製薬会社:大鵬薬品工業株式会社 |
620004662 |
2007-3 |
英名: |
Kenicef Intravenous 1g |
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この薬の作用と効果について
●この薬はセフェム系の抗生物質です。感染症(病気)の原因となっている細菌の細胞壁の合成を阻害し、細菌の増殖を抑え、感染症を治療します。 |
注射の前に確認すること
・次のような人は注射のまえに主治医に申し出てください:
以前に薬を飲んで、または注射を受けて、発しんやかゆみなどが出たことがある。本人または両親、兄弟に気管支ぜんそく、発しん、じんましん等のアレルギー症状を起こしやすい体質の人がいる。肝臓や腎臓の病気。妊娠中または妊娠している可能性がある。授乳中
・この注射を行う期間:
一定期間投与したあとで、効果を見ながら投与期間を決めていきます。
具体的な投与期間については、主治医にお聞きください。
・注射の方法:
通常、1日2回(小児は1日3~4回)、静脈内に注射又は点滴静注します。
・その他: |
副作用について
・薬は人によって、目的の効果以外に、望ましくない作用が出る場合もあります。
◎次のような症状に気づいたら、すぐに主治医や薬剤師、看護師に申し出てください:
<ショック、アナフィラキシー様症状>
顔などが赤くなる、息が苦しい、心臓がドキドキする、冷や汗がでる、目の前が暗くなる、
<けいれん>、
<急性腎不全>尿量の減少、顔や手足などのむくみ、体がだるい、赤褐色の尿、
<偽膜性大腸炎>腹痛、激しい下痢、
<無顆粒球症、血小板減少>
のどの痛み、発熱、体がだるい、出血しやすい(鼻血、歯ぐきからの出血、青あざ)、
<中毒性表皮壊死症、皮膚粘膜眼症候群>発熱、発しん、やけど様の水ぶくれ、口や眼の粘膜のただれ、皮膚が焼けるように熱くなる、
<肝機能障害、黄疸>体がだるい、白目や皮膚が黄色くなる、
発しん、じんましん、そう痒、発熱>
◆次のような症状に気づいたら、早めに主治医や薬剤師、看護師に相談してください:
(頻度5%以上の副作用なし)
◇上記のほかに次のような副作用が出ることがあります:
<下痢>、<はきけ>、<おうと>、<腹痛>、<食欲不振>、<貧血>、<カンジダ症>、<口内炎>、<舌炎>、<頭痛>、<めまい>、<血管痛>、<脱力感>、<胸部圧迫感>、<味覚障害>、<ほてり>
・他にもからだの異常を感じたら、主治医や薬剤師、看護師に相談してください。 |
注射のあとに注意していただくこと
その他
●尿糖テストに影響を与えることがあります。
●薬の働きは代表的なものを記載しています。詳しいことは医師、薬剤師にご確認ください。
●副作用について記載されている症状は、患者様ご自身に早く気づいていただきたい、異常な症状(いつもとは違う症状)のことです。これらの症状は薬の副作用ではない場合もあります。 |
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