL/min):≧50
500mgを24時間毎
なお、HIV感染症の成人(CD4リンパ球数100/mm3以上)には、500mgを12時間毎
クレアチニンクリアランス(mL/min):30~49
500mgを24時間毎
なお、HIV感染症の成人(CD4リンパ球数100/mm3以上)には、500mgを12時間毎
クレアチニンクリアランス(mL/min):10~29
250mgを24時間毎
なお、HIV感染症の成人(CD4リンパ球数100/mm3以上)には、500mgを24時間毎
クレアチニンクリアランス(mL/min):<10
250mgを24時間毎
なお、HIV感染症の成人(CD4リンパ球数100/mm3以上)には、500mgを24時間毎
肝障害のある患者でもバラシクロビルは十分にアシクロビルに変換される(「薬物動態」の項参照)。なお、肝障害のある患者での臨床使用経験は限られている。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
腎障害のある患者[「用法・用量に関連する使用上の注意」、「重要な基本的注意」及び「薬物動態」の項参照]
2.
高齢者[「用法・用量に関連する使用上の