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キプレス錠5mg/キプレス錠10mg/キプレスOD錠10mg(商标名:KIPRES Tablets, KIPRES OD Tablets)(四)
2018-01-18 04:59:42 来源: 作者: 【 】 浏览:3103次 评论:0
9;hr/mL)と比較して有意差はなかった6)。

2)
軽度から中等度の肝機能障害のある肝硬変患者にモンテルカストフィルムコーティング錠10mgを単回経口投与したとき、4.0時間後にCmax 313ng/mLに達し、t1/28.6時間で消失した。t1/2は健康成人の4.7時間に比べて遅くなり、AUC0-∞は2248.7±812.1ng・hr/mLから3167.2±1300.5ng・hr/mLに41%増加した7)。

3)
健康成人における生物学的利用率は、58~67%であった8)。

2. 分布
モンテルカストのヒト血漿蛋白との結合率は99.6%であった。モンテルカストは生理的な濃度のアルブミン及びα1-酸性糖蛋白質の両方に99%以上結合した9)。

3. 代謝
ヒトにおけるモンテルカストの主要代謝物は側鎖メチル基の水酸化体及びベンジル位メチレン基の水酸化体であった。これら代謝物の生成にはそれぞれチトクロームP450(CYP)の分子種であるCYP2C8/2C9及び3A4が関与しており、CYP2C8がモンテルカストの主要代謝酵素であった。更に側鎖メチル基の水酸化体はカルボン酸体まで酸化的代謝を受けることが確認されている。In vitro試験により治療時の血漿中濃度では、モンテルカストはCYP3A4、2C9、1A2、2A6、2C19又は2D6を阻害しないことが示された10~13)。

また、in vitro試験によりモンテルカストはCYP2C8を阻害することが示されたが、in vivoにおいてはモンテルカストは主にCYP2C8で代謝される代表的な薬剤であるロシグリタゾンとの臨床薬物相互作用試験で、CYP2C8を阻害しないことが示された(外国試験成績 参考)14)。したがって、モンテルカストはCYP2C8で代謝される薬剤(パクリタキセル等)の代謝に影響を及ぼさないと考えられる。

4. 排泄

(1) 国内試験成績
健康成人にモンテルカストカプセル剤400mgを単回経口投与したとき尿中に未変化体は検出されなかった4)。

(2) 外国試験成績(参考)
健康成人に14C標識モンテルカストカプセル剤102mgを単回経口投与した後5日間の糞中及び尿中放射能排泄率はそれぞれ約86%及び0.1%であった15)。

5. 他剤との併用(外国試験成績 参考)

(1) フェノバルビタール16)
健康成人にフェノバルビタール100mg(14日間反復)を経口投与したとき、モンテルカストフィルムコーティング錠10mg(単回)を経口投与により併用するとモンテルカストのAUC0-∞は約40%減少した。

(2) テオフィリン17)
健康成人にモンテルカストカプセル剤を高用量(200mgを1日1回6週間反復あるいは1日3回8日間反復)で経口投与し、テオフィリンの経口投与(250mg単回)あるいは静脈内投与(5mg/kg単回)を併用したとき、血漿中テオフィリン濃度の低下が認められたが、モンテルカストフィルムコーティング錠10mg(10日間反復)の経口投与とテオフィリン5mg/kg(単回)の静脈内投与の併用では血漿中テオフィリン濃度の変化は認められなかった。

(3) プレドニゾン、プレドニゾロン 
健康成人にモンテルカストカプセル剤200mg(6週間反復)とプレドニゾン20mg(単回)を経口投与により併用したとき、プレドニゾンのAUC0-∞がプラセボ群と比較して有意に低下したが、同一被験者のモンテルカストカプセル剤200mg投与前後の比較では変化はなく、活性代謝物であるプレドニゾロンの薬物動態も変化はなかった。また、健康成人にモンテルカストカプセル剤200mg(6週間反復)とプレドニゾロン20mg(単回)を静脈内投与により併用したとき、プレドニゾン及びプレドニゾロンの薬物動態はいずれも影響を受けなかった。

(4) 経口避妊薬18)(エチニルエストラジオール35μg/ノルエチンドロン1 mg)
健康成人にモンテルカストカプセル剤100mg(8日間反復)と経口避妊薬(エチニルエストラジオール35μg/ノルエチンドロン1mg単回)を経口投与により併用したとき、エチニルエストラジオール及びノルエチンドロンの薬物動態はいずれも影響を受けなかった。

(5) ジゴキシン19)
健康成人にモンテルカストフィルムコーティング錠10mg(7日間反復)とジゴキシン0.5mg(単回)を経口投与により併用したとき、免疫反応性ジゴキシンの薬物動態は影響を受けなかった。

(6) ワルファリン20)
健康成人にモンテルカストフィルムコーティング錠10mg(7日間反復)とワルファリン30mg(単回)を経口投与により併用したとき、ワルファリンの血漿中総薬物濃度は影響を受けなかった。また、プロトロンビン時間への影響もなかった。

注):成人の気管支喘息における承認用量は1回10mgである。成人のアレルギー性鼻炎における承認用量は1回5~10mgである。

薬物動態の表

表1 健康成人における薬物動態パラメータ

 投与量
(mg)  Tmax
(hr)  Cmax
(ng/mL)  t1/2
(hr)  AUC0-∞
(ng・hr/mL) 
2  2.8±0.9  108±23.1  4.34±0.76  753±242 
10  3.9±1.5  526±138  4.57±0.39  3840±906 
50  3.6±1.2  2550±1250  4.63±0.41  19100±7910 

表2 健康成人における薬物動態パラメータ(空腹時)
飲水  n  Cmax(ng/mL)  AUC0-t(ng・hr/mL)  Tmax
(hr)  t1/2
(hr) 
OD錠10mg
(算術平均
±標準偏差)  なし  120  588±129  3917±1001  2.4±1.1  4.6±2.4 
OD錠10mg
(算術平均
±標準偏差)  あり  119  531±138  3638±1036  2.1

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