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Inlyta Tablets(インライタ錠,Axitinib)
2014-01-22 00:53:17 来源: 作者: 【 】 浏览:753次 评论:0

インライタ錠1mg/インライタ錠5mg
--------------------------------------------------------------------------------
作成又は改訂年月

* 2013年10月改訂(第2版)

2012年6月作成

日本標準商品分類番号

874291

日本標準商品分類番号等

国際誕生年月
2012年1月

薬効分類名

抗悪性腫瘍剤/キナーゼ阻害剤

承認等

販売名
インライタ錠1mg

販売名コード

4291027F1029

承認・許可番号

承認番号
22400AMX00737
商標名
Inlyta Tablets

薬価基準収載年月

2012年8月

販売開始年月

2012年8月

貯法・使用期限等

貯法

室温保存

使用期限

3年(最終年月を外箱等に記載)

規制区分

劇薬

処方せん医薬品注)

注)注意-医師等の処方せんにより使用すること

組成

1錠中:
有効成分

アキシチニブ 1.000mg

添加物

クロスカルメロースナトリウム
ステアリン酸マグネシウム
結晶セルロース
乳糖水和物
ヒプロメロース
酸化チタン
トリアセチン
三二酸化鉄

性状

外形(mm)
上面

下面

側面

識別コード

Pfizer
1 XNB

色調等

赤色
フィルムコーティング錠

販売名
インライタ錠5mg

販売名コード

4291027F2025

承認・許可番号

承認番号
22400AMX00738
商標名
Inlyta Tablets


薬価基準収載年月

2012年8月


販売開始年月

2012年8月

貯法・使用期限等

貯法

室温保存

使用期限

3年(最終年月を外箱等に記載)


規制区分

劇薬

処方せん医薬品注)

注)注意-医師等の処方せんにより使用すること

組成

1錠中:
有効成分

アキシチニブ 5.000mg

添加物

クロスカルメロースナトリウム
ステアリン酸マグネシウム
結晶セルロース
乳糖水和物
ヒプロメロース
酸化チタン
トリアセチン
三二酸化鉄

性状

外形(mm)
上面

下面

側面

識別コード

Pfizer
5 XNB

色調等

赤色
フィルムコーティング錠

一般的名称

アキシチニブ錠

警告

本剤の投与にあたっては、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ実施すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与を開始すること。
禁忌

(次の患者には投与しないこと)
1.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

2.
妊婦又は妊娠している可能性のある女性[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]

効能又は効果

根治切除不能又は転移性の腎細胞癌

効能又は効果に関連する使用上の注意
1.
抗悪性腫瘍剤(サイトカイン製剤を含む)による治療歴のない根治切除不能又は転移性の腎細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。

2.
本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。

用法及び用量

通常、成人にはアキシチニブとして1回5mgを1日2回経口投与する。なお、患者の状態により適宜増減するが、1回10mg1日2回まで増量できる。

用法及び用量に関連する使用上の注意
1.
他の抗悪性腫瘍剤(サイトカイン製剤を含む)との併用について、有効性及び安全性は確立していない。

2.
1回5mg1日2回、2週間連続投与し、本剤に忍容性が認められる場合には、1回7mg1日2回投与に増量することができる。連続2週間投与して本剤に忍容性が認められる場合には、更に最大1回10mg1日2回に増量することができる。

3.
副作用がみられた場合は、必要に応じて、本剤を減量、休薬又は中止すること。減量して投与を継続する場合は、副作用の症状、重症度等に応じて、1回3mg1日2回、又は1回2mg1日2回に減量すること。

4.
本剤の血中濃度が上昇するため、中等度以上の肝機能障害のある患者では、減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。[「慎重投与」及び「薬物動態」の項参照]
使用上の注意

慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
高血圧症の患者[高血圧が悪化するおそれがある。(「重要な基本的注意」及び「重大な副作用」の項参照)]

2.
甲状腺機能障害のある患者[甲状腺機能障害が悪化するおそれがある。(「重要な基本的注意」及び「重大な副作用」の項参照)]

3.
血栓塞栓症又はその既往歴のある患者[血栓塞栓症が悪化もしくは再発するおそれがある。(「重大な副作用」の項参照)]

