x:ポリマー鎖長
y:アミノ酸100残基あたりの酢酸分子数で、15~24である。
上付き文字:グラチラマー酢酸塩中の種々のポリペプチドを構成するアミノ酸残基のモルパーセントの範囲を表し、これらのアミノ酸残基の配列は異なる。
分子量
グラチラマー酢酸塩構成物の平均分子量は5,000~9,000で、少なくとも68%の分子は分子量が2,500~20,000である。
性状
グラチラマー酢酸塩は白色~微帯黄白色の凍結乾燥品である。
取扱い上の注意
【注意】
(1)
凍結を避け、外箱に入れて2~8℃で保存すること。
(2)
開封後も光を遮り保存すること。
(3)
使用時にはブリスターに入れたまま室温に戻して使用すること。
(4)
溶液中に不溶性微粒子がある場合は使用しないこと。
(5)
本剤は単回使用のため、再滅菌・再使用せず、使用済みのプレフィルドシリンジは適切に廃棄すること。
承認条件
1.
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
2.
国内での治験症例が極めて限られていることから、製造販売後、一定の症例に係るデータが集積されるまでの間は、全症例を対象とした使用成績調査を実施することにより、本剤使用患者の背景情報を把握するとともに、本剤の安全性及び有効性に関するデータを早期に収集し、本剤の適正使用に必要な措置を講じること。
3.
2.の製造販売後調査について、承認のあった日後4年(以下、「中間報告期間」という。)までのデータを1.の医薬品リスク管理計画に基づいて取りまとめ、その結果を中間報告期間を経過した日から起算して3月以内に規制当局に提出すること。
包装
1シリンジ×7
主要文献及び文献請求先
主要文献
1)
グラチラマー酢酸塩の分布と代謝に関する検討(社内資料)
2)
グラチラマー酢酸塩の薬物動態試験成績(社内資料)
3)
グラチラマー酢酸塩の臨床試験成績(社内資料)
4)
Comi G. et al. : Ann Neurol., 49 : 290, 2001.
5)
Johnson K.P. et.al. : Neurology, 50 : 701, 1998.
6)
Lalive PH et al. : CNS Drugs, 25 : 401, 2011.
文献請求先・製品情報お問い合わせ先
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。
武田薬品工業株式会社 くすり相談室
〒103-8668 東京都中央区日本橋二丁目12番10号
フリーダイヤル 0120-566-587
受付時間 9:00~17:30(土日祝日・弊社休業日を除く)
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
製造販売元
武田薬品工業株式会社
〒540-8645 大阪市中央区道修町四丁目1番1号
提携
Teva Pharmaceutical Industries Ltd.
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3999440G1024_1_04/