**循環器
頻度不明※
低血圧
**呼吸器
頻度不明※
息切れ、胸水貯留
**皮膚
頻度不明※
蕁麻疹、発疹、紅斑、そう痒症
**代謝・栄養
(5%以上(発現件数率))
高コレステロール血症、高トリグリセライド血症
**代謝・栄養
(5%未満(発現件数率))
低マグネシウム血症、代謝性アルカローシス、食欲不振、低蛋白血症、高血糖、肥満
**代謝・栄養
頻度不明※
低カリウム血症、低ナトリウム血症、低カルシウム血症、低リン血症、高乳酸血症、アミノ酸や水溶性ビタミン等の喪失、脱水
**その他
(5%未満(発現件数率))
除水不良、ヘルニア、陰嚢水腫
**その他
頻度不明※
発熱、筋肉痛、筋骨格痛、浮腫、倦怠感
副作用が認められた場合には、投与の中止等必要に応じて適切な処置を行うこと。
※頻度不明の副作用は、本剤の臨床試験及び市販後調査では認められなかったが、類薬で認められた副作用及び本剤の配合成分組成あるいは作用から予期される副作用を記載した。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦・産婦・授乳婦に対する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、産婦あるいは授乳婦には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
適用上の注意
1.
静脈内に投与しないこと。
2.
下痢、腹痛、悪寒等の予防のため、本剤をあらかじめ体温程度に温めてから注入すること。
3.
本剤はカリウムを含まないため、血清カリウム値が正常あるいは低値の場合、またジギタリス治療中の患者では症状に応じて本剤中のカリウム濃度が1~4mEq/Lになるよう補正して使用すること。
取扱い上の注意
1.
誤用を避けるため、他の外箱カートンへ入れ替えないこと。
2.
幼児の手の届かないところへ保管すること。
3.
外袋は水蒸気の過度の透過を防ぐためのものであるため、万一破れている場合は使用しないこと。
4.
*バッグは軟らかいプラスチック製のため、液漏れの原因となることから鋭利なもの等で傷つけないよう取扱いに注意すること。冬期等の低温下ではバッグが破損しやすくなるので注意すること。また、高所から落とすと破損する場合があるので、取扱いに注意すること。
5.
外袋内に水滴が観察されるが、蒸気滅菌の為であり、液漏れによるものではない。
6.
フランジブルシールは折れやすいので取扱いに注意すること。また、使用前に折れている場合は使用しないこと。
7.
ポートやチューブをバッグからはがす時に、バッグを破り、液漏れを起こすおそれがあるので丁寧にはがすこと。
8.
バッグにスパイクを挿入する際に、ポートを突き破ることがないように注意して行うこと。
9.
低温で注液をすると腹痛を起こすおそれがあるため、製品は専用の医療用加温器を用いて、体温程度に用時加温すること。
10.
注液準備手順及びツインバッグ操作方法の概略(詳細については必ず対象医療機器の取扱説明書及び操作手順マニュアルを参照のこと)
(1)
交換準備がすべて整ってから、外袋を破って開封し、本剤を取り出す。
(2)
液が無色~微黄色の澄明で異常が認められないこと、及び各部の接合が完全であることを確認すること。そうでない場合は無菌性が損なわれているおそれがあるので使用しないこと。
(3)
使用前に上室液と下室液の隔壁が開通していないことを確認すること。開通が認められる場合は使用しないこと。
(4)
使用直前に隔壁を開通させ、上室液と下室液の2液をよく混合すること。
(5)
その際、バッグを押して漏れの有無を調べること。また、同時にチューブに亀裂がないか確認すること。万一漏れやチューブの亀裂がみられる場合には無菌性が損なわれているおそれがあるので使用しないこと。
(6)
混合後は速やかに使用すること。
(7)
万一誤って下室液のみを注入した場合は、速やかに排液し、新しい透析液バッグを準備し、上室液と下室液の2液をよく混合し再注入した後、病院に連絡すること。
(8)
**容器下部の注入口から保護キャップを取り除き、患者側チューブ又は対象医療機器の注・排液セットと接続する。
(9)
バッグ上部の穴を用いて、容器をつり下げ注液する。
(10)
ツインバッグの注・排液方法は次のとおり行う。
患者側の接続チューブ先端のキャップを外す。本品の接続チューブコネクターを患者側の接続チューブ先端と接続する。腹腔内貯留液を本品の排液側チューブ経由で排液バッグに排出する。排出後、患者側の接続チューブをクランプし、本品の薬液充填バッグの液流出口のフランジブルシールを開放し、新しい透析液で回路内を洗浄し、排液側チューブ経由で排液バッグに流す。その際、チューブの亀裂や漏れがみられる場合には、使用を中止し、医師又はその他医療従事者に連絡すること。
次に、本品の排液側チューブをクランプし、患者側の接続チューブのクランプを外して、新しい透析液を腹腔内に注入する。注入後患者側の接続チューブと本品の接続チューブコネクターとの接続を外す。患者側の接続チューブ先端にキャップを取り付けて交換操作を完了する。
11.
在宅医療にて本品を使用する場合は以下の注意事項を参考にすること。
(1)
バッグの交換操作はマニュアルに従って行わせること。
(2)
トラブル発生時の対処法は、次の表を参考にすること。
トラブル
フランジブルシール開放後の透析液バッグ及びチューブの亀裂又は液漏れ
対処法
直ちにクランプを閉め、新しいキャップをして、医師又はその他医療従事者に連絡し、指示を受けてください。
トラブル
接続部及びチューブの亀裂又は液漏れ
対処法
直ちに亀裂又は液漏れの発生部分より、患者側に近い接続チューブを2又は3ヵ所しばり、医師又はその他医療従事者に連絡し、指示を受けてください。
包装
ダイアニール-N PD-2 1.5腹膜透析液 シングルバッグ 1,000mL 1.5Lバッグ 8
ダイアニール-N PD-2 1.5腹膜透析液 シングルバッグ 1,500mL 1.5Lバッグ 6
ダイアニール-N PD-2 1.5腹膜透析液 シングルバッグ 2,000mL 2.0Lバッグ 4
ダイアニール-N PD-2 1.5腹膜透析液 シングルバッグ 2,500mL 2.5Lバッグ 4
ダイアニール-N PD-