;措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
6-3薬剤名等
フィブラート系:ベザフィブラート
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の作用部位への親和性を増加させる。
6-4薬剤名等
フィブラート系:クリノフィブラート、クロフィブラート、フェノフィブラート等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
6-5薬剤名等
デキストラン硫酸エステルナトリウム
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の抗凝固(抗トロンビン)作用による。
7. 薬効分類
消化性潰瘍用剤
7-1薬剤名等
オメプラゾール
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素を阻害する。
7-2薬剤名等
シメチジン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素CYP1A2、CYP2C9、CYP3A4等を阻害する。
8. 薬効分類
鎮吐剤
8-1薬剤名等
アプレピタント、ホスアプレピタントメグルミン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を減弱することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の肝薬物代謝酵素CYP2C9を誘導する。
9. 薬効分類
ホルモン剤
9-1薬剤名等
副腎皮質ホルモン:プレドニゾロン等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を減弱又は増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が血液凝固能を亢進させ、本剤の作用を減弱する。
本剤が相手薬剤の副作用である消化管出血を助長することがある。
9-2薬剤名等
甲状腺製剤:レボチロキシンナトリウム水和物等
臨床症状・措置方法
甲状腺機能低下症の患者に相手薬剤を投与し甲状腺機能が正常化すると血液凝固能が低下し、見かけ上本剤の作用が増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤がビタミンK依存性血液凝固因子の異化を促進する。
9-3薬剤名等
抗甲状腺製剤:チアマゾール等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがある。
甲状腺機能亢進症の患者に相手薬剤を投与し甲状腺機能が正常化すると血液凝固能が亢進し見かけ上の本剤の作用が減弱することがある。
併用する場合には病態の変化に応じて血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤の副作用である低プロトロンビン血症が出血傾向を助長することがある。
甲状腺機能が亢進すると血液凝固因子の合成及び代謝亢進により本剤の作用が増強することがある。
相手薬剤投与で甲状腺機能が正常化すると、増強されていた本剤の効果が減弱することがある。
9-4薬剤名等
グルカゴン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
9-5薬剤名等
蛋白同化ステロイド:ナンドロロンデカン酸エステル等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
9-6薬剤名等
ダナゾール
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤が本剤の作用部位への親和性を増加させる。
相手薬剤がビタミンK依存性凝固因子の異化を促進する。
相手薬剤が抗凝固能を亢進するとの報告がある。
9-7薬剤名等
男性ホルモン:メチルテストステロン等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
相手薬剤がビタミンK依存性凝固因子の合成抑制あるいは分解を促進する。
10. 薬効分類
痔疾用剤
10-1薬剤名等
トリベノシド、トリベノシド・リドカイン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明
11. 薬効分類
ビタミン剤
11-1薬剤名等
ビタミンK及びビタミンK含有製剤:フィトナジオン(ビタミンK1)
臨床症状・措置方法
本剤の作用を減弱するので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
ビタミンKが本剤のビタミンK依存性凝固因子生合成阻害作用と拮抗する。
11-2薬剤名等
ビタミンK及びビタミンK含有製剤:メナテトレノン(ビタミンK2)
臨床症状・措置方法
本剤の作用を減弱するので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
ビタミンKが本剤のビタミンK依存性凝固因子生合成阻害作用と拮抗する。
11-3薬剤名等
ビタミンK及びビタミンK含有製剤:経腸栄養剤、高カロリー輸液用総合ビタミン剤等
臨床症状・措置方法
本剤の作用を減弱するので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
ビタミンKが本剤のビタミンK依存性凝固因子生合成阻害作用と拮抗する。
12. 薬効分類
抗血栓剤
12-1薬剤名等
血液凝固阻止剤:ヘパリンナトリウム、ヘパリンカルシウム
臨床症状・措置方法
相互に抗凝固作用、出血傾向を増強することがあるので、併用する場合には観察を十分に行い、相手薬剤の用量を調節するなど |