72時間後までに49.6±5.7%であった。
注1) n=18
〈参考:外国人データ〉
健康成人8例に[14C]-ガレノキサシンを600mg単回経口投与※したとき、尿中及び糞中にほぼ同程度の放射能回収率が得られ、投与後7日目までに尿中に41.8±6.3%、糞中に45.4±7.6%が回収された。
※:本剤の承認用量は1日1回400mgである。
6. 腎機能障害時の血中濃度(参考:外国人データ)6)
腎機能正常者、透析を必要としない重度の腎機能障害患者、血液透析(HD)施行患者及び持続式携帯腹膜透析(CAPD)施行患者に600mgを単回経口投与※したとき、Cmaxは腎機能正常者と比較し、重度の腎機能障害患者で20~52%減少した。また、AUCは透析を必要としない重度の腎機能障害患者で51%増加し、HD又はCAPD管理の重度の腎機能障害患者で1.2~21%増加した。
※:本剤の承認用量は1日1回400mgである。
(薬物動態の表5参照)
〈参考〉
低体重(40kg未満)の患者でかつ透析等を受けていない高度の腎機能障害(Ccr 30mL/min未満)の患者に400mgを反復投与したときのAUC0-24の平均は219μg・hr/mL(計算値)であった4)。
7. 肝機能障害時の血中濃度(参考:外国人データ)
肝機能正常者及び軽度、中等度又は重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類A、B又はC)に600mgを単回経口投与※したとき、Cmaxは肝機能正常者と比較した場合、中等度又は重度の肝機能障害患者でやや低下したが、軽度の肝機能障害患者では低下がみられなかった。また、AUCは肝機能正常者と比較した場合、軽度、中等度又は重度の肝機能障害患者で有意な変化はなかった。
※:本剤の承認用量は1日1回400mgである。
(薬物動態の表6参照)
薬物動態の表
表1
投与量
(mg) Cmax
(μg/mL) Tmax
(hr) AUCinf
(μg・hr/mL) t1/2
(hr)
400 8.86±2.36 1.58±0.97 118.1±17.6 12.4±1.1
平均値±S.D.
表2
投与量
(mg) 投与日 Cmax
(μg/mL) Tmax
(hr) AUC0-24
(μg・hr/mL) t1/2
(hr)
400 1日目 8.36±1.64 2.08±0.80 75.3±9.2 11.66±1.55
400 7日目 11.06±1.81 2.25±0.88 110.9±9.8 9.76±0.60
400 14日目 10.90±2.08 2.33±0.98 114.9±11.2 10.67±0.55
平均値±S.D.
表3
組織・体液
(採取時間) 血漿中濃度
(μg/mL) 組織・体液中濃度
(μg/g又はμg/mL) 血漿中濃度
に対する比
副鼻腔粘膜注1)
(2.65-3.00hr) 6.120±1.799 6.006±1.954 1.028±0.386
口蓋扁桃組織注1)
(2.75-3.33hr) 5.862±0.202 9.438±1.706 1.605±0.244
中耳粘膜注1)
(2.68-3.28hr) 5.798±2.572 5.890±3.279 1.038±0.381
唾液注2)
(2hr) 5.60±1.82 1.63±0.508 0.29±0.04
喀痰注1)
(3hr) 7.34±2.75 3.50±1.17 0.536±0.273
平均値±S.D.
注1)n=5、注2)n=14
表4
組織・体液
(採取時間) 血漿中濃度
(μg/mL) 組織・体液中濃度
(μg/g又はμg/mL) 血漿中濃度
に対する比
肺実質注1)
(4-6hr) 6.43±2.42 15.16±8.93 2.57±1.81
気管支粘膜
(2-4hr) 7.43±2.95注2) 6.10±1.05注3) 0.99±0.19注3)
肺胞マクロファージ注2)
(2.5-3.5hr) 10.0±2.8 106.1±60.3 11.15±8.16
肺胞上皮被覆液注2)
(2.5-3.5hr) 10.0±2.8 9.2±3.6 0.95±0.41
母乳注2)
(0-6hr) 8.9±2.7 3.0±0.6 0.36±0.1
平均値±S.D.
注1)n=8、注2)n=6、注3)n=3
表5
腎機能障害の程度
(Ccr:mL/min) 例数 Cmax注1)
(μg/mL) AUC注1)
(μg・hr/mL)