4.
脳転移を有する患者[脳出血があらわれるおそれがある。]

5.
外科的処置後、創傷が治癒していない患者[創傷治癒遅延があらわれることがある。(「重要な基本的注意」及び「重大な副作用」の項参照)]

6.
中等度以上の肝機能障害を有する患者[本剤の血中濃度が上昇する。また、重度の肝機能障害を有する患者への使用経験はない。(「用法・用量に関連する使用上の注意」及び「薬物動態」の項参照)]

重要な基本的注意

1.
高血圧があらわれることがあるので、本剤投与期間中は定期的に血圧測定を行い、必要に応じて降圧剤の投与を行うなど、適切な処置を行うこと。管理できない重症の高血圧が認められた場合は、休薬すること。[「重大な副作用」の項参照]

2.
甲状腺機能障害(低下症又は亢進症)があらわれることがあるので、本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に甲状腺機能の検査を実施すること。本剤投与中に甲状腺機能低下症又は亢進症が認められた場合は、適切な処置を行うこと。[「重大な副作用」の項参照]

3.
ヘモグロビン又はヘマトクリットが上昇することがあるので、本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的にヘモグロビン又はヘマトクリットを観察し、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。

4.
創傷治癒を遅らせる可能性があるので、外科的処置が予定されている場合には、外科的処置の前に本剤の投与を中断すること。外科的処置後の投与再開は、患者の状態に応じて判断すること。[「重大な副作用」の項参照]

5.
蛋白尿があらわれることがあるので、本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に尿蛋白を観察すること。中等度から重度の蛋白尿が認められた場合は、減量又は休薬すること。

6.
手足症候群があらわれることがあるので、必要に応じて皮膚科を受診するよう、患者に指導すること。

7.
AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。[「重大な副作用」の項参照]
相互作用

本剤は主にCYP3A4/5で代謝されるので、本酵素の活性に影響を及ぼす薬剤と併用する場合には、注意して投与すること。CYP3A4/5を阻害する薬剤との併用により、本剤の代謝が阻害され本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。またCYP3A4/5を誘導する薬剤との併用により、本剤の代謝が促進され血中濃度が低下する可能性がある。[「薬物動態」の項参照]

併用注意

(併用に注意すること)

1. 薬剤名等
CYP3A4/5阻害剤
 アゾール系抗真菌剤
 〔ケトコナゾール(錠剤及び注射剤:国内未承認)、イトラコナゾール等〕
 マクロライド系抗生物質(クラリスロマイシン等)
 HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル等)
グレープフルーツジュース
臨床症状・措置方法
ケトコナゾールと併用投与したとき、単独投与時と比べ、本剤のCmax及びAUC0-∞がそれぞれ50%及び106%増加した1)。本剤の血中濃度が上昇し、副作用の発現頻度及び重症度が増加するおそれがあるので、CYP3A4/5阻害作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。やむを得ず併用する際には本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること。

機序・危険因子
これらの薬剤等がCYP3A4/5の代謝活性を阻害するため、本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある。

2. 薬剤名等
CYP3A4/5誘導剤
 デキサメタゾン
 フェニトイン
 カルバマゼピン
 リファンピシン
 フェノバルビタール等
セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
臨床症状・措置方法
リファンピシンと併用投与したとき、単独投与時と比べ、本剤のCmax及びAUC0-∞がそれぞれ71%及び79%低下した2)。本剤の血中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、CYP3A4/5誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。

