製薬会社:田辺三菱製薬株式会社 |
648210008 |
2010-2 |
英名: |
Opystan Injection 35mg |
一般名: |
ペチジン塩酸塩(Pethidine Hydrochloride) |
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この薬の作用と効果について
・激しい痛みを和らげます。
・麻酔の前や麻酔の補助として使います。
・分娩時の痛みを和らげます。 |
注射の前に確認すること
・次のような人は注射のまえに主治医に申し出てください:
以前に薬を飲んで、または注射を受けて、発しんやかゆみなどが出たことがある。呼吸をしにくい。肝臓・心臓・腎臓が悪い。けいれんしている、過去にけいれんを起こしたことがある。急性アルコール中毒。MAO阻害剤を投与中。最近、手術を受けた。頭に外傷を受けたり、脳の病気をしたことがある。甲状腺・副腎皮質の病気がある。過去に薬物依存になったことがある。尿が出にくい、尿管の手術を受けた。急激な腹痛。胆のうが悪い、胆石がある。腸の病気がある。
・この注射を行う期間:
症状をみながら投与の期間を決めていきます。
・注射の方法:
通常、そのまま皮下又は筋肉内に注射します。麻酔の補助に使う場合は、ブドウ糖注射液や生理食塩液に混ぜて、静脈内に注射します。
・その他:
授乳中、妊娠中または妊娠の可能性がある方は申し出てください。 |
副作用について
・薬は人によって、目的の効果以外に、望ましくない作用が出る場合もあります。
◎次のような症状に気づいたら、すぐに主治医や薬剤師、看護師に申し出てください:
<薬物依存>薬への欲求が抑えられない、(中止などにより)不眠、不安があらわれる
<ショック・アナフィラキシー様症状>立ちくらみ、呼吸困難、意識低下
<呼吸抑制>息切れ、呼吸が遅くなる、不規則な呼吸
<錯乱、せん妄>考えがまとまらない、集中力の低下、時間や場所がわからない、実際には存在しないものが見えたり聞こえたりする、意識がうすれる
<痙攣>部分的または全身の筋肉がけいれんする
<無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫>唇や手足のつめが青くなる、胸の痛み、息苦しい、呼吸困難、喘鳴、しゃがれ声、のどがはれる
<麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸>吐き気、激しい腹痛、腹がはる、便秘、発熱
◆次のような症状に気づいたら、早めに主治医や薬剤師、看護師に相談してください:
◇上記のほかに次のような副作用が出ることがあります:
<不整脈>動悸、胸の痛み、めまい、<顔面潮紅>顔がほてって赤くなる、<眠気>、<不穏>落ち着きがない、<多幸感>おおきな幸福感がある、<振戦>手足のふるえ、<興奮>、<発汗>、<視調節障害>ピントが合わず見えにくい、<口渇>のどのかわき、<発疹>、<そう痒感>かゆみ、<排尿障害>尿が出にくい
・他にもからだの異常を感じたら、主治医や薬剤師、看護師に相談してください。 |
注射のあとに注意していただくこと
・眠気、めまいが起こることがありますので、車の運転や危険をともなう機械の操作などは避けてください。
・この薬を使っているときは、酒などのアルコール類は飲まないでください。 |
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