な症状が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。また、患者及び家族等にこのような衝動制御障害の症状について説明すること。(「重大な副作用」の項参照)
4.
レボドパ含有製剤との併用によりジスキネジア等のレボドパ由来の副作用が増強されることがあるため、このような症状が認められた場合には、症状の程度に応じて適切な処置を行うこと。
相互作用
相互作用の概略
本剤は主として肝薬物代謝酵素CYP1A2により代謝される。
併用禁忌
(併用しないこと)
1.
薬剤名等
MAO阻害薬
セレギリン塩酸塩
エフピー
臨床症状・措置方法
高血圧クリーゼ等の重篤な副作用発現のおそれがある。本剤の投与を中止してから上記薬剤の投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置くこと。また、上記薬剤の投与を中止してから本剤の投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子
相加作用のおそれがある。
2.
薬剤名等
ペチジン塩酸塩含有製剤
ペチロルファン
トラマドール塩酸塩
トラマール
タペンタドール塩酸塩
タペンタ
臨床症状・措置方法
セロトニン症候群等の重篤な副作用発現のおそれがある。本剤の投与を中止してから上記薬剤の投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置くこと。また、トラマドール塩酸塩の投与を中止してから本剤の投与を開始するまでに、2~3日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子
機序は不明である。
3.
薬剤名等
三環系抗うつ薬
アミトリプチリン塩酸塩
トリプタノール
アモキサピン
アモキサン
イミプラミン塩酸塩
トフラニール
クロミプラミン塩酸塩
アナフラニール
ドスレピン塩酸塩
プロチアデン
トリミプラミンマレイン酸塩
スルモンチール
ノルトリプチリン塩酸塩
ノリトレン
ロフェプラミン塩酸塩
アンプリット
臨床症状・措置方法
他のMAO-B阻害薬との併用により、高血圧、失神、不全収縮、発汗、てんかん、動作・精神障害の変化及び筋強剛等の副作用があらわれ、さらに死亡例も報告されている。本剤の投与を中止してから上記薬剤の投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置くこと。また、上記薬剤の投与を中止してから本剤の投与を開始するまでに、2~3日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子
機序は不明であるが、相加・相乗作用のおそれがある。
4.
薬剤名等
四環系抗うつ薬
マプロチリン塩酸塩
ルジオミール
ミアンセリン塩酸塩
テトラミド
セチプチリンマレイン酸塩
テシプール
臨床症状・措置方法
他のMAO-B阻害薬との併用により、高血圧、失神、不全収縮、発汗、てんかん、動作・精神障害の変化及び筋強剛等の副作用があらわれ、さらに死亡例も報告されている。本剤の投与を中止してから上記薬剤の投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置くこと。また、上記薬剤の投与を中止してから本剤の投与を開始するまでに、2~3日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子
機序は不明であるが、相加・相乗作用のおそれがある。
5.
薬剤名等
選択的セロトニン再取り込み阻害薬
フルボキサミンマレイン酸塩
ルボックス
デプロメール
パロキセチン塩酸塩水和物
パキシル
塩酸セルトラリン
ジェイゾロフト
エスシタロプラムシュウ酸塩
レクサプロ
臨床症状・措置方法
セロトニン症候群等の重篤な副作用発現のおそれがある。本剤の投与を中止してから上記薬剤の投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置くこと。また、上記薬剤の投与を中止してから本剤の投与を開始するまでに、フルボキサミンマレイン酸塩は少なくとも7日間、パロキセチン塩酸塩水和物、塩酸セルトラリン及びエスシタロプラムシュウ酸塩は少なくとも14日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子
セロトニン再取り込み阻害作用により、脳内のセロトニン濃度が高まるおそれがある。
6.
薬剤名等
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
ミルナシプラン塩酸塩
トレドミン
デュロキセチン塩酸塩
サインバルタ
ベンラファキシン塩酸塩
イフェクサー
臨床症状・措置方法
重篤な副作用発現のおそれがある。本剤の投与を中止してから上記薬剤の投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置くこと。また、上記薬剤の投与を中止してから本剤の投与を開始するまでに、ミルナシプラン塩酸塩は2~3日間、デュロキセチン塩酸塩は少なくとも5日間、ベンラファキシン塩酸塩は少なくとも7日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子
モノアミン神経伝達物質の分解が抑制され、脳内のモノアミン総量が増加するおそれがある。
7.
薬剤名等
選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
アトモキセチン塩酸塩
ストラテラ
臨床症状・措置方法
重篤な副作用発現のおそれがある。本剤の投与を中止してから上記薬剤の投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置くこと。また、上記薬剤の投与を中止してから本剤の投与を開始するまでに少なくとも14日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子
モノアミン神経伝達物質の分解が抑制され、脳内のモノアミン総量が増加するおそれがある。
8.
薬剤名等
ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬
ミルタザピン
レメロン
リフレックス
臨床症状・措置方法
セロトニン症候群等の重篤な副作用発現のおそれがある。本剤の投与を中止してから上記薬剤の投与を開始するまでに、少なくとも14日間の間隔を置くこと。また、上記薬剤の投与を中止してから本剤の投与を開始するまでに少なくとも14日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子
脳内ノルアドレナリン、セロトニンの神経伝達が増強され、脳内のモノアミン総量が増加するおそれがある。
併用注意
(併用に注意すること)
1. 薬剤名等
トラゾドン塩酸塩
臨床症状・措置方法
トラゾドン塩酸塩の中止直後に本剤を投与又は併用する場合には、脳内セロトニン濃度が高まるおそれがある。
機序・危険因子
セロトニン再取り込み阻害