機序・危険因子
これらの薬剤等がCYP3A4/5の代謝活性を誘導するため、本剤の血漿中濃度が低下する可能性がある。

副作用

副作用等発現状況の概要

転移を有する腎細胞癌患者を対象とした国際共同第III相試験において、本剤が投与された356例(日本人25例を含む)中322例(90.4%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、下痢181例(50.8%)、高血圧140例(39.3%)、疲労124例(34.8%)、悪心100例(28.1%)、食欲減退99例(27.8%)、発声障害98例(27.5%)、手足症候群96例(27.0%)、甲状腺機能低下症65例(18.3%)、無力症60例(16.9%)、嘔吐59例(16.6%)、体重減少58例(16.3%)、粘膜の炎症52例(14.6%)、口内炎51例(14.3%)、発疹45例(12.6%)、便秘42例(11.8%)、頭痛38例(10.7%)、蛋白尿38例(10.7%)、皮膚乾燥36例(10.1%)、味覚異常36例(10.1%)等であった。(承認時までの調査の集計)
転移を有する腎細胞癌患者を対象とした国内第II相試験において、本剤が投与された日本人64例中63例(98.4%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、高血圧54例(84.4%)、手足症候群48例(75.0%)、下痢41例(64.1%)、蛋白尿37例(57.8%)、発声障害34例(53.1%)、疲労31例(48.4%)、甲状腺機能低下症31例(48.4%)、食欲減退23例(35.9%)、TSH増加20例(31.3%)、体重減少19例(29.7%)、悪心16例(25.0%)、AST(GOT)増加15例(23.4%)、ALT(GPT)増加15例(23.4%)、頭痛15例(23.4%)、口内炎15例(23.4%)、鼻出血14例(21.9%)、発疹13例(20.3%)、関節痛12例(18.8%)、味覚異常12例(18.8%)、ALP増加11例(17.2%)、嘔吐10例(15.6%)、腹痛8例(12.5%)、LDH増加8例(12.5%)、倦怠感8例(12.5%)、咳嗽8例(12.5%)、胸痛7例(10.9%)、便秘7例(10.9%)、血小板数減少7例(10.9%)、浮腫7例(10.9%)等であった。(承認時までの調査の集計)
重大な副作用及びその他の副作用の頻度については、転移を有する腎細胞癌患者を対象とした国際共同第III相試験の集計に基づき記載した。なお、この臨床試験以外からの報告は頻度不明とした。

重大な副作用

1. 高血圧、高血圧クリーゼ
高血圧(39.3%)があらわれることがあるので、本剤の投与期間中は血圧を十分観察し、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。なお、管理できない重症の高血圧が認められた場合は休薬すること。
また、高血圧クリーゼ(0.6%)があらわれることがあるので、血圧の推移等に十分注意して投与すること。高血圧クリーゼがあらわれた場合は、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

2. 動脈血栓塞栓症
一過性脳虚血発作(0.8%)、網膜動脈閉塞(0.3%)、脳血管発作(頻度不明)、心筋梗塞(頻度不明)等の動脈血栓塞栓症があらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与を中止し、適切な処置を行うこと。

3. 静脈血栓塞栓症
肺塞栓症(0.8%)、深部静脈血栓症(0.3%)、網膜静脈閉塞(0.3%)、網膜静脈血栓症(0.3%)等の静脈血栓塞栓症があらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与を中止し、適切な処置を行うこと。

4. 出血
鼻出血(5.3%)、血尿(1.4%)、直腸出血(1.1%)、喀血(0.6%)、脳出血(0.3%)、下部消化管出血(0.3%)、胃出血(0.3%)等の出血があらわれることがあり、死亡に至った例も報告されている。観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与を中止し、適切な処置を行うこと。

5. 消化管穿孔、瘻孔形成
消化管穿孔(頻度不明)、瘻孔(0.3%)があらわれることがあり、消化管穿孔により死亡に至った例も報告されている。観察を十分に行い、消化管穿孔が認められた場合は、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

6. 甲状腺機能障害
甲状腺機能低下症(18.3%)、甲状腺機能亢進症(0.6%)があらわれることがあるので、十分な観察を行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。

7. 創傷治癒遅延
創傷治癒遅延(0.6%)があらわれることがある。創傷治癒遅延があらわれた場合には、創傷が治癒するまで本剤の投与を中止すること。

8. 可逆性後白質脳症症候群
可逆性後白質脳症症候群(0.3%)があらわれることがある。可逆性後白質脳症症候群の症候又は症状(頭痛、痙攣発作、嗜眠、錯乱、盲目、視覚障害、神経障害)があらわれた場合は、休薬又は投与を中止し、適切な処置を行うこと。

9. 肝機能障害
AST(GOT)(1.1%)、ALT(GPT)(2.0%)の上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、投与開始前及び投与期間中は定期的に肝機能検査を行うなど、十分な観察を行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。

10. *心不全
心不全(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用
次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、休薬、投与中止等の適切な処置を行うこと。
1. 内分泌(1%以上~10%未満)
TSH増加、T4増加

