剤
17-1薬剤名等
アザチオプリン、メルカプトプリン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を減弱することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
なお、相手薬剤が本剤の作用を増強したとの報告もある。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素を誘導する。
本剤の作用増強については、機序不明である。
17-2薬剤名等
タモキシフェンクエン酸塩、トレミフェンクエン酸塩
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素を阻害する。
17-3薬剤名等
ゲフィチニブ
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
17-4薬剤名等
エルロチニブ塩酸塩
臨床症状・措置方法
INR増加、胃腸出血等の報告があるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
17-5薬剤名等
フルタミド
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
また、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウムでは、併用中止後も、本剤の作用が遷延し、出血やINR上昇に至ったとの報告もあるので、十分注意すること。
機序・危険因子
機序不明
17-6薬剤名等
フルオロウラシル系製剤及びその配合剤:カペシタビン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
また、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウムでは、併用中止後も、本剤の作用が遷延し、出血やINR上昇に至ったとの報告もあるので、十分注意すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素CYP2C9を阻害する。
17-7薬剤名等
フルオロウラシル系製剤及びその配合剤:フルオロウラシル、テガフール、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
また、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウムでは、併用中止後も、本剤の作用が遷延し、出血やINR上昇に至ったとの報告もあるので、十分注意すること。
機序・危険因子
機序不明
17-8薬剤名等
イマチニブメシル酸塩
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
また、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウムでは、併用中止後も、本剤の作用が遷延し、出血やINR上昇に至ったとの報告もあるので、十分注意すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素CYP2C9を阻害する。
18. 薬効分類
**アレルギー用薬
18-1薬剤名等
トラニラスト
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
18-2薬剤名等
オザグレル塩酸塩水和物
臨床症状・措置方法
相互に出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血小板凝集抑制作用による。
19. 薬効分類
抗生物質製剤
19-1薬剤名等
アミノグリコシド系
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の腸内細菌抑制作用によりビタミンK産生が抑制される。
19-2薬剤名等
クロラムフェニコール系
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の腸内細菌抑制作用によりビタミンK産生が抑制される。
19-3薬剤名等
セフェム系
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の腸内細菌抑制作用によりビタミンK産生が抑制される。
19-4薬剤名等
テトラサイクリン系
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の腸内細菌抑制作用によりビタミンK産生が抑制される。
19-5薬剤名等
ペニシリン系
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の腸内細菌抑制作用によりビタミンK産生が抑制される。
19-6薬剤名等
マクロライド系:エリスロマイシン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素を阻害する。
19-7薬剤名等
マクロライド系:アジスロマイシン、テリスロマイシン等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
20. 薬効分類
抗結核剤
20-1薬剤名等
リファンピシン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を減弱することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素を誘導する。
20-2薬剤名等
アミノサリチル酸類:パラアミノサリチル酸カルシウム水和物等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与す |