ど)がみられることがあるため、開封直前によく振って分散させてから使用すること。
(4)本剤を加温する場合は高温(70℃以上)を避け、未開封のまま湯煎にて行うこと。
3. 保存等
(1)凍結保存や室温を上回る温度下での保存は避けること。
(2)開封後は、微生物汚染及び直射日光を避け、できるだけ早めに使い切ること。やむを得ず保管する場合は、冷蔵庫に保管し、24時間以内に使い切ること。
4. その他
可塑剤としてDEHP〔di-(2-ethylhexyl)phthalate;フタル酸ジ-(2-エチルヘキシル)〕を含むポリ塩化ビニル製の栄養セット及びフィーディングチューブ等を使用した場合、 DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含まない栄養セット及びフィーディングチューブ等を使用することが望ましい。
臨床成績
経腸栄養による栄養管理を必要とする患者を対象とした多施設共同無作為化非盲検並行群間比較試験(検証的試験)を実施した2)。投与期間は移行期3日、維持期7日、維持期終了翌日の合計11日間とした。本剤群50例、対照薬(ラコールNF配合経腸用液)群50例で検討した。本剤群の維持期の1回平均投与速度は260.1±92.3mL/時間(最低108mL/時間、最高464mL/時間)であった。主要評価項目であるRapid Turnover Proteinは両群で同様に推移し、対照薬と同様の栄養管理が可能と認められた。
薬効薬理
胃瘻カテーテルを留置したラットを用い、対照薬(ラコールNF 配合経腸用液)と栄養効果を比較検討した結果、剖検日体重、臓器重量(肝臓、腎臓、脾臓、脂肪組織)、屠体重量、血液生化学指標(総蛋白、アルブミン、トリグリセリド、総コレステロール)に差は認められなかったことから、同等の栄養効果を有すると考えられた3)。
包装
イノラス配合経腸用液:
187.5mL×24パウチ
主要文献及び文献請求先
主要文献
1)Rothman K. J. et al. New Engl J Med. 1995;333(21):1369-1373.
2)社内資料(経腸栄養患者を対象とした臨床試験)
3)社内資料(薬理試験)
文献請求先
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。
株式会社大塚製薬工場 輸液DIセンター
〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-2
TEL:0120-719-814
FAX:03-5296-8400
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
販売提携
大塚製薬株式会社
東京都千代田区神田司町2-9
販売提携
株式会社大塚製薬工場
徳島県鳴門市撫養町立岩字芥原115
製造販売元
イーエヌ大塚製薬株式会社
岩手県花巻市二枚橋第4地割3-5
https://www.otsukakj.jp/med_nutrition/dikj/menu1/hoso/000938.php
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