2. 内分泌(1%未満)
T3減少、TSH減少、T3増加

3. 精神神経系(10%以上)
頭痛(10.7%)、味覚異常(10.1%)

4. 精神神経系(1%以上~10%未満)
浮動性めまい、不眠症、錯感覚、末梢性ニューロパチー、不安、振戦、知覚過敏、うつ病、記憶障害

5. 精神神経系(1%未満)
失神、失語症、傾眠、味覚消失、失神寸前の状態、注意力障害、片頭痛、睡眠障害、落ち着きのなさ

6. 眼(1%以上~10%未満)
霧視

7. 眼(1%未満)
流涙増加、羞明、眼瞼浮腫、視力低下

8. 耳(1%以上~10%未満)
耳鳴

9. 耳(1%未満)
回転性めまい、耳の障害、耳不快感、難聴

10. 循環器(1%以上~10%未満)
浮腫、低血圧、QT延長、動悸

11. 循環器(1%未満)
ほてり、頻脈、徐脈、潮紅、顔面浮腫

12. 呼吸器(10%以上)
発声障害(27.5%)

13. 呼吸器(1%以上~10%未満)
呼吸困難、咳嗽、口腔咽頭痛、鼻炎、労作性呼吸困難、しゃっくり、上気道感染、鼻漏

14. 呼吸器(1%未満)
肺炎、鼻閉、鼻部障害

15. 消化器(10%以上)
下痢(50.8%)、悪心(28.1%)、嘔吐(16.6%)、口内炎(14.3%)、便秘(11.8%)

16. 消化器(1%以上~10%未満)
腹痛、消化不良、上腹部痛、鼓腸、口内乾燥、歯肉痛、舌痛、口腔内痛、痔核、嚥下障害、胃食道逆流性疾患、腹部不快感、腹部膨満、口腔内潰瘍形成、肛門周囲痛

17. 消化器(1%未満)
アフタ性口内炎、胃炎、舌炎、舌障害、裂肛、下腹部痛、嚥下痛、変色便、歯の障害、歯痛、歯肉炎

18. 膵臓(1%以上~10%未満)
リパーゼ増加、アミラーゼ増加

19. 腎臓(10%以上)
蛋白尿(10.7%)

20. 腎臓(1%以上~10%未満)
クレアチニンクリアランス減少、尿酸増加、腎不全、頻尿

21. 腎臓(1%未満)
尿路感染、クレアチニン増加、尿意切迫、排尿困難

22. 血液(1%以上~10%未満)
貧血、血小板減少、白血球減少

23. 血液(1%未満)
ヘモグロビン減少、リンパ球減少、好中球減少

24. 血液(頻度不明)
ヘモグロビン増加、赤血球増加

25. 代謝(10%以上)
食欲減退(27.8%)

26. 代謝(1%以上~10%未満)
脱水、カリウム減少、高血糖、カリウム増加、高脂血症

27. 代謝(1%未満)
カルシウム増加、カルシウム減少、高コレステロール血症、アルブミン減少

28. 皮膚(10%以上)
手足症候群(27.0%)、発疹(12.6%)、皮膚乾燥(10.1%)

29. 皮膚(1%以上~10%未満)
そう痒症、脱毛症、皮膚障害、紅斑、過角化、皮膚剥脱、皮膚炎、擦過傷、水疱、爪の障害

30. 皮膚(1%未満)
ざ瘡、多汗症、毛髪変色、湿疹、皮膚刺激、爪囲炎、爪破損、爪色素沈着

31. 筋骨格系(1%以上~10%未満)
四肢痛、関節痛、筋肉痛、背部痛、筋力低下、筋痙縮、筋骨格系胸痛

32. 筋骨格系(1%未満)
側腹部痛、筋骨格痛、関節炎、頚部痛、骨痛、筋固縮

33. その他(10%以上)
疲労(34.8%)、無力症(16.9%)、体重減少(16.3%)、粘膜の炎症(14.6%)

