bsp; 87.0% 84.3% 86.9% 86.8%
原発巣治癒切除後の結腸癌 StageII
(451/448例) P=0.2286注2) P=0.2286注2) P=0.986注2) P=0.986注2)
注1)オキサリプラチン85mg/m2(体表面積)を第1日に、ホリナート200mg/m2(体表面積)、フルオロウラシル急速静脈内投与400mg/m2(体表面積)、フルオロウラシル静脈内持続投与600mg/m2(体表面積)をそれぞれ第1、2日に投与することを2週毎に繰り返す(12サイクル)。
注2)log-rank検定。
表7
疾患名 ITT解析対象
(XELOX法注1)/5-FU/LV法注2)) 3年無病生存率
(主要評価項目)
XELOX法注1) 3年無病生存率
(主要評価項目)
5-FU/LV法注2) 5年全生存率
(副次的評価項目)
XELOX法注1) 5年全生存率
(副次的評価項目)
5-FU/LV法注2)
原発巣治癒切除後の結腸癌 全例
(944/942例) 71% 67% 78% 74%
原発巣治癒切除後の結腸癌 全例
(944/942例) P=0.0045注3) P=0.0045注3) P=0.1486注3) P=0.1486注3)
注1)オキサリプラチン130mg/m2(体表面積)を第1日に点滴投与し、カペシタビン1,000mg/m2を1日2回14日間連日経口投与することを3週毎に繰り返す(8サイクル)。
注2)ホリナート急速静脈内投与20mg/m2(体表面積)、フルオロウラシル急速静脈内投与425mg/m2(体表面積)をそれぞれ第1~5日に投与することを4週毎に繰り返し、6サイクル行う。または、ホリナート静脈内点滴投与500mg/m2(体表面積)、フルオロウラシル急速静脈内投与500mg/m2(体表面積)をそれぞれ1~6週の第1日に投与することを8週毎に繰り返す(4サイクル)。
注3)log-rank検定。
表8
疾患名 投与群 例数
(ITT) 生存期間
(主要評価項目)
中央値(月) 生存期間
(主要評価項目)
ハザード比
P値注2)
化学療法未治療の遠隔転移を有する膵癌 FOLFIRINOX法 127 10.5 0.62
P<0.001
化学療法未治療の遠隔転移を有する膵癌 GEM単独投与 128 6.9 0.62
P<0.001
注2)log-rank検定。
表9
疾患名 奏効率(有効例/適格例)
化学療法未治療の遠隔転移を有する膵癌 38.9%(14/36)
表10
疾患名 ITT解析対象
(XELOX法/経過観察群) 3年無病生存率
(主要評価項目)
XELOX法注1) 3年無病生存率
(主要評価項目)
経過観察群 5年全生存率
(副次的評価項目)
XELOX法注1) 5年全生存率
(副次的評価項目)
経過観察群
原発巣治癒切除後の胃癌 全例
(520/515例) 74% 59% 78% 69%
原発巣治癒切除後の胃癌 全例
(520/515例) ハザード比:0.56
P<0.0001注2) ハザード比:0.56
P<0.0001注2) ハザード比:0.66
P=0.0015注2) ハザード比:0.66
P=0.0015注2)
注1)オキサリプラチン130mg/m2(体表面積)を第1日に点滴投与し、カペシタビン1,000mg/m2を1日2回14日間連日経口投与することを3週毎に繰り返す(8サイクル)。
注2)層別多変量Cox比例ハザードモデル。
薬効薬理
オキサリプラチンは白金配位複合体であり、細胞内では、シュウ酸エステル配位子が水分子によって置換され、きわめて反応性に富む分子が形成される。水分子の置換により活性化された白金複合体は、DNAのさまざまな部位と反応し、DNA鎖内およびDNA鎖間に架橋を形成する。このDNA-白金付加体がDNAの複製と転写を阻害する。1)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
オキサリプラチン(Oxaliplatin)
化学名
(SP-4-2)-[(1R,2R)-Cyclohexane-1,2-diamine-κN,κN ’][ethanedioato(2-)-κO1,κO2]platinum
分子式
C8H14N2O4Pt
分子量
397.29
構造式
性状
白色の結晶性の粉末である。
水に溶けにくく、メタノールに極めて溶けにくく、アセトニトリル、エタノール(99.5)、アセトン又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
取扱い上の注意
1.
薬液が皮膚に付着した場合には、直ちに石鹸及び多量の流水で洗い流すこと。
2.
包装開封後もバイアルを箱に入れて保存すること。
3.
15℃以下での保存は推奨されない。
4. *安定性試験
最終包装製品を用いた長期保存試験(25℃、相対湿度60%、3年間)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、オキサリプラチン点滴静注液50mg「NK」、オキサリプラチン点滴静注液100mg「NK」及びオキサリプラチン点滴静注液200mg「NK」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。2)
包装
オキサリプラチン点滴静注液50mg「NK」:1バイアル
オキサリプラチン点滴静注液100mg「NK」:1バイアル
オキサリプラチン点滴静注液200mg「NK」:1バイアル
主要文献及び文献請求先
主要文献
1)
高折修二ほか監訳:グッドマン・ギルマン薬理書,第12版,廣川書店,2192(2013)
2)
日本化薬株式会社 社内資料:安定性試験
文献請求先
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。