薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
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主成分:
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トリアムシノロンアセトニド(Triamcinolone acetonide)
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剤形:
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白色+オレンジの2層の貼付剤、直径7mm、厚さ1.1mm
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この薬の作用と効果について
合成副腎皮質ホルモン剤の貼り薬で、抗炎症作用、抗アレルギー作用を示し、口内炎の炎症を抑えます。
通常、アフタ性口内炎の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
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以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。口腔内に感染症がある。
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他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
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通常、成人は1患部に1回1錠(主成分として0.025mg)ずつを、1日1〜2回、白色面を患部粘膜に付着させて使用しますが、症状により適宜増量されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
(くわしくは使い方の説明書をご覧ください)
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口内炎の貼り薬なので、飲み込まないでください。誤って飲んでしまっても、1錠中の成分量が微量であるため影響はないと思われますが、多量に飲んでしまったり、変わった症状が見られましたら医師または薬剤師に相談してください。
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乳幼児への使用においては、貼付後、指ではがし取るおそれがあるので注意してください。薬は自然に溶けてなくなります。
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貼り忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く貼付してください。ただし、次に貼付する時間に近い場合は忘れた分を抜いて、次回より貼付してください。
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誤って多く貼った場合は医師または薬剤師に相談してください。
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医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、口の中の感染症、気管支喘息発作、顔面浮腫、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
該当する記載事項はありません。
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
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乳幼児、小児の手の届かないところで、高温、湿気を避けて遮光して保管してください。
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薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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