7(44)
196(58)
55(42)
64(54)
92(46)
132(61)
中央値(月)
(95%信頼区間)
6.2
(4.9, 6.9)
3.5
(2.9, 4.2)
7.0
(6.2, 8.8)
5.6
(3.4, 6.3)
4.9
(4.2, 6.3)
2.9
(2.8, 3.5)
ハザード比
(95%信頼区間)
0.55
(0.44, 0.69)
0.55
(0.38, 0.81)
0.54
(0.41, 0.72)
p値注1)
<0.0001
0.0019
<0.0001
生存期間
死亡患者数(%)
51(15)
84(25)
12(9)
24(20)
39(20)
60(28)
ハザード比
(95%信頼区間)
0.57
(0.40, 0.81)
0.39
(0.19, 0.81)
0.65
(0.43, 0.97)
p値注1)
<0.05
<0.05
<0.05
注1)無作為化の層別因子により調整したLog-rank検定でのp値
331例中324例(97.9%)に副作用が認められた。主な副作用[10%以上を記載]は、下痢[173例52.3%]、悪心[172例52.0%]、疲労[131例39.6%]、血小板減少[109例32.9%]、食欲不振[100例30.2%]、便秘[99例29.9%]、嘔吐[96例29.0%]、末梢性ニューロパチー[93例28.1%]、発熱[67例20.2%]、錯感覚[65例19.6%]、無力症[64例19.3%]、貧血[63例19.0%]、頭痛[62例18.7%]、発疹[61例18.4%]、筋骨格痛[61例18.4%]、好中球減少[59例17.8%]、腹痛[54例16.3%]、呼吸困難[42例12.7%]、感染[39例11.8%]、末梢性感覚ニューロパチー[38例11.5%]であった。[5. 参照],[7.3 参照]
17.1.2 海外第Ⅲ相試験(MMY3002試験)
造血幹細胞移植の適応とならない未治療の多発性骨髄腫に対する海外第Ⅲ相試験(MMY3002試験)における成績概要は以下のとおりであった。
造血幹細胞移植の適応とならない未治療の多発性骨髄腫患者を対象とする無作為化非盲検群間比較試験において、メルファラン9mg/m2とprednisone※60mg/m2の併用療法(MP療法)とMP療法にボルテゾミブ注1)(静脈内投与)1.3mg/m2を上乗せしたMPB療法を比較した。腫瘍増殖抑制期間(TTP)は、MP群の15.0ヵ月(中央値)に対して、MPB群で20.7ヵ月(中央値)であった。生存期間は、MP群の43.1ヵ月(中央値)に対して、MPB群では未到達であった。18) ,19)
海外第Ⅲ相試験(MMY3002試験)における有効性解析の要約
MPB
n=344
MP
n=338
TTP
イベント数(%)
101(29)
152(45)
中央値(月)(95%信頼区間)
20.7(17.6, 24.7)
15.0(14.1, 17.9)
ハザード比(95%信頼区間)
0.54(0.42, 0.70)
p値注2)
0.000002
生存期間
死亡患者数(%)
109(32)
148(44)
中央値(月)(95%信頼区間)
NE(46.2, NE)
43.1(34.8, NE)
ハザード比(95%信頼区間)
0.65(0.51, 0.84)
p値注2)
0.00084
注1)1サイクルを21日間として、ボルテゾミブ1.3mg/m2を、第1~8サイクルの第1、4、8及び11日目、第9~18サイクルの第1及び8日目に静脈内投与。
注2)無作為化の層別因子により調整したLog-rank検定でのp値
340例中331例(97.4%)に副作用が認められた。主な副作用[10%以上を記載]は、血小板減少[164例48.2%]、好中球減少[163例47.9%]、末梢性感覚ニューロパチー[148例43.5%]、悪心[134例39.4%]、下痢[119例35.0%]、神経障害性疼痛[117例34.4%]、貧血[109例32.1%]、白血球減少[108例31.8%]、嘔吐[87例25.6%]、疲労[85例25.0%]、リンパ球減少[78例22.9%]、便秘[77例22.7%]、食欲不振[70例20.6%]、腹痛[63例18.5%]、感染[59例17.4%]、発熱[55例16.2%]、無力症[54例15.9%]、発疹[48例14.1%]、錯感覚[41例12.1%]、筋骨格痛[41例12.1%]、帯状疱疹[40例11.8%]、不眠症[35例10.3%]であった。[5. 参照],[7.3 参照]
※:国内未承認
17.1.3 国際共同第Ⅲ相試験(MMY3007試験)
造血幹細胞移植の適応とならない未治療の多発性骨髄腫に対する国際共同第Ⅲ相試験(MMY3007試験)における成績概要は以下のとおりであった。
造血幹細胞移植の適応とならない未治療の多発性骨髄腫患者680例(日本人患者24例を含む)を対象とする無作為化非盲検群間比較試験において、ボルテゾミブ注1)1.3mg/m2(皮下又は静脈内投与)、メルファラン9mg/m2及びプレドニゾロン又はprednisone※60mg/m2の併用療法(MPB療法)とMPB療法にダラツムマブ(遺伝子組換え)16mg/kgを上乗せしたDMPB療法を比較した。主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)は、DMPB群では未到達、MPB群で17.9ヵ月(中央値)(95%信頼区間:16.1~19.8)であり、DMPB群で統計学的に有意な延長を示した[ハザード比:0.51、95%信頼区間:0.39~0.67、p<0.0001注2)]。20)
注1)1サイクルを21日間として、ボルテゾミブ1.3mg/m2を、第1~2サイクルの第1、4、8及び11日目、第3~18サイクルの第1及び8日目に皮下又は静脈内投与。
注2)無作為化の層別因子により調整したLog-rank検定でのp値
※:国内未承認
333例(日本人11例を含む)中250例(75.1%)に副作用が認められた。主な副作用[10%以上を記載]は、血小板減少[115例34.5%]、好中球減少[104例31.2%]、末梢性感覚ニューロパチー[92例27.6%]、貧血[39例11.7%]であった。[5. 参照],[7.3 参照]
17.1.4 海外第Ⅲ相試験(MMY3021試験)
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