34. その他(1%以上~10%未満)
疼痛、発熱、悪寒、胸痛、全身健康状態低下、倦怠感、粘膜乾燥

35. その他(1%未満)
乳頭痛、寝汗、インフルエンザ様疾患、体重増加、免疫応答低下、冷感、温度変化不耐症、転倒、敗血症

高齢者への投与
一般に高齢者では、生理機能が低下していることが多いので、注意して投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

1.
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。また妊娠可能な女性に対しては、適切な避妊を行うよう指導すること。[妊婦における使用経験はない。動物実験(マウス3mg/kg/日)において胚・胎児死亡及び奇形の発生が報告されている3)。]

2.
授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。(授乳婦における使用経験はない。また、本剤の母乳中への移行は不明である。)

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

過量投与
1回20mg1日2回投与を行った患者において、眩暈、高血圧、高血圧を伴う痙攣発作、死亡に至る喀血が認められた。
適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

その他の注意

1.
マウス及び成長板が閉鎖していないイヌを用いた反復投与毒性試験において、骨端軟骨の異形成が認められた。本所見の頻度及び程度は用量依存的であった。マウスでは歯科病変も認められた。4)

2.
反復投与毒性試験において、雄マウス及びイヌで精巣及び精巣上体の重量減少、萎縮又は変性、精子減少、異型精子等が、雌では性成熟遅延、黄体数の減少又は消失、子宮の重量減少及び萎縮等が認められた。これらの試験結果から生殖機能に障害を及ぼす可能性が示唆された。4)

3.
受胎能試験において、雌マウスで受胎率及び胚生存率の低下が認められており、本試験結果から妊孕性低下の可能性が示唆された。4)

薬物動態

1. 血中濃度

(1) 単回投与(日本人データ)5)
固形癌患者6例に本剤5、7及び10mgを単回投与注)(食後)したとき、4.00~4.10時間(中央値)で最高血漿中濃度に到達し、消失半減期は4.8~5.9時間であった。5、7及び10mg単回投与後のCmax及びAUC0-∞は投与量の増加に概ね比例して増加した。
(表1参照)

(2) 反復投与(日本人データ)6)
固形癌患者12例に本剤5mgを1日2回反復経口投与(食後)したときの累積係数(Rac)の平均値(変動係数)は1.48(32%)であった。
(表2参照)

日本人固形癌患者に本剤1回5mg1日2回投与したときの血漿中アキシチニブ濃度推移(平均値+標準偏差)

(3) 絶対バイオアベイラビリティ(外国人データ)7)
本剤の絶対バイオアベイラビリティの平均値(変動係数)は58%(45%)であった。

(4) 食事の影響(外国人データ)8)
健康成人30例に本剤5mgをクロスオーバー法により空腹時又は食後(中脂肪食及び高脂肪食)に単回経口投与注)した。空腹時と比較して、中脂肪食摂取後のCmax及びAUC0-∞はそれぞれ0.843及び0.895倍、高脂肪食摂取後のCmax及びAUC0-∞はそれぞれ1.11及び1.19倍であった。


2. *分布(外国人データ)7,9)
健康成人16例にアキシチニブを静脈内投与注)(1mg)したときの分布容積の平均値(変動係数)は68L(23%)であった。
アキシチニブの血漿蛋白結合率(平衡透析法、0.2~20μg/mL)に関して、濃度依存性は認められず、99.5%であった(in vitro試験)。
アキシチニブ(14C-標識アキシチニブ添加濃度:0.4μg/mL及び4μg/mL)の血液/血漿中濃度比は、0.8であった(in vitro試験)。

3. 代謝・排泄(外国人データ)7,10~12)
本剤は主にCYP3A4/5、一部はCYP1A2、CYP2C19又はUGT1A1によって代謝される(in vitro試験)。
健康成人男性8例に14C-標識アキシチニブ5mgを単回経口投与注)したとき、投与後13日までに、投与した放射能の33.5%及び22.0%が、それぞれ糞便及び尿中に回収された。未変化体は糞便中に主な放射能成分として、投与量の12%が回収されたが、尿中には検出されなかった。血漿中の主代謝物は、グルクロン酸抱合体及びスルホキシド体であった。In vitro試験において、グルクロン酸抱合体及びスルホキシド体のVEGFR-2のリン酸化阻害作用は、未変化体のそれぞれ約1/8000及び1/400倍であった。
健康成人にアキシチニブを静脈内投与注)(1mg)したときの全身クリアランスの平均値(変動係数)は21L/h(44%)であった。

