有用性が確認されている。
(5) 外科・整形外科領域感染症
ブドウ球菌属等による外科・整形外科領域感染症に対する有効率は次の表のとおりである。
(表「外科・整形外科領域感染症に対する臨床成績」参照。)
(6) 胆道感染症
大腸菌、肺炎桿菌、エンテロバクター属等による胆道感染症に対する有効率は次の表のとおりである。
(表「胆道感染症に対する臨床成績」参照。)
(7) 耳鼻咽喉科領域感染症
ブドウ球菌属等による耳鼻咽喉科領域感染症に対する有効率は次の表のとおりである。
(表「耳鼻咽喉科領域感染症に対する臨床成績」参照。)
また、化膿性中耳炎を対象にした二重盲検比較試験で有用性が確認されている。
(8) 眼科領域感染症
ブドウ球菌属等による眼科領域感染症に対する有効率は次の表のとおりである。
(表「眼科領域感染症に対する臨床成績」参照。)
(9) 腸管感染症
赤痢菌、カンピロバクター属等による腸管感染症に対する有効率は次の表のとおりである。
(表「腸管感染症に対する臨床成績」参照。)
また、腸管感染症を対象にした二重盲検比較試験で有用性が確認されている。
(10) 歯科・口腔外科領域感染症
ペプトストレプトコッカス属等による歯科・口腔外科領域感染症に対する有効率は次の表のとおりである。
(表「歯科・口腔外科領域感染症に対する臨床成績」参照。)
(11) ハンセン病5)
ハンセン病患者を対象にした使用成績調査45例の有効率は95.6%(43/45例)であった。
呼吸器感染症に対する臨床成績
疾患名 有効率(%)〔有効症例/総症例〕
咽頭・喉頭炎 81.3〔74/91〕
扁桃炎 98.6〔69/70〕
急性気管支炎 81.1〔107/132〕
肺炎 80.3〔102/127〕
慢性呼吸器病変の二次感染 77.9〔311/399〕
慢性気管支炎 82.4〔150/182〕
気管支拡張症(感染時) 80.8〔80/99〕
びまん性汎細気管支炎 70.0〔56/80〕
慢性呼吸器疾患の二次感染 65.8〔25/38〕
計 81.0〔663/819〕
尿路・性器感染症に対する臨床成績
疾患名 有効率(%)〔有効症例/総症例〕
膀胱炎 87.6〔968/1,105〕
急性膀胱炎 94.6〔579/612〕
慢性膀胱炎 78.9〔389/493〕
腎盂腎炎 74.1〔189/255〕
急性腎盂腎炎 95.4〔62/65〕
慢性腎盂腎炎 66.8〔127/190〕
前立腺炎(急性症、慢性症) 81.6〔40/49〕
精巣上体炎(副睾丸炎) 88.9〔8/9〕
尿道炎 85.7〔432/504〕
淋菌性尿道炎 100.0〔78/78〕
非淋菌性尿道炎 85.7〔54/63〕
クラミジア性尿道炎 82.6〔300/363〕
計 85.2〔1,637/1,922〕
産婦人科領域感染症に対する臨床成績
疾患名 有効率(%)〔有効症例/総症例〕
子宮頸管炎 90.2〔166/184〕
バルトリン腺炎 91.4〔32/35〕
子宮内感染 93.4〔71/76〕
子宮付属器炎 91.2〔31/34〕
計 91.2〔300/329〕
皮膚科領域感染症に対する臨床成績
疾患名 有効率(%)〔有効症例/総症例〕
表在性皮膚感染症(毛のう炎) 84.6〔33/39〕
深在性皮膚感染症(せつ、せつ腫症 等) 91.8〔112/122〕
リンパ管・リンパ節炎 100.0〔14/14〕
慢性膿皮症(皮下膿瘍、汗腺炎 等) 82.1〔142/173〕
計 86.5〔301/348〕
外科・整形外科領域感染症に対する臨床成績
疾患名 有効率(%)〔有効症例/総症例〕
外傷・熱傷及び手術創等の二次感染 72.6〔45/62〕
乳腺炎 75.0〔12/16〕
肛門周囲膿瘍 75.0〔9/12〕
計 73.3〔66/90〕
胆道感染症に対する臨床成績
疾患名 有効率(%)〔有効症例/総症例〕
胆嚢炎 78.8〔26/33〕
胆管炎 71.2〔42/59〕
計 73.9〔68/92〕
耳鼻咽喉科領域感染症に対する臨床成績
疾患名 有効率(%)〔有効症例/総症例〕
中耳炎 70.2〔40/57〕
副鼻腔炎 71.1〔32/45〕
計 70.6〔72/102〕
眼科領域感染症に対する臨床成績
疾患名 有効率(%)〔有効症例/総症例〕
涙嚢炎 87.5〔14/16〕
麦粒腫 100.0〔44/44〕
瞼板腺炎 97.6〔41/42〕
角膜炎(角膜潰瘍を含む) 85.7〔18/21〕
角膜炎 100.0〔9/9〕
角膜潰瘍 75.0〔9/12〕
計 95.1〔117/123〕
腸管感染症に対する臨床成績
疾患名 有効率(%)〔有効症例/総症例〕
感染性腸炎 99.1〔107/108〕
細菌性赤痢 100.0〔38/38