十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子阻害作用による。
12-2薬剤名等
血液凝固阻止剤 低分子量ヘパリン:ダルテパリンナトリウム等
血液凝固阻止剤 ヘパリノイド:ダナパロイドナトリウム
臨床症状・措置方法
相互に抗凝固作用、出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子(第Xa因子等)阻害作用による。
12-3薬剤名等
血液凝固阻止剤 Xa阻害剤:フォンダパリヌクスナトリウム、エドキサバントシル酸塩水和物、リバーロキサバン、アピキサバン
臨床症状・措置方法
相互に抗凝固作用、出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子(第Xa因子)阻害作用による。
12-4薬剤名等
血液凝固阻止剤 抗トロンビン剤:アルガトロバン水和物、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩
臨床症状・措置方法
相互に抗凝固作用、出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子(トロンビン)阻害作用による。
12-5薬剤名等
血小板凝集抑制作用を有する薬剤:アスピリン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血小板凝集抑制作用による。
本剤が相手薬剤の副作用である消化管出血を助長することがある。
相手薬剤が本剤の血漿蛋白からの遊離を促進する。
12-6薬剤名等
血小板凝集抑制作用を有する薬剤:イコサペント酸エチル、オザグレルナトリウム、クロピドグレル硫酸塩、サルポグレラート塩酸塩、シロスタゾール、チカグレロル、チクロピジン塩酸塩、プラスグレル塩酸塩、ベラプロストナトリウム、リマプロスト アルファデクス等
臨床症状・措置方法
相互に出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血小板凝集抑制作用による。
12-7薬剤名等
血栓溶解剤:ウロキナーゼ、アルテプラーゼ、モンテプラーゼ等
臨床症状・措置方法
相互に出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤のフィブリン溶解作用による。
12-8薬剤名等
アンチトロンビン製剤
臨床症状・措置方法
相互に出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子の活性阻害作用による。
12-9薬剤名等
乾燥濃縮人活性化プロテインC
臨床症状・措置方法
相互に出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子(トロンビン)生成阻害作用による。
12-10薬剤名等
トロンボモデュリン アルファ
臨床症状・措置方法
相互に出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤のプロテインC活性促進を介したトロンビン生成阻害作用による。
12-11薬剤名等
バトロキソビン
臨床症状・措置方法
相互に出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の血液凝固因子(フィブリノゲン)分解作用による。
13. 薬効分類
痛風治療剤
13-1薬剤名等
アロプリノール
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素を阻害する。
13-2薬剤名等
プロベネシド
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の腎尿細管分泌を阻害し尿中排泄を低下させる。
13-3薬剤名等
ベンズブロマロン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素CYP2C9を阻害する。
14. 薬効分類
酵素製剤
14-1薬剤名等
プロナーゼ、ブロメライン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤のフィブリン溶解作用による。
15. 薬効分類
糖尿病用剤
15-1薬剤名等
スルホニル尿素系糖尿病用剤:グリベンクラミド、グリメピリド、クロルプロパミド、トルブタミド等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがある。
また、相手薬剤の血糖降下作用を増強し、低血糖症状があらわれることがある。
併用する場合には相手薬剤の作用増強及び血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素を阻害し、本剤の作用を増強する。
本剤が相手薬剤の肝代謝を阻害し、相手薬剤の作用を増強する。
16. 薬効分類
抗リウマチ剤
16-1薬剤名等
オーラノフィン
臨床症状・措置方法
動物試験でオーラノフィンの急性毒性を増強したとの報告があるので、併用に注意すること。
機序・危険因子
機序不明
16-2薬剤名等
レフルノミド
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の活性代謝物が本剤の肝薬物代謝酵素CYP2C9を阻害する。
17. 薬効分類
抗腫瘍 |