4. 特殊集団における薬物動態

(1) 肝機能障害を有する被験者における薬物動態(外国人データ)13)
本剤5mgを肝機能が正常な被験者(n=8)軽度及び中等度(Child-Pugh分類A及びB)の肝機能障害を有する被験者(各8例)に単回投与注)した。軽度の肝機能障害を有する被験者におけるアキシチニブのCmax及びAUC0-∞は、健康被験者のそれぞれ0.89及び0.78倍であったが、中等度の肝機能障害を有する被験者におけるアキシチニブのCmax及びAUC0-∞は、健康被験者のそれぞれ1.28及び1.95倍に上昇した。重度(Child-Pugh分類C)の肝機能障害を有する被験者を対象とした臨床試験は実施していない。

(2) 腎機能障害を有する被験者における薬物動態(日本人及び外国人データ)
本剤に関して、腎機能低下者を対象にした薬物動態試験は実施していない。
健康成人及び癌患者を対象に母集団薬物動態解析を実施している(590例)。腎機能をCLcr(mL/min)に基づいて90mL/min以上(正常腎機能、381例)、60~89mL/min(軽度腎機能低下、139例)、30~59mL/min(中等度腎機能低下、64例)、15~29mL/min(重度腎機能低下、5例)、15mL/min未満[末期腎疾患(ESRD)1例]に分類したとき、アキシチニブの全身クリアランスの中央値はそれぞれ14.0、10.7、12.3、7.81及び12.6L/hであり、腎機能低下は本剤のクリアランスにほとんど影響を与えなかった。
注:剤の承認用法用量は1回5mg1日2回経口投与である。[「用法・用量」の項参照]

表1
 投与量
(mg)     Cmax
(ng/mL)  AUC0-∞
(ng・h/mL)  tmax注)
(h)  t1/2
(h) 
5  平均値(CV%)  17.0(69.9)  142(85.9)  4.10(3.95, 6.02)  4.8(58.9) 
7  平均値(CV%)  23.3(88.2)  181(80.2)  4.00(0.983, 9.88)  5.1(50.9) 
10  平均値(CV%)  34.9(114.7)  288(91.1)  4.02(2.05, 6.00)  5.9(58.8) 

被験者数:6例
Cmax:最高血漿中濃度、AUC0-∞:投与後0から無限大時間までの血漿中濃度-時間曲線下面積、tmax:最高血漿中濃度到達時間、t1/2:消失半減期、CV%:変動係数(%)、Cmax及びAUC0-∞は幾何平均値、t1/2は算術平均値
注:中央値(最小値、最大値)
表2
 日数
(被験者数)     Cmax
(ng/mL)  AUCτ
(ng・h/mL)  tmax注)
(h)  Rac 
1日目(n=12)  幾何平均値(CV%)  20.7(45.9)  111(61.4)  3(2, 4)  - 
15日目(n=11)  幾何平均値(CV%)  27.0(56.1)  150(66.7)  4(1, 4)  1.48(32) 

Cmax:最高血漿中濃度、AUCτ:投与後0から12時間(投与間隔)までの血漿中濃度-時間曲線下面積、tmax:最高血漿中濃度到達時間、Rac:AUCから算出した累積係数、CV%:変動係数(%)
注:中央値(最小値、最大値)
臨床成績
1. 転移を有する腎細胞癌患者を対象とした国際共同第III相試験14)
一次治療としての全身療法(スニチニブ、ベバシズマブ、テムシロリムス又はサイトカインを含むレジメン)による1レジメンの治療歴のある転移を有する腎細胞癌(淡明細胞癌)患者715例(日本人患者54例を含む)を対象として、アキシチニブ(開始用量として1回5mgを1日2回食後経口投与)とソラフェニブ(1回400mgを1日2回空腹時経口投与)の有効性及び安全性を検討することを目的とした、無作為化、非盲検、国際共同第III相試験を実施した。主要評価項目は無増悪生存期間であり、盲検下で独立効果判定委員会による評価を行った。アキシチニブは主要評価項目である無増悪生存期間においてソラフェニブに対して優越性を示した。
(表1参照)

