MIKELAN OPHTHALMIC SOLUTION 1% 2%(Carteolol Hydrochloride)卡替洛尔点眼液,ミケラン点眼液1%/ミケラン点眼液2%
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作成又は改訂年月
※※2013年6月改訂(下線部分、第14版)
※2012年4月改訂(第13版)
日本標準商品分類番号
871319
日本標準商品分類番号等
再審査結果公表年月(最新)
1991年3月
薬効分類名
緑内障・高眼圧症治療剤
承認等
販売名
ミケラン点眼液1%
販売名コード
1319701Q1021
承認・許可番号
承認番号
15900AMZ00195
商標名
MIKELAN OPHTHALMIC SOLUTION 1%
薬価基準収載年月
1984年3月
販売開始年月
1984年6月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存(外箱開封後は遮光して保存すること。)
使用期限
製造後3年(外箱等に表示。使用期限内であっても開封後は速やかに使用すること。)
組成
有効成分
1mL中カルテオロール塩酸塩10mg
添加物
ベンザルコニウム塩化物液、塩化ナトリウム(等張化剤)、リン酸二水素ナトリウム(pH調整剤)、無水リン酸一水素ナトリウム(pH調整剤)、精製水
性状
本剤は無色澄明の液で、無菌製剤である。
pH
6.2~7.2
浸透圧比
約1(生理食塩液に対する比)
販売名
ミケラン点眼液2%
販売名コード
1319701Q2028
承認・許可番号
承認番号
15900AMZ00196
商標名
MIKELAN OPHTHALMIC SOLUTION 2%
薬価基準収載年月
1984年3月
販売開始年月
1984年6月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存(外箱開封後は遮光して保存すること。)
使用期限
製造後3年(外箱等に表示。使用期限内であっても開封後は速やかに使用すること。)
組成
有効成分
1mL中カルテオロール塩酸塩20mg
添加物
ベンザルコニウム塩化物液、塩化ナトリウム(等張化剤)、リン酸二水素ナトリウム(pH調整剤)、無水リン酸一水素ナトリウム(pH調整剤)、精製水
性状
本剤は無色澄明の液で、無菌製剤である。
pH
6.2~7.2
浸透圧比
約1(生理食塩液に対する比)
一般的名称
カルテオロール塩酸塩
Carteolol Hydrochloride
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
コントロール不十分な心不全、洞性徐脈、房室ブロック(II・III度)、心原性ショックのある患者[β-受容体遮断による刺激伝導系抑制作用・心拍出量抑制作用により、これらの症状が増悪するおそれがある。]
2.
気管支喘息、気管支痙攣又はそれらの既往歴のある患者、重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者[β-受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、これらの症状が増悪するおそれがある。]
3.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
緑内障、高眼圧症
用法及び用量
通常、1%製剤を1回1滴、1日2回点眼する。なお、十分な効果が得られない場合は、2%製剤を用いて1回1滴、1日2回点眼する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
肺高血圧による右心不全の患者[心機能を抑制し症状が増悪するおそれがある。]
2.
うっ血性心不全の患者[心機能を抑制し症状が増悪するおそれがある。]
3.
コントロール不十分な糖尿病の患者[低血糖症状を起こしやすく、かつ症状をマスクしやすいので血糖値に注意すること。]
4.
糖尿病性ケトアシドーシス及び代謝性アシドーシスのある患者[アシドーシスによる心筋収縮力の抑制を増強するおそれがある。]
重要な基本的注意
全身的に吸収され、β遮断剤全身投与時と同様の副作用があらわれることがあるので、留意すること。
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
併用注意の表
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
β遮断剤
(全身投与) 全身的なβ遮断作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。 相加的にβ遮断作用を増強させる。
交感神経系に対し抑制的に作用する他の薬剤
レセルピン等 過剰の交感神経抑制を来すおそれがあるので、減量するなど注意すること。 相加的に交感神経抑制作用を増強させる。
カルシウム拮抗剤
ベラパミル塩酸塩
ジルチアゼム塩酸塩 徐脈、房室ブロック等の伝導障害、うっ血性心不全等があらわれることがある。併用する場合には用量に注意すること。 相互に作用が増強される。
アドレナリン 類薬(チモロールマレイン酸塩点眼液)でアドレナリンの散瞳作用が助長されたとの報告がある。 アドレナリンのβ作用のみが遮断され、α作用が優位になる。
副作用
副作用等発現状況の概要
調査症例3,440例中148例(4.30%)に副作用が認められている(承認時及び再審査終了時)。
本剤及びミケランLA点眼液1%・2%で報告されている副作用は次のとおりである。
以下の副作用には別途市販後に報告された頻度の算出できない副作用を含む。
重大な副作用
1. 喘息発作(頻度不明*)
喘息発作を誘発することがあるので、咳・呼吸困難等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2. 失神(頻度不明*)
高度な徐脈に伴う失神があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
3. 房室ブロック、洞不全症候群、洞停止等の徐脈性不整脈、うっ血性心不全、冠攣縮性狭心症(頻度