独立効果判定委員会の評価に基づく無増悪生存期間のKaplan-Meier曲線(全解析対象集団)

表1 独立効果判定委員会の評価に基づく有効性の結果(全解析対象集団)

 有効性評価項目  アキシチニブ
358例  ソラフェニブ
357例  ハザード比
(95%信頼区間)  p-値 
無増悪生存期間注1,2)
中央値(月)
(95%信頼区間)   
6.8
(6.3, 8.6)   
4.7
(4.6, 6.3)   
0.66
(0.54, 0.81)   
<0.0001注3) 
全生存期間
中央値(月)
(95%信頼区間)   
20.1
(16.8, 23.4)   
19.2
(17.4, 21.6)   
0.95
(0.78, 1.15)   
0.2992注4) 

注1:無作為割付から腫瘍の進行又は死亡(原因を問わない)のいずれかが最初に認められるまでの期間
注2:RECISTに基づいた独立効果判定委員会による評価
注3:ECOGパフォーマンスステータス及び前治療による層別ログランク検定におけるp値(片側)。p値(片側)が0.023未満であれば統計学的に有意差ありとした。
注4:ECOGパフォーマンスステータス及び前治療による層別ログランク検定におけるp値(片側)

薬効薬理

1. 抗腫瘍効果15)
ヒト腎細胞癌由来SN12C細胞株を移植したマウスにおいて、腫瘍増殖抑制作用を示した。

2. 作用機序15,16)
(1)
血管内皮増殖因子受容体(VEGFR-1、VEGFR-2及びVEGFR-3)のリン酸化を阻害し、その下流のシグナル伝達を阻害した。

(2)
ヒト腫瘍細胞株を移植したマウスにおいて、本薬投与時に腫瘍の血管内皮細胞数の減少及び総血流量の減少が認められた。また、膵島細胞腫瘍が自然発生するRIP-Tag2トランスジェニックマウスにおいて、本薬投与時に腫瘍中の血管新生の抑制が認められた。

有効成分に関する理化学的知見
一般名
アキシチニブ(Axitinib)

化学名
N-Methyl-2-({3-[(1E)-2-(pyridin-2-yl)ethen-1-yl]-1H-indazol-6-yl}sulfanyl)benzamide

分子式
C22H18N4OS

分子量
386.47

構造式

性状
アキシチニブは白色~淡黄色の粉末である。N,N-ジメチルアセトアミドに溶けやすく、エタノール(99.5)及び0.1mol/L塩酸に溶けにくく、水にほとんど溶けない。

分配係数(logD)
3.5(pH6.5、1-オクタノール/水)
包装
インライタ錠1mg:50錠(PTP)

インライタ錠5mg:10錠(PTP)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1)
社内資料:ケトコナゾールとの相互作用試験 [L20120329011]

2)
社内資料:リファンピシンとの相互作用試験 [L20120329012]

3)
社内資料:胚・胎児発生に関する試験 [L20120329001]

4)
社内資料:反復投与毒性試験 [L20120329002]

5)
社内資料:国内第I相試験(単回投与) [L20120329003]

6)
社内資料:国内第I相試験(反復投与) [L20120329004]

7)
社内資料:海外静脈内投与試験 [L20120329005]

8)
社内資料:海外最終製剤食事の影響試験 [L20120329006]

9)
社内資料:in vitro蛋白結合率、血球移行率 [L20120329007]

10)
社内資料:in vitroにおける代謝に関わる分子種の同定 [L20120329008]

11)
社内資料:放射性標識体投与試験 [L20120329009]

12)
社内資料:代謝物の薬理作用 [L20120329010]

13)
社内資料:肝機能低下者試験 [L20120329013]

14)
社内資料:第III相国際共同試験(腎細胞癌) [L20120329014]

15)
社内資料:薬効薬理試験 [L20120329016]

16)
Mancuso MR, Davis R, et al.:J Clin Invest 116;2610, 2006 [L20111109024]

文献請求先

「主要文献」に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。
ファイザー株式会社 製品情報センター

〒151-8589 東京都渋谷区代々木3-22-7

学術情報ダイヤル 0120-664-467

FAX 03-3379-3053

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